本日はイタリアやスペイン等のキリスト教諸国における、
聖アントニウスの聖名祝日であります。
・聖アントニウス氏(または聖大アントニウス/大アントニオ)は
キリスト教(正教会/非カルケドン派/カトリック教会/聖公会/ルーテル教会)
の聖人であり、修道士生活の創始者とされております。
西暦250年頃にエジプトのコーマでお生まれになり、
敬虔な両親よりキリスト教徒としての教育を受けられました。
20歳頃に両親と死別され、その後に財産を貧しい方々にお与えになり、
自身も砂漠に籠もり苦行生活に身を投じられました。
305年頃、アントニオス氏が町で行われた説教に感銘を受けられた
修道僧の方々と開かれたのが修道院の始まりだとされております。
しかし、アントニオス氏はそれでも飽きたらず再び修行に励まれ、
その後、356年に105歳という長寿を全うされたと伝記には記されております。
アントニオス氏動物の守護聖人とされており、聖名祝日である1月17日には
「アントニオ祭」としてペットや家畜の祝福(動物の祝福)が行われます。
・なお、フランシスコ会(フランチェスコ会)の創設者として知られる
カトリック修道士・アッシジのフランチェスコ氏の聖名祝日である
10月4日も動物の祝福が行われ、その日は「世界動物の日」となっております。
けものフレンズは動物達への敬意を表したコンテンツであります。
フレンズという形を通してあらゆる動物は平等に描かれ、
ヒトもその中の一つである事が表現されております。
言い換えれば、優れた知性と技術により類い稀な文化を築いた人類も
大自然ひいては地球環境の一部に過ぎないという事であります。
手のひらよりも小さな動物も、ヒトよりも遥かに大きな動物も、
同じひとつの命に変わりはないのですから。
全ての命に、みんみ様の御加護のあらん事を…
本日もお祈りいたします、みんみー。