そのとき、スネークに無線が入った
???「スネーク!何してる!?早く葉巻を消せ」
スネーク「ゼロ少佐...」
ゼロ「いいか、今回の敵はソ連兵でもテロリストでも無い。アニマルガールへの攻撃は緊急時を除き、一切禁止されている」
スネーク「わかってる、俺も幼い少女を傷付ける趣味は無い」
スネークは名残惜しそうに最後の葉巻を踏消しながら、任務開始を思い出していた
ー少し前ー
風を切り、スネークの体が落下していく、
ゼロ「いいかスネーク、今回のミッションはジャパリパーク上層部から『非公式』に入った依頼だ」
ゼロ「数時間前、ジャパリパーク立ち入り禁止区域で、原因不明の異常事態が起きた」
スネーク「異常事態?」
ゼロ「ああ、何でもパークに生息する危険生物『セルリアン』が大量発生したらしい」
スネーク「サンドスターに無機物が反応すると生まれるあれか?」
ゼロ「そう、そのセルリアンだ」
スネークがため息をはく。
スネーク「....俺はパークの調査隊じゃ無いぞ」
ゼロ「わかってる、だがパークの職員はろくな実戦経験も無い」
ゼロ「集団で入っても変に目立ってアニマルガールに不信感を与えてしまうし...」
スネーク「下手したら全員セルリアンの餌か...」
ゼロ「そうゆう事だ。そこで君が選ばれた。」
ゼロ「本ミッションの内容は、ジャパリパーク立ち入り禁止区域に単独潜入」
ゼロ「パーク内の状況の調査。セルリアン及びアニマルガールの状態の調査。」
ゼロ「あわよくばセルリアンの数を減らしてくれれば...との事だ」
スネーク「ずいぶんと注文が多いな」
ゼロ「この任務が成功すればジャパリパーク計画にアメリカが再び関われる」
スネーク「なるほど」
ゼロ「本ミッション名は『貞淑なミッション(バーチャスミッション)』と名付ける」
スネーク「バーチャル(VR)ミッション?」
ゼロ「バーチャスミッションだ」
スネーク「なるほど、忠誠を誓う儀式みたいなものだ」
ゼロ「気を抜くんじゃ無い。あくまで実戦だ」
話している間に地面が大分近くまで迫っている。スネークはパラシュートを開いた。
落下がゆっくりになる。
任務開始地点の森が見えてきた。スネークはパラシュートを外し、着地した。
ゆっくりと立ち上がり、機器や酸素装置を外して捨てていく。
酸素マスクを外し、新鮮な外の空気を吸い込み、物陰に隠れて無線を掛ける。
スネーク「こちらスネーク任務開始地点に到着」
ゼロ「予定通りだな、スネーク。ブランクが有るとは思えん」
スネーク「今から、バーチャスミッションを開始する」
ーーーーー
スネーク「なるべくアニマルガールに干渉するわけにはいかない...どうする」
スネークは麻酔銃を構え、考えていた。