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第73代幹部引退挨拶 / 6

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第73代OB係 川谷愛海 2024/11/17 (日) 09:45:51

お世話になっております。
第73代OB係を務めさせていただきました。
4年スナイプスキッパーの川谷愛海と申します。

まず、インカレ予選・本戦をはじめ、震災後からこの一年間、本当に多くの方々が金沢大学ヨット部を支えて下さったおかげで、最後まで目標に向かって真摯に部活動に取り組むことができました。部員一同心からの御礼を申し上げます。感謝しても感謝しきれませんが、結果で恩返しをすることもできなかったことが本当に悔しく、申し訳ない気持ちでいっぱいです。

この投稿が、自分の気持ちや思いを伝えられる最後の機会となると思いますので、正直な気持ちを書きたいと思います。長くなると思いますが最後まで読んでいただけると幸いです。

ヨット部を引退して数日経ちますが、何かに打ち込むという自分の中で当たり前だった環境がなくなって、心が空っぽな日を過ごしています。授業に卒論に車校にバイト、、、部活優先でそっちのけにしてきたやらなきゃいけないことが山程あるのに、4年間の反省ばかりだしてやり場のない気持ちに息が詰まりそうです。考え始めたら色んな感情で心がぐちゃぐちゃになり始めて最近は泣いてばかりいました。インカレが終わり、次こそいい景色を見るためのチャンスがある、改善していける機会がある、頑張れる場所がある、後輩たちが凄く凄く羨ましいです。めちゃくちゃ応援してるのでヨットにも、自分自身にも、ペアにも、チームにも、真剣に向き合って努力してほしいと心から思います。

さて、ヨット部に入部して約4年間のうち、私にはターニングポイントが3回ありました。誰のためにも何の参考にもならないかもしれませんが、記録として残しておきます。

1回目。2年生のインカレ後。2年生の時、ヨットにも乗れないし、チームでの立ち位置もよく分からず、勝ちのために自分が貢献できることも分からず、色々悩んだ結果病みました。正直ヨットもヨット部もめちゃくちゃ大嫌いでした。自分のこのどうしたらいいか分からない気持ちを上回生のせいにしました。沢山迷惑をかけてしまい、とても弱くて、未熟で、本当に情けなかったと思います。インカレが終わり、上回生からのお言葉を頂いた時、自分のことしか考えてなかった自分にようやく気づき申し訳なさでいっぱいでした。目の前のことでいっぱいいっぱいになるのではなく、俯瞰的に見てチームのために何ができるのかを考えることが大切だったと思いました。学年、レースメンバー、サポートメンバー等々、それぞれの立場で考えることや思うこと、求めること求められること、すべきことが違うくて、これが正解っていうのはなくて、皆が目標達成のためにただ必死に頑張っていたことに気づきました。(抽象的な表現ですみません)この時気づけていなければ多分そのまま辞めていました。

2回目。4年生の岩城さんとの出会い。岩城さんに毎週のように練習を見ていただけるようになってから、単純に練習することやヨットに真剣に向き合うことの楽しさが分かりました。岩城さんにとっては些細なことだったかもしれませんが、少し帆走らせ方が独特な私を、間違ってるよこうだよと型にはめて決めつけず、受け入れて長所として伸ばして下さり本当にありがとうございました。私はそれにすごく救われました。私は自分に自信がありませんでした。スタートも帆走も動作も何もかもが全て中途半端で誇れるものが無くて、何を武器に戦っていけばいいのか分かりませんでした。そんな私に光を与えてくれたのは、紛れもなく岩城さんだと思っています。軽風クローズで無双してやる。私にしかできない帆走らせ方で勝ち抜きたい。もっと努力して、長所は伸ばして、苦手は克服して、誰にも負けたくない。絶対絶対負けない。いつの間にかこういう強い気持ちをもって練習やレースに出ていました。この1年で、予選前に緊張とストレスで胃腸炎になるほどの激弱メンタルが強メンタルに成長しました。

3回目。4年生の女子イン。女子インで関西大学さんに刺激を受けました。矢田さん、松下さんが、個人遠征で2人で女子インに参加した私たちに関西大学さんたちとのパイプを繋げてくれました。気にかけて下さった矢田さんや松下さんをはじめ、選手、マネージャー、監督・コーチの方々は、温かく私たちを迎え入れて下さいました。そこで、関西大学ではない私たちの気持ちをも1つにするような一体感にすごく驚きました。誰一人気持ちが置いていかれてなくて、皆さんが勝ちに向かって目標を見据えているような雰囲気を感じ取りました。関西大学さんの集合で皆さんのやる気のボルテージがどんどん上がっていくのを感じて、勝手ながら私もやる気が湧きでて、不思議なパワーをもつ関西大学さんに憧れて集合中涙が出ました。技術面でもチーム面でも大きな影響を受け、この日から、はやく少しでも追い付きたい、追い付いてインカレで戦いたいとより一層強く思うようになりました。女子インが終わって予選まで、活動日が本当に僅かしかなかったのが悔しいですが、私の闘志は予選最終日までメラメラ燃えていました。これを読んでくれているかは分かりませんが、本当に感謝しています。ありがとうございました。

このように、私が部活動に対しての見方が大きく変わった/自分が成長したきっかけはほとんど4年生の時です。現に、私は4年生になってから心・技・体全てがめちゃくちゃに成長しました。ただ、振り返ってみると開花し始めるのが遅かったと感じます。正直まだまだ出来てたと思うし、今でもまだまだ成長の余地があると思います。だから、後輩のみんなには早いうちから自分の力で気づくことを大切にしてほしいです。部に対する不満や、嬉しいこと、感動したこと、なんでもいいのでそれを自分に昇華させて、どんどん成長していってほしいです。私もみんなに絶対負けない気概をもって新しいヨットの道へ進みます。これからも一緒に頑張ろう! ※書いてる意味がよく分からなかったらいつでも連絡してください。
長くなりましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。まとまりのない文章失礼しました。

最後になりますが、4年生をこのチームで戦えて本当に良かったです。1年生、2年生、3年生、4年生の皆、OBOGの皆様、関係者の皆様、本当にありがとうございました!
今後とも金沢大学体育会ヨット部をよろしくお願いいたします。

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