缶ビ 「秋華賞の出走馬が決まったなぁ」
ここは海底スナック『竜宮』。
乙姫ママ 「缶ビさんや黒改さんが好きそうな名前のあの馬はどうだった?」
缶ビ 「ああ、ビジンは抽選負けだ。残念だ」
タイ 「明日はいよいよ枠順ね」
ヒラメ 「で、どうなの?勝特隊の捜査は?」
エージェント缶ビがジョッキをグイと傾け生ビールを飲みほした。
缶ビ 「枠順が決まらないと何とも言えないが、
人気のスターズオンアースやスタニングローズ、ナミュールあたりが強そうだ」
乙姫 「やっぱり3強で決まりそう?」
缶ビ 「そこを検証するのが勝特隊だ。
2冠馬は強烈な末脚で勝ち切っているのはここ2戦のG1だ。
それまでは好位(5番手以内)につけて勝ち切れずにいた。
それがG1桜花賞で戦法を変えて勝利。オークスでは上り最速の圧勝劇だ。
いずれも中団後方につけている」
タイ 「じゃ、今回も同じ作戦で行くわね」
ヒラメ 「桜花賞で勝っている阪神コースだしね」
缶ビ 「しかし桜花賞は1600mの外回りコース。今回は2000mの内回りだ」
乙姫 「それでも力が上だと思うけど、つけ入るスキはいくらか広がるというわけね」
缶ビ隊員がにっこり微笑んだ。
缶ビ 「しかし好位・・・1~5番手くらいで行きたい馬がたくさんいてね。
馬柱で追ってみた。通過順 [3][3][2] みたいな5番手以内で通過した馬に赤線でチェックを入れたら
新聞が真っ赤になってしまったんだよ」
乙姫 「位置取りが難しいのね。だから枠順待ちなんだわ」
缶ビ 「それでも出走馬が決定したのでおおよその目鼻は・・・。
逃げるのはブライトオンベイス。ラブパイローあたりとはテンのスピードが違う。常に34秒台だ」
タイ 「そのラブパイロー、タガノフィナーレ、サウンドビバーチェが続くのね」
ヒラメ 「でもスタニングはじめ3番手くらいで行けたら行きたいのがたくさんいるから、
どうなるかわからないわね。ペースはやや早くなる?」
乙姫 「がっつり差してくるのがスターズをはじめナミュール、プレサージュリフト、ライラックと言ったところね」
缶ビ 「2冠以前の勝ち切れなかった頃のスターズを競り落としているのが、その3頭だ。力はある」
乙姫 「これじゃ枠順が決まっても大混戦ね。スターズに立ち向かうのは?どこから行くの?」
缶ビ 「今、勝特隊の中ではサウンドビバーチェの捜査が進んでいる。
オークスでは発送前に他馬に蹴られ競走除外。
休み明けのローズSは前に1頭置きたかったが、スタートが良い馬なのでそのまま逃げてしまった。
(↑ 高柳大輔師)」
乙姫 「それでのクビ差2着ね」
タイ 「この一タタキでさらに良くなる?」
ヒラメ 「スタートが良いなら好位3~4番手だってなんなく取れそうじゃない」
缶ビ 「まずは明日の枠順発表が楽しみだ」
タイ (・・それにしてエージェント缶ビは「ビバーチェ」とか「パッション」とかゆう名前が好きよね・・)
ヒラメ (「マリリン」とか「マリア」とかもよ)
缶ビ (えっへん! 「すず」とか「めい」もねっ!)
心読みどうしの探り合いが続くのだった。
知らない店で、なぜか名前を覚えられとる(-ω-`)
そらもう~ この海底横丁では有名人だからなぁ。
隣の居酒屋でも知られてたし・・。