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忘却の重物 / 3

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ステア 2018/02/23 (金) 22:42:22 修正

しはこう「(すげぇや!ほんとになりやがった!せっかくこんな体になったんだ、やれることやってみるか)」

大きな翼を広げ、大空へはばたいた。

しはこう「(ヒューッ!)」

耳元で鳴る風の音、目の前に広がる景色、とにかく目の前に見える全てに興奮した。

しはこう「(すごい、ほんとに空を飛んでるぞ!俺は飛んでるぞ!)」

しはこう「(このままあそこまで飛んでみるか)」

~夕方~

しはこう「(さて、そろそろ帰...そっか俺はもうこの姿から戻れないんだった。どうしよう、困ったなぁ...この姿じゃ家帰れないし喋れないし...)」

~数時間後~

しはこう「(そうか、ヒトであることを捨てるってこんなにも重いことだったんだ...あまりにも考えが足りなかった。今まで繰り返し行ってた場所、やってたこと、意味があってやってたんだ。でも俺はそれに気づけなかった、でも今更後悔したって戻ることはできない。)」

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