続いて牝馬
牝馬
1位アドマイヤサブリナ
父ドレフォン。異父兄姉は重賞戦線で活躍しており、注目度以上の結果は出してくれるでしょう。体は小さいようですが、調教師コメント的にも一発ありそうな感じ。年内デビューさえ出来れば、クラシック戦線に乗るポテンシャルはあるはずです。
あと、地味に愛しのミッキースワローの近親というのもポイント高いですね。
2位ギモーヴ
キタサンブラック×16号族はイクイノックスやガイアフォースが出ているニックスともいえる組み合わせ。1号族と16号族は深い関わりがあるので、これは必然なのかもしれません。
本馬は母方にNijinskyを含む構成。先に上げたガイアフォースや今年の紫苑Sを制したクリスマスパレードなど、中距離の持続力勝負を得意とする馬が多く出ており、この馬もそのようになるでしょうか。
引くところの無い、よく纏まった血統だと思います。
3位イングランドローズ
牝馬の3位にして、今年一番の血統注目馬。なので、後に個別で取り上げます。
4位ライワルツ
Raise a Native、Aces Swingingの5×5という面白いクロスを筆頭に、Storm Cat、Mr. Prospector、Nijinskyといった大種牡馬のクロスも持っている、担当者の狙いが見える血統ですね。
父ミスターメロディは2015年、母は2016年産の、更に初子というフレッシュさも魅力的。
あと、これは指名後に気付いた事ですが、この馬は8号族の影響が物凄く強いんですよね。クロスされているStorm Cat、Raise a Native、Nijinskyがそもそも8号族ですし、Storm Catの子ヘネシーは父も母も8号族、キンカメに入ったラストタイクーンも父母共に8号族。極めつけに、本馬も父母共に8号族と、やはり狙っていたんでしょうねぇ。本当に面白い血統です。
5位スターダムバウンド
父オルフェーヴル。母は米G1を5勝のスターダムバウンド。
父が誰であろうと、兄姉はおしなべて「ズブい」「スタミナ豊富」という特徴を持っていて、母の影響力の強さを感じさせますね。今までは、父と母の良いとこ取りを狙った配合が目立ちましたが、今回は真逆のアプローチ。相乗効果を狙っているのだと思います。
もう芝は考えなくて良いと思います。ダートで世界を取りましょう。