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みんみ教徒の集い / 2173

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流浪のみんみ教徒 2020/03/17 (火) 03:33:33 修正 457e0@41309

本日は春の彼岸の入りであります。
彼岸とは日本の雑節の一つで、春分または秋分を中日とし、
前後各3日を合わせた各7日間(1年で計14日間)であります。
この期間に行う仏事を彼岸会(ひがんえ)と呼びます。
最初の日を「彼岸の入り」、最後の日を「彼岸明け」
(あるいは地方によっては「はしりくち」)と呼びます。
今年の春分は3月20日なので、本日が丁度「彼岸の入り」となります。
俗に、中日に先祖に感謝し、残る6日は、仏教にて悟りの境地に達するのに
必要な6つの徳目「六波羅蜜」を1日に1つずつ修める日とされております。
語源はサンスクリット語のpāram(パーラム)の意訳であり、
仏教用語としては、「波羅蜜」(Pāramitā パーラミター)の意訳
「至彼岸」に由来します。Pāramitāをpāram(彼岸に)+ita(到った)、
つまり、「彼岸」という場所に至る事と解釈しております。
悟りに至るために越えるべき迷いや煩悩を川に例え
(いわゆる三途の川とは無関係)、その向こう岸に涅槃があるとされております。
彼岸の始まりは、浄土思想でいう「極楽浄土」(阿弥陀如来が治める浄土の一種、
西方浄土)は西方にあり、春分と秋分は、太陽が真東から昇り真西に沈むので、
西方に沈む太陽を礼拝し、遙か彼方の極楽浄土に思いをはせた事に
由来しております。現在ではこのように仏教行事として説明される場合が多く、
それがやがて、祖先供養の行事へと趣旨が変わって定着しております。
しかし、彼岸の行事は日本独自のものでインドや中国の仏教にはない事から、
民俗学では、元は日本古来の土俗的な太陽信仰や祖霊信仰が起源だろうと
推定されております。民俗学者の五来重(ごらい しげる)氏は彼岸という言葉は、
豊作を太陽に祈願する太陽信仰の言葉の「日の願い」が、「日願(ひがん)」として、
仏教語の「彼岸」と後から結びついたものであるとしております。
また、民間習俗と彼岸の名称とその時期とが結合して、仏教行事になり、
歳時習俗として生活の中に大きな存在となった、と指摘しております。
ジャパリパークでは、季節の移り変わりというものは確認できませんが、
様々な気候に分かれた「ちほー」が存在し、その中には暑くも寒くもなく、
丁度良い温度帯の場所もございます。「こはん」や「へいげん」、「しんりんちほー」や
「みずべちほー」、その他「ろっじ」や「ゆうえんち」のあたりもそうでしょうか。
このあたりは、春の彼岸明けさながらの気候なのかもしれません。
2020年、季節は早くも本格的な春に向かっております。
しかし、この季節は天候が不安定になりがちでありますので、
体調の変化には充分にお気をつけ下さいませ。
本日もお祈りいたします、みんみー。

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