スウェーデン RankIV 軽戦車 Infanterikanonvagn 91
概要
Ver1.97 “Viking Fury”にて実装された90mm低圧砲を搭載するスウェーデンRankIV水陸両用歩兵砲車。水陸両用のため軽い車体と薄い装甲が特徴...なのだがVer2.9.0.52現在浮航能力が無い、水没に注意しよう。
車両情報(v2.11.0.32)
必要経費
必要研究値(RP) | 82,000 |
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車両購入費(SL) | 240,000 |
乗員訓練費(SL) | 68,000 |
エキスパート化(SL) | 240,000 |
エース化(GE) | 990 |
エース化無料(RP) | 620,000 |
バックアップ(GE) | 50 |
護符(GE) | 1,900 |
BR・報酬・修理
項目 | 【AB/RB/SB】 (初期⇒全改修完了後) |
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バトルレーティング | 7.7 / 8.0 / 8.0 |
RP倍率 | 1.84 |
SL倍率 | 1.0 / 1.5 / 2.3 |
最大修理費(SL) | 3,690⇒*** / 4,860⇒*** / 6,050⇒*** |
車両性能
項目 | 数値 |
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【AB/RB&SB】(初期⇒全改修完了後) | |
砲塔旋回速度(°/s) | 23.8⇒*** / 14.9⇒*** |
俯角/仰角(°) | -10/15 |
リロード速度(秒) (初期⇒スキルMAX+エース化) | 7.8⇒6.0 |
車体装甲厚 (前/側/後)(mm) | 12 / 12 / 8 |
砲塔装甲厚 (前/側/後)(mm) | 8 / 12 / 12 |
重量(t) | 16.3 |
エンジン出力(hp) | 511⇒577 / 292⇒330 |
2,200rpm | |
最高速度(km/h) | 71 / 64 |
実測前進~後退速度(km/h) | 64 ~ -11 / 45 ~ -10 |
最大登坂能力(°) | ***⇒*** / ***⇒*** |
視界(%) | 84 |
乗員数(人) | 4 |
暗視装置
なし
武装
名称 | 搭載数 | 弾薬数 | |
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主砲 | 90 mm Bofors cannon | 1 | 59 |
機銃 | 8 mm ksp m/36 machine gun | 2 | 4250 |
弾薬*1
主砲
名称 | 砲弾名 | 弾種 | 弾頭 重量 (kg) | 爆薬量 (kg) | 初速 (m/s) | 貫徹力(mm) | |||||
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10m | 100m | 500m | 1000m | 1500m | 2000m | ||||||
90 mm Bofors | slpsgr m/72 | HEATFS | 4.35 | 0.655 | 820 | 400 | |||||
slsgr m/72 | HE | 6.7 | 1.92 | 600 | 24 |
車両改良
Tier | 名称 | 開発費(RP) | 購入費(SL) |
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I | 履帯 | 4,800 | 7,600 |
修理キット | |||
砲塔駆動機構 | |||
II | サスペンション | 3,200 | 5,100 |
ブレーキシステム | |||
手動消火器 | |||
火砲調整 | |||
Airstrike | |||
III | フィルター | 4,500 | 7,100 |
救急セット | |||
昇降機構 | |||
Improved optics | |||
IV | 変速機 | 4,600 | 7,300 |
エンジン | |||
発煙弾発射機 | |||
砲撃支援 | |||
Laser rangefinder |
カモフラージュ
・7種類と多めの部類に入る
規定 | |
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![]() | |
条件 | - |
説明 | 標準迷彩 |
Quadricolor deforming camouflage | |
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条件 | 200GE |
説明 | Quadricolor summer deforming camouflage pattern,1979 |
Tricolor summer deforming camouflage | |
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条件 | 撃墜/撃破数910 or 200GE |
説明 | Tricolor summer deforming camouflage pattern |
Desert camouflage (late) | |
![]() | |
条件 | 撃墜/撃破数490 or 200GE |
説明 | Basic late desert camouflage |
Urban deforming camouflage | |
![]() | |
条件 | 200GE |
説明 | Urban deforming camouflage |
Tricolor winter deforming camouflage | |
[添付] | |
条件 | 撃墜/撃破数700 or 200GE |
説明 | Tricolor winter deforming camouflage pattern |
Unicolor winter camouflage | |
[添付] | |
条件 | 200GE |
説明 | Standard unicolor winter camouflage |
研究ツリー
解説
特徴
【火力】
本車の最大の特徴は火力にある。砲は90mm低圧砲と少し心許ない名前をしているが実態は400mm貫徹のHEATFSを撃ち出す凶悪なものだ。装填速度はデフォルトで7.8秒、エース化+スキルMAXで最短6.0秒であり同格の中では速い部類に入る。
さらに特筆すべきことは照準器の倍率が10.0xであることとレーザー測距儀を装備することで、これにより遠距離戦では圧倒的優位に立つことができる。
注意すべき点としては、弾速が遅く、弾道もかなり垂れるため、遠距離での偏差射撃には気を配る必要があること。車両停車時の動揺が大きめなこと等が挙げられる。
ちなみにHEATFSは初期弾扱いであるため弾代は無料、地味にありがたい。
【防御】
概要にもあった通りこの車両は浮航機能を得るため軽量車体として設計された。その結果装甲は非常に薄くなっており最厚部でも車体正面下部の高硬度圧延装甲20mmであり頼りにならない。
さらに車体サイズ自体も全長6.4m、全幅3mであり(砲塔を含めない)船体自体の全高が高いのも相まってLeopard 1等一部の第2世代MBTを超える側面投影面積を持つため注意が必要がある。
さらに前方から見て防盾の斜め下、付け根に当たる部分は実質的な装甲値が15-17mmしかなくブローニングクラスの機銃からは1,100mの距離があっても抜かれてしまう。*2ブローニングを車載機銃で持っている車両を相手にする場合は極力見つからないようにする必要があるだろう。車体側面は高硬度圧延装甲4mmということになっているが内部に均質圧延装甲8mmがあるので一応7mmクラスの機銃に耐えられる程度にはなっている。
【機動性】
機動性は良好である。エンジン馬力こそ330hpと控えめであるが16.3tという軽量な車体のおかげで20.2hp/tという数値を確保しており同格軽戦車のRu 251やType 62にこそ及ばないがChar 25t、T92よりは高いという平均的な性能となっている。ただし最高速度は58km/hであるため下り坂ではリミッターがかかってしまう。後退速度は10km/h。
また概要にもある通り水上浮航が可能となっており前進は約7km/h、後進は約4km/hで行える。現在は不可能となっている。
【総評】
400mmの高貫通HEATFSと高倍率スコープ、レーザー測距儀を搭載した遠距離戦を得意とし軽戦車としては平均的な機動力を持つ車両。軽戦車のセオリー通り敵に見つからず撃たれない運用を心がけること。偵察や狙撃で味方の支援をするなど幅広い運用ができる。
史実
「Ikv.91」(Infanterikanonvagn 91)は、国土の大半が森と湖というスウェーデンの国情に合わせて開発された水陸両用性を持つ軽戦車である。
主として偵察に用いられるが主武装として90mm戦車砲を装備しており、対戦車戦闘にも使用可能である。
水上浮航性の確保のために装甲は薄く、防御力はAPC(装甲兵員輸送車)並みでしかない。
「Infanteri」(歩兵)の名前が付く通り、防御戦主体の主力戦車Strv103に代わり歩兵部隊に付随して歩兵の脅威となる敵を排除するのが目的である。
本車の開発と生産はヘグルンド社(現BAEシステムズ・ヘグルンド社)が担当し、1969年に最初の試作車が完成し1974年には最初の先行生産型が完成している。
量産開始は1975年で、1978年までに210両がスウェーデン陸軍向けに生産された。
Ikv.91水陸両用軽戦車の車体は圧延防弾鋼板の溶接構造で操縦手席は前部左側となっており、車体前部には水上浮航用の波切り板が備えられている。
砲塔もやはり圧延防弾鋼板の溶接構造で砲塔内には右側前方に砲手、その後方に車長、左側に装填手が位置する。
主武装はボフォース社(現BAEシステムズ・ボフォース社)製の54口径90mm低圧ライフル砲KV90S73を装備しており、徹甲弾は用意されておらずHEAT(対戦車榴弾)を主用する。
90mm砲弾の搭載数は、59発となっている。
主砲の90mm砲は1960年代においては対戦車戦闘においていささか威力不足であったが、仮想敵はソ連の歩兵部隊、偵察隊のBTRやPT-76といった軽装甲車両であった為、問題とはされなかった。
砲塔もやはり圧延防弾鋼板の溶接構造で砲塔内には右側前方に砲手、その後方に車長、左側
副武装は、主砲左側に同軸機関銃としてベルギーのFN社製の7.62mm機関銃Ksp.58(FN-MAG)を装備している他、装填手用ハッチにも対空用として7.62mm機関銃Ksp.58を装備している。
7.62mm機関銃弾の搭載数は同軸、対空合わせて4,250発となっている。
照準装置は車長用に倍率10倍の潜望式サイトが、砲手用にレーザー測遠機を内蔵した倍率10倍の潜望式サイトが装備されている他、AGA社製の弾道コンピューターも搭載されている。
なお車長用キューポラは、砲塔と独立して240度の旋回が可能となっている。
砲塔の旋回と主砲の俯仰は油圧式動力機構が採用されており、主砲の安定化装置は装備されていない。
エンジンは、ヴォルヴォ・ペンタ社製のTD120A 直列6気筒液冷ターボチャージド・ディーゼル・エンジン(出力330hp)が搭載されている。
変速機はアメリカのアリソン社製のHT740Dトルク変換機付き自動変速機(前進4段/後進1段)、操向機はヘグルンド社製のクラッチ・ブレーキ式のものが搭載されており、これはヘグルンド社がスウェーデン陸軍向けに開発したPbv.302 APCに搭載されているものと共通化されている。
足周りもPbv.302 APCと共通のものが使われており、サスペンションはトーションバー(捩り棒)方式が採用されている。
水上浮航時には車体前部の波切り板を立て、操縦手用ハッチと機関室上面にダクトが取り付けられる。
水上での推進力は履帯を駆動させることによって得ており、サイドスカートが推進力の向上に役立っている。
NBC防護装置は装備しているが、暗視装置は未装備である。
なお本車の主砲を105mm低反動ライフル砲に換装したモデルも試作されており、海外に対して売り込みが図られたが採用する国は現れていない。
引用元:戦車研究室
小ネタ
本車のスコープ倍率8.0x-16.1xはBR6.7においてダントツの1位である。スウェーデン車両にはPvkv IIやPvkv m/43 (1963)など同様の8.0x-16.1xスコープを所持する車両が多い。Update 2.13.0.60にて照準器倍率が10.0xへ是正された。
外部リンク
コメント
【注意事項】
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