「う~ん、捜査が行き詰った・・・ 😒」
エージェント缶ビはうめき声をあげるやグイっとビールのジョッキを傾けた。🍺
ここは海底スナック「竜宮」。
ママの乙姫や、アルバイトのタイやヒラメが缶ビの周りに集まってきた。
ママ 「今週末は宝塚記念ね。上半期最後のG1レースね」
タイ 「新聞見ると混戦っぽいわね。5人の予想で3個以上印がついてるのが8頭もいるわ」
ヒラメ 「新聞に書いてたけどやっぱり去年みたいに逃げ馬が3着圏内?」
缶ビ 「それは丸のみにできないけど、逃げ馬と限定しなければ前残りは大アリだね。
過去何年前とか言わずに、『前が止まらない』と言われてた先週(開幕週)を見てごらん」
3人がおでこを押し付けあいながらデータをのぞき込む。
ママ 「あ~、ホントだ。逃げ馬というよりも、逃げも含めての前残り・・って感じ」
タイ 「むしろ2、3番手通過が多いわ。
『好位』の意味合いを5番手までに広げるとすごいことになるわね」
ヒラメ 「でも9頭立ての5番手通過まで好位と言っちゃうのは・・・どうかしら?
7番手なんて追い込みじゃん」
缶ビ 「そうだね。分数の表示も出すために便宜上3番手(5番手)までを好位と呼んでみたが、
出走頭数から見て適宜調整して参照してね。ただし傾向としては前残りは否めない」
ママ 「少ないけれど差し追い込みも全くないわけじゃないわね。 馬の実力で何とかしちゃうパターンもあるわけね」
タイ 「今回は18頭立て。逃げるのはパンサラッサね。タイトルホルダーが続く。有馬記念の時みたいに」
ヒラメ 「どちらも印が回っている人気馬ね。 ・・・で、3番手追走は?」
満を持してエージェント缶ビが咳払いをした。「オホン!」😤
缶ビ 「ウインマリリンだ」
ママ 「え~、アフリカンゴールドやギベオンだって行くわよぉ~」
缶ビ 「器用でスタートが良いマリリンのことだ。外枠からでもスッと前につけられる(陣営 談)らしい。
オークスの2着の実力馬だけに侮れないぜ」
タイ 「でもここ2戦は2桁着順。それも10馬身以上負けてるわ」
ヒラメ 「つうか、負けが目に付くのは、オークス2着以外は全部G1レースなのね。
3歳時はまだしも、実力が古馬G1の域に達してないんじゃなくて?
少なくとも馬券圏内にはムリじゃない?」
缶ビ 「ふっふっふ。そうなのかもしれない。しかし見方を変えてみよう。
馬券に絡めない古馬G1は全て阪神コースだ」
ママ 「ちょっとちょっと。何言ってるの?宝塚記念は阪神競馬場よ。
負けますって言ってるようなもんじゃない」
缶ビ 「しかし3歳G1の秋華賞も大負けだった。これは京都競馬場だ。
もしかしたら・・・。苦手なのは阪神競馬場ではなくて・・・」
タイ 「直前の長距離輸送? 同じく急坂の中山はあまり苦にしてないわね」
ヒラメ 「それにしたって今回も長距離輸送はあるわけよね」
缶ビ 「マリリンはもう来てるよ。19日に来て栗東滞在中だ」
ママ 「それで、捜査は何が行き詰まっているの?」
缶ビ 「一応、前走、前々走は直前の長距離輸送が敗因だというウラをとりたい。
今回わざわざ言うってことは、前入りしてみたってことなんだろうが、
前走以前は間違いなく直前輸送だったかどうかのコメが見つからない」
ママ 「エージェント缶ビは旅行中だろうが移動中だろうが、列車の中で一杯飲みながらの予想が絶好調なのにね」
缶ビ 「そうそう。輸送に強いから。予想的中の雨あられ・・・って、お~いっ! いつも飲んでるわけじゃないぞ」
タイ・ヒラメ 「そうよ!・・・雨あられでもないし」
缶ビ 「えっ?」☺ ポッ