本文16
菜々「ッ!?」
職員達「せ、セルリアンだッ!」
カレント「慌てるな!」
カレントは突っ込んできたセルリアンに向かってカメラのストロボを作動させた。
すると...
職員達「な、なんだ!?」
セルリアンが突然苦しみ始めたのだ。
その様子をみて、カレントが笑みをこぼす。
カレント「よしッ!成功だ!全員そこを動くなよ!いいな!」
職員達は、状況が理解出来ないままカレントの命令にうなずく。
菜々「カレントさん...一体..?」
カレント「説明は後だ!」
セルリアンが回復してきたのを見計らって、カレントが叫んだ。
カレント「今だッ!菜々!その袋を投げろッ!」
菜々「わ、分かりました!」
「とりゃぁぁッ!!」
菜々は昔、パークの友人が岩を投げていたのを思い出していた。あれはスゴかったなぁ
菜々が投げた袋は勢いよく飛んでゆく。
すると、なんとセルリアンが袋に飛びかかったのだ。
菜々「えッ!?」
カレント「よしッ!計算通り!」
セルリアンの攻撃で袋が破れ、上空で白い粉が飛び散る。
職員達「これは...!?」
菜々「小麦粉!?」
そう、カレントが厨房で菜々に持たせたのは小麦粉だったのだ。
カレント「全員ふせろッ!」
職員達「え!?」
カレント「早く!」
カレントに気圧されて、全員慌ててその場に伏せる。
カレントが防災マッチを擦り、空中のセルリアンに向かって投げた。
マッチはセルリアンについたウォッカに引火し、セルリアンは燃え上がる。
その様子をみてカレントはセルリアンを指差し、こう言ったのだ。
「アデュー。セルリアン!」
次の瞬間、セルリアンは空中で爆発した。
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頭脳戦と言ったらこのBGM!(BGMを付けないと死ぬ病)