5月27日 例会
『十二国記 魔性の子』小野不由美
83点
・ファンタジーだと思っていたので、ホラーで驚いた。
・たくさん人が死んでいく東洋ホラーだが恐怖感はなかった。
・一番引き込まれたのは広瀬と高里の関係であった。
・後藤と広瀬の関係もまた良かった。
・殺し方が雑なところにラノベっぽさを感じた。
・次の巻も読みたくなる。
『地球の長い午後』 ブライアン・W・オールディス
69点
・作者の発想に驚嘆させられる。想像していて疲れるが、楽しい。
・SFの古典だけあって世界観がすごい。
・他の動物との共生をもっと見てみたかった。
・植物がきれいである。
・前半と後半で展開に差があるのがネックかもしれない。
6月3日 例会
『郵便配達人 花木瞳子が盗み見る』二宮敦人
76点
・職業見学をしている気分で郵便配達の仕組みを使ったトリックは見事だった。
・叙述トリックは気づけないし、人間関係を使い方がうまかった。
・人の繋がりとつなぐ郵便の関係が良かった。
・キャラクターが良かった。特に持丸。
・主人公が好奇心旺盛かつ明るく、主人公然としていて良かった。
・盗み見るのは倫理的にアウト。
・お酒の場面が多すぎるかもしれない。
『一千一秒物語』稲垣足穂
83点
・考えるな!感じろ!な作品。好き嫌いが分かれるかもしれない。
・天体好きなことがわかる独特な文章。
・読んでいて何と言えばいいかわからない不思議な気分になる。
・月や星がよく喧嘩していて可愛らしく、メルヘンチック。コメディ感もある。
・子供の頃に読んだらもっと好きになるかもしれない。
・子供に読み聞かせしたくなる。
・作者の純粋な子供らしさが出ている。
6/10
『プシュケの涙』柴村仁
『銀河鉄道の夜』宮沢賢治
6/17
『ルー=ガルー 忌避すべき狼』京極夏彦
『転生!太宰治2 芥川賞が欲しいのです』佐藤友哉