24裁判心理学

投稿の手引き / 310

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F22046 2024/11/22 (金) 10:56:15

今回の授業で学んだ浜田の供述分析は、供述の信頼性を心理学的に深く分析する点で画期的な手法だが、その適用には注意が必要だと考える。理由としては、嘘分析における「了解」は、「一般に人はこう行動するはずだ」という経験則に基づいており、解釈者の主観に依存するリスクがある。この主観性が解釈論争を引き起こし、供述の信頼性評価の客観性を損なう可能性があるからだ。「了解」や「自然さ」といった解釈者の主観に依存する部分については、補完的な客観的基準を設けるべきだと思う。また、取調べ過程の可視化や記録の透明性を高めることで、この手法の有効性をさらに向上させることができる。理由としては、取り調べを可視化することで供述が変遷した理由が供述者自身なのかそれとも取調官の誘導や圧力によるものなのか判断することができるからである。以上のことから供述分析が法廷での証拠評価に効果的に貢献するためには、心理学的な知見と法的要件を統合する取り組みが不可欠であると考える。

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    satsugakushinri 2024/11/25 (月) 17:34:09 >> 310

     「補完的な客観的基準」とは何ですか。供述は物証に支えられていることが一応原則なので、その基準が物証だと言うのなら、すでにそうなっています。「取調べ過程の可視化や記録の透明性」とありますが、可視化されていればそもそも誘導であることは明らかになりますので、誘導に依拠することを指摘する供述分析は不要に思えるのですが。
     「法的要件」の話はどこに出ているのですか。
    4点差し上げます。