名無しのフレンズ
2018/03/03 (土) 21:25:10
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本文9
バーを後にしたカレントはJPP本部へと向かう。地図によるともうすぐらしい。
時刻は0時をまわっていた。もはや周りには何もなく、外灯と車のライトだけが頼りだ。
カレント「もうすぐだな...」
少し進むと、ようやく建物が見えた。だがその佇まいを見て、カレントは困惑する。
カレント「おいおい...これがJPP本部かよ...?」
確かに地図の位置にあるその建物は、どう見てもイギリスの田舎にある様な石造りの民家だ。
とてもJPP本部には見えない。
カレント「とりあえず見てみるか....?」
カレントは近くに車を停め、懐中電灯で辺りを照らしながら家に近付く。辺りでは虫達がけたたたましく鳴いている。
家の玄関を照らし、カレントは絶句した。
カレント「勘弁してくれよ.....」
玄関に吊るされた看板には、しっかり"JPP"と彫りこまれている。
やはり、ここが”JPP本部”のようだ。車の鍵と一緒に付いていた鍵でドアを開け、中に入った。
カレント「お、おじゃましま~す....」
手元のスイッチで電気を点けると内装が良く見えるようになる。
中は以外にも綺麗だった。事務用のデスクの上に固定電話、テレビ、本棚にカウンターキッチン。内装は至ってシンプルだ。
カレント「ふむ...軍の寮に比べれば天国だな。」
デスクにカバンを置き、奥のドアを開ける。奥は寝室のようだ。
カレントはすぐさまベッドに飛び込み、死んだように深い眠りに着いた。
─────────こうして、カレントのジャパリパークでの最初の一日が幕を閉じた。
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