真昼の迫真ランド

就活 / 1194

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鮎川 2024/07/29 (月) 00:49:43

『未来にキスを』は他者を自己の内部にあるデータベースに登録された属性(記号)の束として認識すること、または否応なくそのような他者理解に巻き込まれることを、むしろそうすることによって「本当の」他者を求める本質的に徒労な探究をせずに済み、自分の中の(都合の良い)属性の束としての他者を永遠的に(それは自己の中の他者なのだから)所有できる、そういう自閉的でそれゆえに絶対的な幸福を肯定する物語というのが表面上の正解になりそうだけど、むしろ眼目はどこか「欠けた」ふうのあるヒロインたちの世界観(人間観)を、全ては各自のデータベースとの照応でしかないと規定することによって、善悪や正誤の基準を無効化すること、つまり自閉症ヒロインの自閉性の絶対的な肯定であると言えるだろう

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