PCOTを更新しました。
※今回の更新はWindows10以外のバージョンも対象です。
今回の更新は項目は一つだけです。
- テキストベースの外部コマンドに対応
以下に外部コマンドの細かい仕様を記載します。
今回は若干技術者向けの更新になります。とはいえ、そんなに難しいことはしていません。
【前提】
「PCOTフォルダ」の直下に「cmd.txt」というファイルを作成します。
PCOTはこれを1行だけ読み込み、書かれたコマンドを実行します。
実行時、配置した「cmd.txt」ファイルは削除されます。(削除しないと延々と同じコマンドを実行し続けるため)
コマンドは「翻訳系」と「読み上げ系」とで2種類の種別で分かれています。
種別の後に「,」で区切って値を入力する必要があります。
※各コマンドは「,」も含め半角で入力してください。
【コマンドの定義】
コマンドは[コマンド種別],[コマンドの値(数値)]という形式になっています。
【コマンド種別】
翻訳系:tran
読み上げ系:spch
【コマンド値】
翻訳系は「-1」がフリー選択、「0」が翻訳、「1以上の任意の数値」が固定翻訳1~・・・という感じです。
※仮に「tran,3500」みたいなことをやらかしても、フリー選択になるだけです。
読み上げ系は「0」が音声出力(読み上げ)、「1」が一時停止、「2」が停止です。
以下にコマンド例のサンプルを載せます。
翻訳系コマンド
「参考画像」
上記コマンドはPCOTにフリー選択を実行させる命令です。
読み上げ系コマンド
「参考画像」
上記コマンドはPCOTに音声出力を実行させる命令です。
用途としては、実況動画などで一定間隔でPCOTに自動的に翻訳をさせたい時に利用します。
自作ツール等でコマンドテキストを作成し、PCOTに投げる→PCOTがコマンドを読み取って内容を実行→OBSと連携→日本語字幕表示
と言った形での利用を想定しています。
技術者向けというのは、一定間隔でPCOTフォルダ配下に「cmd.txt」を生成するツールを自作して頂く必要があるからです。
PCOTのファイル監視の間隔は約0.5秒単位なので、あまり早く生成し続けると不具合が起こる可能性があります。
利用する場合は自己責任でお願いします。
長くなりましたが、今回の更新は以上です。
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