名無しのフレンズ
2018/02/18 (日) 11:01:48
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本文8
中に入ると6人程の船員達が取り残されていた。
カレント「待たせな!(この台詞一度言ってみたかったんだよな!)」
菜々「・・・・」
船員達「おぉ!」
船員1「助かった...」
カレント「船内に居たのはここにいるやつで全員か?」
船員2「そう。これで全員だ。いや...しかし、本当に有り難う。まさか助けが来るとは...」
カレント「いや、ホッとしているところ悪いんだが....避難ボートはもう出ちまったんだ」
船員2「そんなバカな!?」
船員達の間に動揺が広がる。それもそうだろう。仲間から見捨てられたのだ。動揺しないはずはない。
カレント「セルリアンは何処に?」
船員3「あの扉の向こうです」
そう言って、職員が指を指した方向には食堂への扉があった
カレント「何だ...!」
カレントは目を疑った。扉はボコボコに変形していたのだ。
船員3「ずっと体当たりを繰り返しているんです。あそこが破壊されるのも時間の問題...」
菜々「救援を呼びましょう。船舶電話は?」
船員3「あの扉の向こうです...」
船員が再び食堂の方を指さす。
菜々「そんな...」
カレント「・・・・・・倒すしか無いって事か...」
それだけ呟くとカレントは厨房を物色し始めた。
菜々「何してるんですか!?絶体絶命ですよ!」
カレントは、鼻歌混じりに答えた。
カレント「決まってるだろ?菜々。セルリアンを倒す用意だよ」
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