本日は国立公園制定記念日であります。
1931年に施行された「国立公園法」に基づいて、1932年のこの日に
国定公園12ヶ所が選定された事に因んで制定されました。
・国立公園法は1931年10月1日に施行された法律であります。
「国立公園は国立公園委員会の意見を聴き区域を定め、主務大臣が指定すること」
「国立公園の保護又は利用に関する統制及び計画並びに
国立公園計画に基づき執行すべき国立公園事業に関すること」等が
16条の条文によって規定されております。
この法律により1932年10月8日に国定公園12ヶ所が選定され、
そのうち、瀬戸内海国立公園、雲仙国立公園(現在の雲仙天草国立公園)、
霧島国立公園(現在の霧島錦江湾国立公園)が
1934年3月16日に日本最初の国立公園として指定されました。
廃止までの間に5回の一部改正があり、1949年6月1日に施行された
「国立公園法の一部を改正する法律」により、国立公園委員会が
国立公園審議会に改められました。また、「国立公園に準ずる区域」
に関する規定が加えられ、この改正によって1950年7月24日に琵琶湖国定公園、
27日に佐渡弥彦国定公園(現在の佐渡弥彦米山国定公園)、
29日に耶馬日田英彦山国定公園が日本最初の国定公園として指定されました。
その後、1957年の「自然公園法」の制定に伴い国立公園法は廃止されました。
国立公園法の規定により指定されていた国立公園および国立公園に準ずる区域は、
自然公園法の規定による国立公園および国定公園とみなされております。
海底火山の噴火によって出現した島をまるごと施設としたジャパリパークは、
サンドスターによって分けられた様々な気候やそこに住まう動物および
フレンズの方々がお集まりになる動物園および研究施設でありますが、
豊かな自然や多種多様な動植物が織り成す光景は、
国定公園に選定されても遜色ないものであると言えるでしょう。
「国立公園法」や「自然公園法」は自然に敬意を表するためのものであります。
環境の保全のために最も必要なものの一つは私達の日々の取り組みであり、
その継続が次の世代に素晴らしい風景を残す事に繋がるのであります。
本日もお祈りいたします、みんみー。