本文5
カレントが船内に入ろうとするが職員達に呼び止められる
職員「もう無駄です!甲板にいる人だけ避難ボートで逃げましょう!」
どうやらコイツら、仲間を見捨ててさっさと逃げようと言う魂胆らしい。
カレントはそんな職員達の態度に苛立った
カレント「仲間を見捨てるつもりか!?」
職員「あなた、新人ですよね?セルリアンの恐ろしさを知らないからそんな事が言えるんだ!」
どうやらセルリアンと言うのはそれほどの驚異らしい
職員「人間がまともに戦って勝てる相手じゃ無い!」
カレント「・・・・・・」
職員「さぁ、早く!」
だが、カレントは動こうとしない
カレント「逃げたい奴は逃げればいいさ、止めはしない。」
職員「な、何を言ってるんだ....」
カレント「中のやつらを助けたいと思う奴はここに残ってくれ」
職員「何を言ってるんだぁーーーーッッ!」
カレント「時間が無い!どうする!?」
カレント「・・・(さぁ、何人残る?)」
皆少し考えるが、結局無言で避難ボートへと向かって行く。
カレント「ヘタレ共め...」
結局、甲板に残ったのはカレントと...
???「わ、わたし、行きます!」
一人の少女だけだった
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