「それでは、肝心の現状整理をしましょう。ハシグロアビさん」
先ほどの和やかなムードとは打って変わって、少し深刻な空気になる・・・
険しい表情でハシグロアビが口を開いた
「さっきまで私たちは、大型のセルリアンと戦っていたわ。とても厄介な相手よ」
「多分、今回の騒動の原因になってるのがアレで間違いないんじゃない?」
「大声で、たくさんのセルリアンを集めているみたい。森でみんながセルリアンに襲われたのも、あれが元凶と見て間違いないわ」
「ふむ・・・逆に言えば、そのセルリアンを何とかすれば今回の件は解決という事ですね」
「そうね・・・だけど話はそう簡単じゃなさそうよ」
一同、沈黙・・・
「でかいセルリアンっつったってよー、どんなやつよ?」
「大きさは・・・そうね、フレンズ6,7人分ぐらいの背丈かしら」
「しかも大きさだけじゃないんだよ。腕が4本もあって、攻撃は結構素早いの!」
「厄介なことに、腕を1本飛ばしてもまた生えて来ちゃうみたいネ」
「私たちが戦ってみて感じた大型セルリアンの特徴は・・・
・足音はでかいので見つけやすい
・特殊な声で仲間のセルリアンを呼ぶ
・部分的に破壊してもすぐに再生してしまう
・歩くのは早くないが攻撃に移ると意外と素早い
・攻撃方法は主に4本の腕
・周りの小さなセルリアンを食ってパワーアップする
「そんな、めちゃくちゃな・・・💦」
「(´ω`)チートくさい・・・」
「確かに強かった。でも、戦った感じ、大型セルリアン自体は絶対に勝てないという感じでもなかったと思うの」
「でもさ、セルリアンだったら何か弱点があるんじゃないの?」
「再生するスキを与えないほどに総攻撃するというのはどうですの!」
「周りのセルリアンさえいなければ、なんとかなりそうって気もするんだけどね・・・」
一同はう~~~ん・・・と考え込む
「ふむ、大型セルリアンと戦うチームと、周りのセルリアンを駆除するチーム二手に分かれる必要があるかもしれませんね」