近い未来
サンドスターの輝きが世界を覆い尽くす頃。
サンドスターがそびえ立つ島、ジャパリパークにとある訪問者が訪れた。
空を飛ぶ謎のフレンズの影…
???「ここがジャパリパークか… なるほど、いい島だぜ」
ザバーッ!
マイルカ「なになに~?見かけないコ~ きみはだ~れ?」
???「ああ?俺か?俺の名前は…
???「俺の名はグリフォン…
マイルカ「ぐりふぉん?聞いたことないなぁ、この辺のコ~?」
グリフォン「いいや、違う。 俺はな… 復讐する為にここに来たのさ」
~生まれた事が罪… 復讐の為… 突然パークに現れた謎のフレンズ【グリフォン】… パークの空には嵐が近づいていた…~
一方その頃さばんなちほーでは…
人気アイドルグループの嵐が来るという話題で持ちきりだった
アイドルグループ「嵐」とは…
アフリカタテガミヤマアラシ インドタテガミヤマアラシ オグロキノボリヤマアラシ
の3人で構成されるさばんなちほーで今話題沸騰中のアイドルグループである!
さばんなちほーでのライブが決まったので、彼女たちはその準備に大忙し…
アフリカタテガミヤマアラシ「誰か手伝ってほしいですぅ~~~~!!」
アフリカタテガミヤマアラシ「ふう~、猫の手も借りたいくらいですぅ~…」
グリフォン「…なら俺が手を貸してやろうか?幸い俺には猫も混じってるらしいからなぁ!!」
アフリカタテガミヤマアラシ「っ!誰ですぅ?!っきゃああああー!!!」
さばんなちほーにある会場を目指すヘラジカの一行
パンサーカメレオン「拙者達が手伝いに来たと知ったらきっと驚くでござるよ、おっ!あれでござるな」
しかしそこで一行が目にしたものは思いもよらない光景だった
オオアルマジロ「そんな…ここが会場?メチャクチャに壊れてるよ…」
ハシビロコウ「………あれ…!」
ハシビロコウは一層目を見開くと会場の一角を指差した
シロサイ「あそこに誰か倒れてますわ!」
その声を聞いたヘラジカは傍らで呆然と立ち尽くすインドタテガミヤマアラシとオグロキノボリヤマアラシには目もくれず、ぐったりするアフリカタテガミヤマアラシを抱き起こす
ヘラジカ「おいっヤマアラシ!しっかりしろ!ヤマアラシィーーーーーっ!!」
今にも雨が降りだしそうな空に悲痛な叫びだけが響いていた
じゃんぐるちほーにて…
グリフォン「クソッ なんでこんなにセルリアンが多いんだ!どうなっていやがる…これじゃあキリがないぜ!」
なんとかセルリアンの大群から逃げおおせたグリフォンは木陰でQKしていた。
グリフォン「チクショウ、腹がへった…」
そこへ現れたのは…
オカピ「オカピだぞぉ!私に会えるなんて運がいいよ君~!でもこの辺じゃ見ない子だね、どっから来たの?」
グリフォン「……何か…食い物……くれ…」
オカピ「はい、じゃぱりまん!おいしいよ!」
おなかペコペコだったグリフォンは差し出されたじゃぱりまんを一心不乱に貪る
グリフォン「はー食った食った… べ、別に助けてくれと頼んだわけじゃねーぜ!でも、借りが一つできちまったな」
オカピ「フレンズ同士、困ったときはお互いさまだよ~!」
グリフォン「俺はグリフォン、このパークにある【けんきゅうじょ】を探している。俺はそこに用があるんだ」
オカピ「けんきゅうじょ?聞いたことないな~。でもパークに詳しいコなら知ってるよ。よかったら紹介してあげる!」
グリフォンは鬱蒼としたじゃんぐるで出会ったオカピというフレンズに誘われて、パークにある【としょかん】を目指すのだった…