けものフレンズBBS NEO

中身を確認するが、ひとつはすでに空になっていた
スネークの額に汗が浮かぶ...
スネーク「少佐...核だ...!」
ゼロ「・・・・」
スネーク「このパークに、核が運びこまれているッ!!」

？？？「へぇー、これが核ってやつか」
スネーク「誰だ！？」
銃口を向けると、壁からフードを被った少女がこちらを覗いていた
スネーク「・・・本当に誰だ？」
ツチノコ「見ればわかるだろ！！！ツチノコだよ！！！」
相手は大声で怒鳴った。
ツチノコ「確かに入れ物は核だ。だけど、中身はお前らが思っているようなものじゃない。この世界の理を根本から捻じ曲げるものが入っていたみたいだ」

ーその頃、かばん達は一旦図書館に戻ってきていた。

アライグマ「フェネックぅ…早く元気になるのだ…」

フェネック「大丈夫…。」

博士「フェネックはここで休むとして、セーバンが未来から来た？というのは本当ですか？」

サーバル「うん！そのおかげで何度も助けられたんだよ！」

かばんが博士達に調査で起きた事を話す。

助手「本当に未来から来ているとしたら、まだ存在しないはずのセーバンの存在により世界が不安定になり、別の世界の住人が現われたのでしょうか。それとも」

博士「それとも、セーバンの未来でも別の世界の住人は来ていたのですか？」

セーバン「思い出せない…。」

博士「…」

サーバル「あとね！セーバンちゃん、めもりのある場所が分かるんだよ！」

助手「メモリの場所がですか…？」

博士「…。タイリクオオカミが話しかけてくる前に読んでいた本には、ガイアメモリを身体に使用すると意図的に特別な『輝き』を有することが出来る。と書いてあったのです。恐らくセルリアンとしての本能が、サンドスターの輝きに似たガイアメモリの輝きを感じさせるのですよ。」

一方その頃…
デビルマスク「たたたたたたたたたァーッ！」
ゴッド「無駄無駄無駄無駄無駄！」
ビーバー「今です、プレーリーさん！」
プレーリー「分かったであります！！」
ゴッド「ぬぉっ！？」

ゴッドが落とし穴にハマり、下半身が埋まる。

デビルマスク「ありがとう！よし、トドメの一撃を…」
ビーバー「あ、駄目っす！あなたも離れて！！」
デビルマスク「え」

その時、壊れたのとは別のダムが決壊し、水流が押し寄せてきた。プレーリーが破壊したのだ。

デビルマスク「危な！」
ゴッド「おまっ」

デビルマスクは翼で飛んで逃げたが、埋まっているゴッドはそうはいかない。瞬く間に、全身が沈んでしまった。

ゴッド「ゴボゴボゴボゴボゴボ…」
ビーバー「このまま黙って溺れてもらうっす。これが一番安全っす」
プレーリー「生き埋めする自分が言えた話ではありませんが、ビーバー殿も中々エグいでありますなぁ…」
デビルマスク「一応焼いとくね。念には念を入れて」
ビーバー「他の物を壊さないなら良いっすよ」
デビルマスク「超デビルビーム」

ゴッドは水中で爆散する羽目となった。

ビーバー「本当にありがとうっす。お陰で助かったっす」
キャシャーン「礼を言うのはこっちだぜ」
デビルマン「じゃ、帰ルマーン！」

そう言って、3人組は図書館へと戻って行ったのだった。

ージャパリパーク地下格納庫ー
ゼロから無線が入る
「スネーク、色々疑問は有るだろうが...カコ博士の正体、及びにこのパークで起きている事態の原因を探れ、その『核』の事も...」

スネーク「···了解」
スネーク「ツチノコと言ったか?お前、何を知っている...」
ツチノコ「おおおい、まずその構えてる物騒な物をしまえ!」
スネーク「ダメだ!さっきの博士の件もある。お前を信用出来ない」
スネーク「だが俺に気配を悟らせないステルス能力は見事だった。いいセンスだ」

ツチノコ「いいい良いセンスって、お前何を///」
スネーク「その能力を見込んで頼む。俺がパークにいる間、案内役になってくれ」
ツチノコ「…問題ないぞ。俺だって、パークの危機はなんとかしたいしな」
スナネコ「僕もまざって良いですか〜？」
ツチノコ「う°わ°あ°あ°！？何しに来てんだお前ぇ！」
スネーク「やれやれ、どうなるやら…」

ガイ「くそ…」

彼は、火山の奥底を睨んで呻く。

ガイ「駄目だ…メモリは、破壊しちゃいけない…！」

ツチノコ「ま、影で博士に頼まれて遺跡が”後から改造”されて増設されていたエリアを調査していたらここに着いたんだ。詳しく話しても良いけど、一応このことを博士に言いに行くんだが」
スネーク「むっ！博士とはなんだ！？研究者か！？」

ゼロから再び無線が入る
ツチノコ「で、出たらどうだ?」
スネーク「・・・・こちらスネーク」
ゼロ「スネーク、本物のカコ博士と接触出来た。」
スネーク「本当か!?」
ゼロ「あぁ、それと、現時点を持って本ミッションはジャパリパーク『公式』のミッションとなる」
スネーク「どういう心変わりだ?」
ゼロ「分からん。だがおかげでカコ博士の協力を取り付けれた」

ゼロ「替わるぞ...」
カコ「き、聞こえますか?」
スネーク「あんたがカコ博士?」
カコ「は、はい...」
スネーク「なんだか偽物よりも自信無さげだな?大丈夫か?」

スネーク「あんたに聞きたい事がある」
カコ「な、何でしょう...?」
スネーク「偽物についてだ。心当たりは無いのか?」
カコ「いえ、はい、なんと言うかその...あるにはあるんですが···」
スネーク「・・・・」(イライラ)

カコ「私、その…セルリアンに食べられて、輝きを奪われたんです」
スネーク「その割には元気そうだが」
カコ「ケモナーの同僚の助けもあって、なんとか足以外治りました…そして、そのセルリアンも倒されたんですが、実は逃げ延びていたらしいんです」

スネーク「分かった博士、心当たりがあるならソイツの正体だけ言ってくれ」(イライライラ)
カコ「は、はい。え、えーとその」
ゼロ「セルリアンクイーン(女王)」
スネーク「何だって?」
ゼロ「奴の正体だ。セルリアンクイーンと言うらしい」

緊迫した状況の中、カコ博士とのやりとりに苛立つスネークにじゃぱりまんが差し出された
スナネコ「まあまあ、じゃぱりまんでも食べませんかぁ～？」
差し出されたじゃぱりまんにスネークが興味を示す
スネーク「なんだそれは、食い物か？」
スナネコ「とってもおいしいですよ～」
緊張で忘れていた空腹に気が付くとスネークはじゃぱりまんを受け取り、一口でほうばった
スナネコ「味はどうですかぁ～？」
スネーク「旨い事は旨いが、……なんかジャリジャリするな…」

スナネコ「砂です」
スネーク「……」
スナネコ「砂」
スネーク「…どこで手に入れた？」
スナネコ「S&B」
スネーク「…」

無線で聞いていた別職員「若干ゃ砂」

その頃、図書館では。
デビルマン「帰ったマーン！」
タイガーマスク「たァーッ！(帰宅)」
かばん「大丈夫ですか、お三方！？」
キャシャーン「大丈夫だぜ。フレンズは助けたし、メモリも回収した」
リカオン「良かった…」
クロ「ガルっ」
キンシコウ「メモリ破壊数が順調に進んでいますね。先程ハンターの大将から、ハンター達もメモリ破壊に動き出したとの連絡もあったので、ひとまずは安心でしょうか。ところで、ヒグマさんの容体は…」
助手「安定しているのです。明後日にはピンピンしていると思われますよ」
セーバン「良かった…」
アライさん「これで、後は黒幕を倒すだけなのだ！アライさんが見つけ出してやるのd…」
博士「不味い事になったのです！」

外を見て回っていた博士が、勢い良く入って来る。

フェネック「どうしたの博士ー？」
博士「セルミミズクが帰って来ないのです！ガイとやらを探して半日経てば帰って来るはずが、今外を見回ってみても来る気配がありません！」
助手「！それは…」
サーバル「助けに行かないと！」
かばん「うん、行こうサーバルちゃん！」
デビルマン「待て！探すにも、どこにいるのか分からないだろう？さっきのように3班に分かれて…」
セーバン「あっちに、いるよ！」

唐突に、あらぬ方向を指差すセーバン。しかしその一言で、かばんの意志は固まった。
かばん「行きましょう、皆さん！」
博士「…！間違ってたら怒るのですよ！」

ージャパリパーク地下格納庫ー
ゼロ「おい!任務中だぞ!私語は慎めッ!....ところで、スネーク、セルリアンの性質についてどの程度知っている?」
スネーク「モグモグ...たしか情報によると何かの『輝き』つまりは特徴だな、それを模して自身を形造るんじゃ無かったか?ペッ!砂を払えば旨いな...!」
ゼロ「その通りだ。だが大体の場合それは不完全な状態でコピーされる...」

ゼロ「どうやらそのセルリアンクイーンという対象は事件以降から独自の進化を遂げ、姿、自我や記憶までコピーする能力までできるらしい」

スネーク「モグモグ....つまりはあの偽物はカコ博士の完全なコピーと言うことか...!?」
ゼロ「信じられん事にな...奴は僅かに残ったカコ博士の輝きと共食いで復活したんだ...」

格納庫出て近隣の森

偽カコは脳内で無線のように通信を通っていた。
「同士よ。行動を起こしなさい・・・」
信号のように言葉を放った。

その信号がなぜかセルミミズクとセーバンにも送られた。しかし、セルミミズクの方は拒絶し、

セーバン「あれ？今声が聞こえたような・・・」
博士「どうしたのです？またなにか思い出しそうですか？」
セーバン「たぶん・・・僕の記憶とは違う・・・別の声・・・でも聞き覚えがある・・・」

ージャパリパーク地下格納庫ー
スネーク「たいした根性だな...モグモグ...ゴクッ..旨かった!」
ゼロ「・・・・」
ゼロ「どうやら我々が調査して事とは別件で他にも異変が起きているらしい...だがパーク研究者によると、パークで起きている全ての異変は元をたどれば１つの結論に至るらしい」
スネーク「セルリアンクイーンか...」
ゼロ「奴はセルリアン達を率いて、人類への決起の準備を進めている」

～ ジャパリパーク さばんなちほー ～
???「おいっジャイロッ!どうなっているッ!?ここは一体ドコなんだッ?」
ジャイロ「分からねぇ...ジョニイ、スタンド攻撃か?」

事態は動き出していた。

スネーク「待て、少佐、俺が聞いていた話と少し違うぞ！セルリアン、奴等は再生と保存を目的として行動していた筈だ、そんな奴等が人類への決起などするとは思えん、もっと何か別の目的があるように思える……！こちらでも現地のアニマルガールに協力を要請した、そちらでも別の線が無いか調べてくれ！こちらも行動を開始する」

その時、スネークの後方の離れたから爆音が響いた。振り向いて見れば、そこには巨大な土煙が。
ツチノコ「な、なんだぁ！セルリアンか！！？」
スナネコ「うわー、すごーい…」
スネーク「少佐、今から爆発の方向へ向かう！ツチノコ、案内任せた！！」
少佐『分かった！』
ツチノコ「ええいままだ、ついて来いッ！」
カコ『スネークさん！』

無線からの声が、スネークを呼び止める。

カコ『無理にとは言いません。ですが、お願いします…フレンズを、あの子達を守ってあげて下さい…！』
スネーク「…生憎、死体は見飽きたものでね。今更無闇に増やすつもりなど無い」
それを皮切りに、3人は走って行ったのだった。

通信の続き
ゼロ「ところで今までお前はここの世界にいるとは思えない個体と出会っていないか？」
スネーク「今までの状況を振り返ると、本来いるとは思えないソ連兵と遭遇した。」
ゼロ「当局に問い合わせたのだが、ソ連兵を派遣していないとかえってきた」
スネーク「ただ嘘を付いているんじゃないか？」
ゼロ「いや間違いない情報だ。おそらくだが、別の世界から来たソ連兵の可能性が高い！」
スネーク「別の世界？何を言っているんだ！？」
会話を続行しようとしたが、爆発の対応のために無理だった

シャモ「うわぁー！！」
ハクトウワシ「シャモ！くっ、Holly shit！！」

苦戦を強いられるハンター達。彼女らの前には、超巨大なゴーレムのような、特異なセルリアンが。
そして、その体内には。

サーベルタイガー「人質ってわけ…！？」

囚われた、好奇心の青い鳥。
豪腕の一撃が地面を震わす。それを見て、耐えきれなくなったセルミミズクは、体内から声を張り上げて叫んだ。

セルミミズク「何をしているのです！私の事は良いから、早くコイツを遠慮なく倒すのです！！」
オオタカ「そんな事言われても…！」

そもそも、このセルリアンは人質を取るまでもなく強い。例え本気で戦っても押されそうな程だ。
戦力が足りない。そう思った、その時。

かばん「変身！」
\セルリアンッ！/
かばん「えーいッ！！！」
跳躍してきた仮面の戦士の一撃が、大型セルリアンの横面に突き刺さる。
それに対し、上半身を仰け反らせたセルリアン。反撃の為に掲げられたその左腕を、今度はクロの熱線が貫通した。
クロ「ガルルルっ！！」
かばん「皆さん、大丈夫ですか！！？」
デビルマン「間に合ったマーン！」