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【時神】の固有スキル。
時間の流れを遡り、過去を見通すことができる。
ただし時間が長くなるほど指数関数的に消費が上昇し、仮に【地神】ほどのMPがあっても一年どころか半年遡ることも不可能。
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【時神】の固有スキル。
物質の時間を巻き戻し、元の状態へ戻す。
物質の所有リソースは問わないが、サイズと遡行期間に応じて消費が増える。
対象物質には生体も含むが、魂を遡行させることはできない。
また肉体全てを戻そうとすればかなりの消費になるが、部分的な遡行では基本的にうまくいかない。
部分的遡行で傷を治す場合、受けてからコンマ数秒でスキルを発動すればなんとかといったところだが、それでも体調がいくらか悪くなる。
【アルター】に斬られたモノに対しても効果は発揮しない。
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【時神】の固有スキル。
対象の時間を加速させる。
時間の流れに逆らわないため【時神】のスキルの中で最もコストが軽い。
主に自分の速度を上げることに使われる。
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【時神】の奥義。
対象を時間の流れから完全に隔離し、一切外部から干渉を受けないようにする。
一見すると《消ノ術》と並ぶ最強の防御に思えるが、外部へも干渉できないだけでなく、外部時間と完全に切り離されるため時が一瞬で過ぎ、《過去視》を併用しても外部の状態を察することは至難。
事前に秒数を決めてオフにしたとしても最悪「壁の中にいる」となりかねない。
名称通り、未来に何かを残すための運用が基本である。
発動消費がかなり多く、更にサイズに応じて上昇するが、効果時間はほぼ関係ない。
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【時神】の最終奥義。
自身の生涯年数を費やし時間操作に使用できる。
事実上数十年分以上の加速・減速・停滞等が出来る非常に強力な技。
しかし使えば使っただけ自らの時間を失うことになる危険な技でもある。
代償は使用内容に応じて老化と若化に分かれ、若化でも年数分レベル・記憶・培った技術が失われるため重いが、使用=死である最終奥義の中ではマシな方かもしれない。
<マスター>の場合、長くても数年分しか使用できない。
時属性魔法スキル特化超級職。
時属性は先々期文明時代からロストしている属性である。
その原因は"上級・下級の属性専門ジョブが存在しない"ため。
すなわちこのジョブに就くには、一切スキルで使うことができない時属性魔法について、自力で構築・発動し、且つ【神】に相応しい才能を示せるレベルまで熟達しなければならない。
時属性の開祖となるほどの時属性への適正と認知がなければ成り立たないジョブ。
例外的に一部の結界やアイテムボックスなどには内部の時間を止める・遅らせるような類もあり、闘技場の結界もこれに当たる。それらを扱うことで味わうことは可能だが、再現するのは至難。
或いは自力の結界術で内部の時を遅らせる<珠>を作った先々代【龍帝】ならば認定される可能性もあったが、ジョブに就くことができないため不可能だった。
就職難易度の高さから性能も相応に高い。