昨日は気持が良いくらいに完敗でしたが、へこたれず、くじけず、気持ちを切り替えて、
また頑張って欲しいです! 早稲田は異次元の強さでしたが、慶應も対抗戦を見事4位で
大学選手権に行ける可能性が高いので、胸を張って、明るく精進して欲しいですね!
ただし1割くらいは、日体大戦が今季1軍最後の公式戦になる可能性もあるので、だからこそ
腹をくくって、仲間に優しい言葉でもかけ、美しい想い出を作って練習する1週間でもあって
欲しいと、個人的には願っています。ここが正念場ですよ!
早稲田の強さは、①矢崎・服部選手のとびぬけた才能、横にかわしていく動き②鉄壁の
リサイクルのライン防御③スクラムの強さ④連動性のある攻撃 などだと思いました。
よく研究してほしいです。
慶應の反省点などについて。(番号振り直してすみません)
①序盤については上手く守っていたのに、ロングキックの早稲田リターン攻撃が、アンスト
ラクチャーを突かれたような感じになった。「前へ出るディフェンス」の乱れと言うか
弱点と言うか。そこをよく考えて欲しいところです。
②慶應はNHKの坂田解説者様が「攻撃が単調」と仰っていた部分があり、もう少し深い
ラインの攻撃も、あって良かったのでは? 「スイベルパスからロングパス」なども絡めて、
「大外まで行く」事も考えて欲しかった。「大外まで行けない慶應」という難点という
ものが今回もまた、少しありました。深いライン、スイベルパスも絡めて「大外まで行く」
③少し②にも関連しますが、昨日のハイライト動画を2回3回と見ていると、早稲田の
攻撃が決まる事について「なんだ、簡単な話ではないか」と思える部分があります。
https://www.youtube.com/watch?v=mN28mTzPYzo
それはライン攻撃の連動性についてですが、2層構造になっていて「裏を通して素早い
ロングパス(飛ばしパス)で慶應防御ラインの薄い外に運んでいる」事実です。これで
とても「簡単にトライ」まで行っている印象でした。慶應も真似してほしいです。
※もちろん「そうかと思えば、ほぼ水平なパスへの素早い走り込み」もありますが。
※この動画を見ていて「早稲田の球出しの速さ」SHではなく突撃者のボールの置き方も
巧みだなと感心せざるを得ません。サッとピックアップしてパスアウト出来る置き方。
④スクラムが完敗でした。8人で組む早稲田のスクラム。全員が同じ方向で押している。
そういうのも有るのでしょうが、やはり筋トレの先進性ではないでしょうか? 今年発表
された早稲田の筋トレ論文。早稲田ラグビー部が試行しないと考える方がおかしいです。
帝京に押し勝った早稲田スクラム。今後明治や大学選手権での出来も注視。その破壊力の
強さを見ながら、慶應も来季は取り入れて欲しいですね。この論文です!
https://www.waseda.jp/inst/research/news/77216
修正ポイントは「前へ出るディフェンス」の弱点を突かれない事。連動性のある裏を通した
飛ばしパス等にも対応し、慶應攻撃もスイベルパスや裏通しパスを使って、相手防御の中央の
熱い部分を「素通り」していく事でしょうか。今出来ている「身体に痛い思いをさせる杭打ち」
このラグビーの1丁目1番地の大切さも、忘れないでほしいですが。
慶應は一生懸命練習をしています。試合も懸命に頑張っています。そこを感動して感じ取れる
だけに、応援する気持は止まる事はありません。明るく落ち込まずに、最後までやり切って
欲しいです。大変失礼しました。
頑張れ、慶應! 頑張れ、チーム中山!
上記の動画の 0:29 のところで、早大の佐藤主将がボールを持って倒れた後、
ほんの1秒くらい抱え込んで、それからボールを後ろにサッとプレイスする場面が
ありますよね。この動きで慶應のジャッカルを防いだのかな? 最初からすぐに
置いたら、慶應の手が掛かってしまうという感じで。
と言うような目で早大のブレイクダウン周辺のボールの置き方を見ると、慶應よりも
ワンランク上手いもの、ラグビーナレッジの高さが、他にも色々と見えるのかも知れません。
神は細部に宿るですね。徹底的に練習している感じです。
慶應はなかなかゴール前に詰めてもトライを取りきれず、早稲田は速攻から詰まっても、
早い球出しと超フラットで速くて中距離くらいのパスと飛び込みで、さっとキャッチし、
慶大選手の足元に突っ込み、そのままトライする、したたかさが有ります。
どんどん真似してほしい上手さです。