ー数十分前 ジャパリパーク上空 コンバットタロン機内ー
スネーク「・・・うぅ」
ゼロ「スネーク!目が覚めたか?」
スネーク「何が起こったのかわからない。まるで突然上空でスタングレネードが爆発したようだった...」
ゼロ「一体あの施設には何がいるんだ...?」
ゼロ「スネーク、もう一度行けるか?」
スネーク「まだ少し気分が悪いが大丈夫だ」
ゼロ「燃料タンクの残量を考えて次が最後だ。」
スネーク「・・・」
ゼロ「降下地点を変更する。次の降下地点は管理センター付近だ」
スネーク「管理センター?」
ゼロ「あぁ、本来ならあの森林から周りの状況を調査しつつ、そこに向かってもらう予定だったが...」
ゼロ「最優先事項である管理センターの調査だけを行う事にする。いけるか?」
スネーク「了解」
─────────
スネーク「こちらスネーク。管理センター前に到着...」
ゼロ「バックパックの中にカードキーを入れてある。それを使って中に入ってくれ」
スネーク「了解」
辺りを警戒しつつ管理センターの扉にカードキーをかざす。
スネーク「反応しない...」
扉を押してみる。
スネーク「少佐、扉があいている...」
ゼロ「バカな!?そんな筈は無い!」
スネーク「どうやら先客がいるようだ...」
ゼロ「・・・」
スネーク「どうする?」
ゼロ「任務は管理センターの調査だ。中に入ってくれ...万が一の場合は交戦を許可する」
スネーク「分かった」
麻酔銃を構えたまま、ゆっくりと中に入る。
随分使われていないのか、ロビーの床は埃をかぶっていた
ゼロ「コントロールルームは最上階だ。最上階へ向かってくれ」
銃を構えたまま音をたてないようにゆっくりと薄暗い非常階段を上がってゆく
コントロールルームを覗き込むと、白衣を着た人物がひとり計器をいじっていた
スネーク「黒髪...長髪...女か?」
???「良かった...ほとんどのシステムが生きてる...」
スネークは背後から銃を突き付けた。
スネーク「動くな!」
???「!!?!?」
スネーク「そこで何をしている...!ゆっくりと前を向くんだ...」
???「まっ、待って下さい!わ、私はパークの...か、関係者で...」
どうやら日本人女性のようだった
スネーク「関係者?職員は全員撤退したと聞いたが?」
???「い、いや...あの、その...」
白衣には写真付きのIDカードが付いていた。どうやら本当に関係者のようだ。名前は「KAKO」
スネーク「...すまなかった。で、あんたはここで何をしている...?」