3月のライオン

Last-modified: 2024-04-05 (金) 11:56:50

登録日:2011-08-13 (土) 21:24:03
更新日:2024-04-05 (金) 11:56:50
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「家も無い」
「家族も無い」
「学校にも行って無い」
「友達も居無い」
「―ほらアナタの居場所なんて」
「この世の何処にも無いじゃない?」



ヤングアニマルに掲載されている将棋を題材とした漫画。サブタイトルは「~March comes in like a lion~」。
作者は『ハチミツとクローバー?』の羽海野チカ。『東のエデン?』のキャラクター原案も務めている。
既刊十六巻。

将棋監修はプロ棋士の先崎学九段(連載開始時点では八段)が担当しており、同氏は単行本でコラムも連載している。

タイトルの「3月のライオン」は、映画「月のライオン」のポスターが好きでそこから取ったとインタビューで答えている。

同誌連載のベルセルク?作者、三浦健太郎曰く、「ヤングアニマル1男らしい漫画」。
作中の将棋連盟会長で元名人の神宮寺崇徳を主人公に据えた公式スピンオフ『3月のライオン昭和異聞 灼熱の時代』も同誌にて連載中。

テレビアニメ化と実写映画化もされた。
アニメの制作はシャフト?で、監督は新房昭之。
実写映画は前後編を予定しており、17年に公開予定。監督は『るろうに剣心シリーズ?』を成功へと導いた大友啓史。


●あらすじ

下町に住む桐山零は、高校生にしてプロ棋士。
彼はある日、路上に倒れていたところを川本あかりに介抱される。

それが切っ掛けで三月町にある川本家を訪れるようになった零は、
川本家の三姉妹と親交を深め、徐々に家族のような関係を築いていく。

幼い頃から孤独だった彼は戸惑いながらもやがて彼女たちとの間に安らぎを見出だしていき、棋士として、また人間として成長していくのだった。

○登場人物

  • 桐山零(きりやま れい)

CV:河西健吾、演:神木隆之介?
主人公。史上5人目となる中学生でプロ入りした棋士。17歳で段位は五段。
幼少期に家族を事故で亡くし、父の友人であった棋士の幸田に内弟子として引き取られる。
ナイーブな性格から学校では虐めを受け、
家でも義理の家族とうまくいかなかったせいで人との付き合い方をまるで知らず、よくキョドる。
しかし不器用な中に優しさを秘めていることから、
あかり、ひなた、モモに慕われていき、自身も彼女たちの温かさに惹かれていく。
将棋のこととなると普段の装いからは信じられないほどのエゴイストに豹変する。


  • 川本あかり(かわもと‐)

CV:茅野愛衣、演:倉科カナ
川本家の長女で母親的な存在。路上に倒れていた零を拾った人物。
美人で優しい良妻賢母を地でいく女性だが、職業は意外にもホステスで、
叔母の「せっかくの美人が所帯やつれしたらもったいない」という心配から叔母が経営するスナックで働いている。
実はデブ專で、妹いわく「やせっぽちをフクフクに太らせるのが好き」。
そのせいで家には彼女が拾ってきた猫がたくさん居着いており、零を拾ったのもこの性格ゆえ。それよりもあかりさんの胸がフクフk
香子にBBA扱いされる。(実際には二十代前半と見られる描写がある)
「晩ごはん、カレーでいい?」


  • 川本ひなた(かわもと‐)

CV:花澤香菜、演:清原果耶
川本家の次女。愛称は「ひな」。
幼馴染みの高橋くんに恋する中学生らしい中学生の少女。
明朗快活でいるだけで場を賑やかにするが、好きな男子に作った弁当を渡せなかったり、
人のいないところで泣いたりするなど、年頃の繊細さも併せ持っている。
人に嫌われるタイプではないが、虐められていた友人を庇ったことが原因で自分が虐められることになってしまう。オノレェェェ(`;ω;´)
「なんか楽しいね」


  • 川本モモ(かわもと‐)

CV:久野美咲?、演:新津ちせ
天真爛漫な川本家の末娘。
まだ保育園児のため泣き虫でわがままだが、子供らしさで周りを和ませるマスコット的な存在。
祖父が営む和菓子屋で新製品を考案した際、
「和菓子に入れる物は何が良いか」との質問に「ガム」「靴」と答えるなど、独特の感性を持っている。


  • 幸田香子(こうだ きょうこ)

CV:井上麻里奈?、演:有村架純
21歳。零が引き取られた幸田氏の娘。
将棋一家に生まれたため幼い頃から将棋を差していた。
しかし零に勝てなかった為、次第に嫉妬に近い感情を零にぶつけるようになっていく。
中学二年の頃にはついに父親に奨励会をやめさせられ、それが更に零との溝を作ることになり……
「ゼロのくせに!」
しかしそれと同時に零が変わりたい、大人になりたいと強く思う理由でもあった。
将棋で負けた腹いせに対局した相手(零)へ暴力を振るったり、好きな男に対して「殺す」と発言するなど過激で直情的な気性の持ち主。
今は零のことを男性として意識していないのか、彼の前で躊躇なく裸になったりする。
「触らないで ──でも 離れないで」


  • 二階堂晴信(にかいどう はるのぶ)

CV:岡本信彦?、演:染谷将太
C級1組 四段の棋士。むっちりでフクフク。
零を「ライバル」(と書いて親友と読む)として見ていて、零にとっても刺激しあえる貴重な存在。
将棋に興味を持ったひなたにレクチャーしたのは実質彼で、
なんとニャーの絵本風教本を自作してひなたとモモ、そして読者に分かりやすく将棋を教えてくれた。
「カッコつけんな桐山っっっ!」


  • 島田開(しまだ かい)

CV:三木眞一郎?、演:佐々木蔵之介
二海堂の兄弟子でA級八段の強豪。
30歳代後半独身。面倒見が良く、二階堂の紹介で零を主催する研究会に誘った。
出身は将棋駒を名産とする山形県天童市付近の農村。
苦労人であり、実年齢よりも老けて見られる。痩身で胃痛持ちの上に頭髪がアレなことになっている。
作中では2度タイトル挑戦者になるものの獲得はできていない。


  • 宗谷冬司(そうや とうじ)

CV:石田彰、演:加瀬亮
名人を含む五冠。
中学生でプロ棋士になった後、21歳での史上最年少で名人位に就き、さらに史上初の7大タイトル独占を成し遂げた最強の棋士。
桐山は「ぼくたちの国の神さまの子供」と称する。島田と同年齢だが、宗谷の容姿は10代のときからほとんど変わらない。
ストレス性突発性難聴を抱え、たまに耳が聞こえなくなることでおかしな行動をする。しかし、周囲からは天才ゆえの奇行と受け取られており、気付いているのはごく一部の上位棋士のみ。
先崎九段曰く、モデルは全盛期の谷川浩司と羽生善治を「足して2で割っていない」キャラクターで、2人のエピソードを元にしたシーンが存在する。


  • 神宮寺崇徳(じんぐうじ たかのり)

CV:玄田哲章、演:岩松了
日本将棋連盟会長で第16世名人。
豪快で自由な人物。零がアパートを借りる際に保証人になったり、宗谷の世話を焼くなど会長らしく棋士たちの後見を行っている。
スピンオフの主人公。




ちなみに、
「マンガ大賞2011」
「第35回講談社漫画賞一般部門」
ダブル受賞作品。



「約束する」
「僕がついてる」
「一生かかってでも僕は」
「君に恩を返すよ」



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