聖遺物の「変則装備」内に格納されている組み合わせですね。
今のところ魈を物理型編成にする場面は非常に限られており、敵がヒト型かつ元素チャージ面にギミックの影響があるとき、敵方に風無効が混ざっていても魈を使用したいとき、探索等で元素爆発を発動したくない場合となります。これ以外では、火力が多少減ってでも元素爆発を発動しやすくした方が、最終的な火力が高くなります。つまり、爆発が回っていない間の火力を考えるよりも、爆発を回せる装備の方が強くなります。また、爆発外として他のキャラクターを回す時間・火力、魈のスキルを考慮すると、風属性外の攻撃の重要性は小さくなります。
他のキャラクターと合わせた場合であっても、チャージなどを上げて元素爆発を出せるようにした方が火力が上がります。特に雲菫は、検証により雲菫による加算部分にも元素爆発のバフをかけられることが判明したため、元素爆発の使用がことさら優先されます。
ここで聖遺物の片方が物理寄りにするという選択が出た理由は、攻撃力18%または風ダメージ20%分であれば爆発中火力はさほど減少しない上に、物理装備のサブステータスで大まかに補え、場合によっては超えるからです。(実際、セット付の装備でサブステータスが貧弱、またはセット無し装備のサブステータスが非常に優秀な場合には、セット効果を付けない装備の方が上回ることがあります。)しかし、杯のメインステータス上昇幅は大きく、杯まで物理にしてしまうと爆発中・スキルの火力が大幅に損なわれます。よって、杯も物理にするならば、ギミック等で物理に大きなバフがかかる場面、または元素爆発を使いたくないときの利用になります。ところが、これらの条件では、片方物理+物理杯よりも両方物理+物理杯の方が大きな効果を出せます。
以上より、蒼白しめ縄で爆発・スキルと併用するならば杯を攻撃にする、爆発を使わないならば完全物理特化にすることが推奨されています。また、非爆発時の通常火力を出しつつ爆発時火力を損なわない装備としてしめ縄剣闘士・しめ縄4が存在し、特にしめ縄剣闘士は爆発時火力が翠緑剣闘士とほぼ等しいため、蒼白しめ縄はかなりレアケースとなっています。
なお翠緑剣闘士ですが、現在ではしめ縄剣闘士の方が強くなる場面が多いです。翠緑剣闘士を「ベスト」と言える場面は完凸のみとなっています。雲菫やベネットと共に使う場合には翠緑剣闘士が優勢になりやすいですが、それでも武器と他のサポートによってしめ縄剣闘士に抜かされる可能性があります。