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【SS】理狂い / 102

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ちゃむ 2018/02/24 (土) 17:38:31 修正

ミーバネルチャ中心街(セントラル)ダイスイモ区ウオズマ3丁目付近にけたたましい爆音が鳴り響いたのと同刻            

               カフェChocola teria


画像1
「はぁ…流石にここまで静かだと気持ちが悪いな(笑)」
「ったく、客が来ないっつうのに律儀にカップ洗いやがってよ、お前は本当に不気味な奴だな(笑)、星野
星野と呼ばれたその男は名前を呼ばれると蛇口を捻り水を止めると、手元のコーヒーカップを念入りに拭き始めた。
「そうかな?僕からすればフクナガくんの方が充分不気味だと思うけどな、例えばその髪型とかメガネとか、あとは個性的なファッションセンスとか……………」
「…黙れ、殺すぞ(笑)」
「ごめんごめん言い過ぎたねw、あはは」
星野は拭き終えたコーヒーカップを皿立てに立て掛けた。
「ミッキーとホーモォは『宝探し』つってどっかに行っちまうし、レオと松前は『遊び』に行っていねーし、困ったもんだな。」
「そうだね、僕も寂しいな」
「ほかの人達は相変わらず帰ってこないし、今ここに居るのは僕とフクナガくんと安倍くんの3人かな」
星野のその言葉にフクナガが一瞬、ハッとしたような表情を一瞬浮かべた。
「おいアホ(笑)、一応もう一人いるだろうがよ(笑)」
「いっけねー、僕としたことが…うっかり」
「馬鹿が(笑)、にしても暇だな、テレビでも着けるか。」
フクナガが客席のテーブルに置いてあったリモコンを手に取ると壁に備え付けられたテレビに向け電源ボタンを押す。

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