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みんみ教徒の集い / 2917

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流浪のみんみ教徒 2021/07/19 (月) 07:03:03 修正 457e0@05871

本日は1985年に、ライオンとヒョウの雑種である
「レオポン」の最後の個体「ジョニー」の命日であります。
・レオポンとはヒョウの父親とライオンの母親から生まれた動物であります。
 名前はヒョウの英語名「leopard」と「lion」の混成語となっており、
 頭はライオンに、体はヒョウに似ているのが特徴であります。
・自然界においては、基本的に「種」の分類は生理的分離や
 繁殖隔離/生態隔離などを根拠として定義づけられており、
 ヒョウとライオンは生息地域こそ重なっているものの、
 生殖的隔離が成立している事から基本的に雑種が生まれる事は考えにくく、
 人為的な交雑は自然の摂理や生命倫理に反するとの批判もあります。
・最初のレオポンは1910年にインドマハラシュトラ州のコラプールで誕生し、
 その後、1959年に兵庫県西宮市の甲子園阪神パークにて出産に成功。
 ドイツのハーゲンベック動物園やイタリアでも誕生しております。
 阪神パークでのレオポン計画は日本で最も成功した例であります。
 1959年11月3日に、ヒョウの「甲子雄(かねお)」を父親、
 ライオンの「園子(そのこ)」を母親として最初の2頭が誕生し、
 兄は「レオ吉」、妹は「ポン子」と名づけられました。1961年6月29日には
 3頭の兄弟が誕生し、「ジョニー」「チェリー」「ディジー」と名づけられました。
 1967年頃にトラの父親とレオポンの「ディジー」から「タイポン」を作る
 計画がありましたが、レオポンの生殖能力の低さなどから実現しませんでした。
 その後、1970年に「ディジー」が、1974年に「ポン子」が、
 1977年に「レオ吉」と「チェリー」がそれぞれ亡くなり、
 最後に残った雄の「ジョニー」が1985年7月19日に老衰で亡くなった後、
 5頭全てが剥製となって阪神パーク閉園まで展示されました。
 阪神パーク閉園後、「レオ吉」と「ポン子」は天王寺動物園に、
 「チェリー」と「ディジー」は国立科学博物館にそれぞれ引き取られました。
 「ジョニー」だけは西宮市の管理となり、市営リゾート施設の
 リゾ鳴尾浜に引き取られ、2004年春から施設入口付近で展示しておりましたが、
 2020年、新型ウイルスの感染拡大による臨時休業や
 利用者の減少によりリゾ鳴尾浜は廃業となり、「ジョニー」の剥製について
 西宮市では保存展示できる場所が検討されております。
けものフレンズにレオポンのフレンズはいらっしゃいませんが、
違う動物の組み合わせとして思い浮かぶのは
フレンズ(アニマルガール)という存在そのものかもしれません。
サンドスターによって様々な動物がヒト化しており、
身体の基本的構造はヒトと同じでありながら
元の動物の様々な特徴を残しているという希有な存在であります。
動物は自然の摂理によって生み出されるべき存在であり、
人為的な操作による生命の誕生は喜ばしいものとは言えず、
クローンの羊「ドリー」の例でも明らかであります。
どのような事においても「越えてはならない一線」が必ず存在します。
人類の知恵や技術は様々な事を可能としておりますが、
いつの時代においても、その一線は守られるべきなのであります。
本日もお祈りいたします、みんみー。

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