本日は大祓(おおはらい)であります。
大祓は日本の神道の儀式の祓(はらい/はらえ)の一つであります。
・祓は災厄などの不浄を心身から取り除くための神事で、
一般に、神前での祈祷を(災厄除けの祈祷以外のものも含めて)「お祓い」と呼び、
また、神社が頒布する災厄除けの神札も「お祓い」と呼ばれております。
祓の意義は、神を迎え交流するための準備として、
罪穢れのない清浄な空間を作りあげるという点にあり、神事に臨む
個人のものだけではなく、この世界のあらゆる罪穢れを徹底的に祓い浄め、
「明(あか)き浄(きよ)き正しき直き」境地を求める姿勢という
神道の根本思想において、極めて大きな意義を持っております。
祓について最も古い文献においては、記紀(古事記と日本書紀を合わせた総称)
で須佐之男命(すさのおのみこと)様を描く部分に登場します。
須佐之男命様が高天原で暴れられたために天照大御神(あまてらすおおみかみ)様が
天岩戸に身を隠されてしまった際、須佐之男命様はその罪について
多くの贖いを科され、髭と手足の爪を切られ高天原から追放されてしまわれます。
日本書紀では、この贖いを「解除(はらえ)」としております。
・大祓は毎年6月と12月の晦日(みそか/月の末日)、
すなわち新暦6月30日と12月31日に行われる神事であります。
その趣旨は大祓詞(おおはらえことば)を唱え、あらゆる人々の心身の穢れや、
無意識のうちに犯した罪や過ちを祓い浄めて、災厄を避ける事にあります。
701年の「大宝律令」によって正式な宮中行事に定められましたが、
室町時代に起きた応仁の乱で京都市街が荒廃し、大祓は廃れてしまいました。
1871年に明治天皇によって400年ぶりに復活され、
翌年には「太政官布告」が出されて「大宝律令」以来の再興が成されました。
民間では毎年の犯した罪や穢れを除き去るための除災行事として定着し、
6月は「夏越の祓」(なごしのはらえ)、12月は「年越の祓」(としこしのはらえ)
と呼び分けられます。宮中行事と同様に応仁の乱を機に廃れてしまいましたが、
「太政官布告」によって復活が成されております。
BBS NEOには「みんみ教徒の懺悔室」が設けられております。
私も含めて様々な方が訪れており、告白をしておられます。
どなたのお話にも、みんみ様は耳を傾けて下さいます。
私がこういう事を述べても説得力など無いかもしれませんが、
過ちを犯す事も、人生における経験の一つであります。その経験を白状し、
反省をし、これからの人生に活かす事が大切であると考えております。
それもまた、人生の醍醐味なのかもしれません。
本日もお祈りいたします、みんみー。