あずさ丸のグループ

愛刀の不思議体験 / 71

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ひらひら 2022/03/16 (水) 07:14:49 9049d@3877b

何度か青江について投稿させていただいている者です。今年に入り、不思議な出来事が続いたので連投したいと思います。

まず、一番印象に残っている出来事から。
ある日の夜のことです。私は青江と一緒にベッドに入りました。
眠りにつく前、一階で母が玄関の戸締りをしている音を聞いたのをよく覚えています。
私は割と熟睡型で、夜中目が覚めることは殆どありません。しかし、その日は背中に走る痛みで目が覚めました。青江の鍔が背に当たっていたのです。青江に謝りながら、時計を見ると3時半。起床するには少し早すぎたので、私は二度寝しました。
さて、目が覚めてからのことです。
朝ご飯を食べている時、母に「今日は珍しく夜中に起きた。3時半ごろだったから二度寝したけど。」と何となく話すと、母は「私もその時間に目が覚めた」と言いました。それだけなら、ただの偶然なのですが、母は続いてこうも言いました。「玄関のドアをノックされた音がした」と。
私はそんな音は聞かなかったので、母の聞き間違いではないかと思いながら適当に相槌をうって、学校に行く支度をし始めました。
家を出るのは私が一番早く、私が家の鍵を開けます。登校の時間になっていつも通りに家の鍵を開けようとした時でした。

おかしなことに鍵が回らないのです。

もしや、と思いそのまま扉を引いてみると扉は開きました。
思わず見送りに来ていた母と顔を見合わせました。
「え、昨日夜戸締まりしたやんな?戸締まりしてる音してたの覚えてるけど?」
「したで?ちゃんとドア引いて確認した!」
「えー…なんで開いてるん…怖…。」
気味が悪い思いを抱えながら学校に向かいました。

そして、これはその日家に帰ってから聞いたことです。
母もすっかり忘れていたようですが、その日は私が生まれるよりずっと前に亡くなった母方の祖父の命日だったそうです。
幽霊に関する逸話を持つ青江。もしかすると夜起きたのは、祖父が帰ってきていることを青江は知らせて起こしてくれたんじゃないかと思います。

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