ペナトピ・Deracine版

雑記帳 / 217

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晩御飯 2023/07/17 (月) 15:53:47 修正

新・野球との関わり(20代)

大学を卒業すると、僕のチームは解散した。
だがその後も20代のうちは、ときどき野球をする機会を得ていた。
大学時代に対戦したことのあった相手チームからの誘いで、
個人的に助っ人(?)のような形での参戦だった。

出来ればセンターを守りたかったが、内野をやって欲しいと頼まれることが多かった。
二遊間、またはファーストであればすんなりこなせたと思うが、
どういう訳かサードを守って欲しいと言われることが多くて戸惑った。

単に不慣れだったと言ってしまえばそれまでだが、サードというポジションへの違和感はハンパなかった。
まずは位置取り。
これは軟式草野球ならではだろうけど、サードってすごく前のほうに守る。
「打者、近っ」という違和感はなかなかぬぐえなかった。

次に打球。
ライナー性の打球はすごくドライブがかかってることが多く、見た目以上に捕りづらいと感じた。
また引っかけた凡ゴロを処理する機会も多いが、な~んか妙な回転がかかってる気がして神経を使った。

そして決定的な違和感が、野球の見え方。
ファーストだと、投ゴロ、二ゴロ、遊ゴロ、三ゴロと、みんなが自分に向けて投げてくるので、
自分を中心に放射状に野球を見てる感覚があった。
またセンターを守ると視野が広くなり、野球を俯瞰的に見てる感覚になれた。
それはいわゆる「センターライン」と呼ばれるセカンドやショートを守っていても、ある程度は感じることができた。

ところがサードって、なんか自分だけポツンと存在してるというか、
グラウンドの隅っこのほうで、ひとり独立してプレーしてる・・みたいな独特の違和感が・・。
正直、何度守ってもあんまり楽しさを見出せないポジションだったかな・・。

打つほうは、自分のチームでやってたとき以上に活躍できたと思う。
ただ基本的には子供の頃から「打つ」より「守る」ことのほうが楽しいと感じるタイプ。
ヒットを打っても「ホッとする」気持ちのほうが強く、
それと比較すると、相手の打者や走者を「アウトにする快感」のほうが何倍も上回っていた。
その辺りの感覚は、大人になって打つことに苦手意識が無くなった以降も変わることはなかったかな。

(20代おしまい)

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