本文3
カレント「・・・・」
カレントは無言でソファーに腰掛け、タバコに火をつけた
大佐「休暇中に呼び出されたのがそんなに気に入らないか?心配するな、休暇はまた今度..」
カレント「内容は?」
大佐「ん?」
カレント「任務の内容は?と訊いているんだよ、ヘッグ大佐」
大佐「君の切り替えの早さには驚くよ...」
大佐もデスクから立ち上がり、カレントの近くに行った
部屋の空気が変わった。先程までとは、うってかわって部屋には緊張感が漂う
大佐「さっき君はジャパリパークは休園中だと言ったな?なぜか知ってるかね?」
カレント「ん?だから設備点検とかで..」
大佐「それは表向きだ」
カレント「・・・・」
大佐「設備点検なんてのは世間の目をごまかすカバーストーリーなんだよ、カレント」
カレント「じゃあ、なんだって言うんだ!?」
大佐「こいつを見てくれ...」
大佐がカレントに一枚の写真を見せた
その写真に写っていた物にカレントは思わず目を疑った
カレント「なんだ...コイツは..」
大佐「我々は"セルリアン"と呼んでいる」
カレント「冗談だろ..?こんな生き物がいるわけ無い」
大佐「いるんだよカレント、信じられんがな。コイツが休園の原因だ。」
カレント「なに?」
大佐「この生物、セルリアンは今のところパーク内だけで生息が確認されている」
大佐「セルリアンの主食は何だと思う?」
カレント「さあな、以外と可愛くお花とか..」
大佐「ヒトだ」
カレント「ッ..」
大佐「いや、正しくはヒト、及び”アニマルガール”の『特徴』を食べる」
カレント「特徴を食べる?」
大佐「そうだ、コイツらは何かの『特徴』を捕食して奪い、その特徴をコピーするんだ」
カレント「奪われた方はどうなる?」
大佐「奪われた特徴にもよるが...最悪の場合、意識不明だ」
カレントの額に汗がにじむ
大佐「セルリアンの出現、これこそがパーク休園の真相だ!」
空気が変わったBGM(BGMをつけないと死ぬ病)