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この鯖の決まりごと(法律のようなもの) 1 年前
(…どういうことだ?)
いくらシナノやルイスとかでもここまで防ぐ事はできなかったと思うが、それをいくら叩き込んでも、どこの国の技術を使っても全て完璧に受け流しやがった……。いくら補助装備なんかを使ったとしても人間がここまで防げるもんなのか?それか機械かなんかで強化してるっつうケースもあるが…。
…いや、謎解きは後にしよう。コイツがなんであれ生物なのであれば少なくとも一つは弱点つーもんがあるハズだ。それがなんにせよまずはそれを見つけてやる。
━━━━━━━━━━━━━━━
「ハッ、お前がどうやって仁から聞き出したのかは知らないが、わざわざ敵に自分から手の内を明かす訳ないだろ?」
先程と同じようにまた右脚を使って膝蹴りをお見舞いするが、その重装備からは想像もできないほど軽やかな動きでそれもすぐに受け流される。
『そうですか…、それは残念ですね』
すかさずまた拳を叩き込むが、それも全て滑らかな動きでかわされ、全く掠りもしない。それどころか対応が段々と速くなってきている気がする…。連続攻撃は無効と考えた方が良さそうか。
『……仕方ありません。検体に傷がついてしまう可能性があるのは少々癪に触りますが、もしかしたら彼女が何かしら『技能』を使ってくれるかもしれません。運が良ければ他にも色々と興味深いものが得られるかも……、折角の機会ですし色々と試してみることにしましょう』
途端にミーナの両足から麻酔弾が襲いかかる。片方刃は弾くことができたがもう片方は左肩に突き刺さってしまった、懐から拳銃を取り出してこちらも反撃をするが、まるで生き物のように動くコートが銃弾をそれらを全て弾き落とす。
効かないと分かった以上最早使い物にならなくなった銃を投げ捨て、対応するように格闘術の構えをするが油断していてガラ空きだった足を掬われ転倒した。
「该死的……。」
カツッ... カツッ... カツッ...
『事前に見直しをしておいた甲斐がありましたね。さぁ、行きましょう。ツィリーナが待っています。もしあなたが協力してくださるのならもしかしたらツキヨさんよりも更に面白い結果が得られるかもしれません。これから楽しいことg』
ボウッ!
かなり遅れてしまい大変申し訳ございません…。
最近全然まともな茶番を作ってないので、全体的に不自然な点があるかもしれません。
・ボウッ!
ルェンの火の音
意を決して「管理官執務室」と書かれた金属製の扉を開ける。
「今日は早いのですね。アイリスさん。」
「そうっすねぇ…」
開幕そうそう沈黙が場を支配し、執務室にこれまでないほど重々しい空気が立ち込める。自分の腰のあたりに手を置き、ひどく冷たい鉄の塊『拳銃』の存在を確認する。
「どうしたんすか管理官。そんな所で立ち尽くして?」
「…そうで…すね。」
ぎこちない足取りで椅子に座る。いつもと何も変わりない光景が、なんとも恐ろしい。
「単刀直入に。あなたは何故向こうに手を貸したのですか?」
「理由は言えませんね。これは私の信念であり、存在意義ですので。」
驚いた。いつも特徴的な話をしていた彼女が、笑顔を消し、畏まった、いや、明確な「警戒心」を持って話ている。
「我々はやり過ぎたんですよ。無意味に生命を失いすぎた。」
「だからと言って虐殺だなんて」
「革命には痛みが伴う、これは自明です。争いを無くすために殺す。そこに矛盾を感じるのはあなた自身が矛盾しているからです。」
「命を奪うと言う行為に正当性はな」
「では何故あなたは武器を作る?」
「それは…」
「それが矛盾です。まぁ、あなたには私を撃つ必要があるのでしょう?その腰に携えた拳銃を、使うのでしょう?」
いつもの彼女なら、笑って冗談を言う。だが今は違う。彼女は間違いなく『革命家』であり、『煽動者』であり、『思想家』だった。
腰から拳銃を抜く。彼女に銃口を向ける。彼女は動じない。
「その場に伏せて下さい。」
「…。」
彼女はゆっくりと手を、彼女の胸元へ動かす。
「伏せてください。でなければ撃たなくてはなりません。さぁ、早くっ!!」
久しぶりに声を荒げた。彼女の手は止まらない。
撃つか?撃つのか?撃つしかないのか?撃てるのか?
他人に銃を持たせ、命を浪費し、紙上の文字だけを処理してきたこの私が?
「伏せて、早くっ!!」
引き金に指をかける。ハンマーコックは降りている。その瞬間、彼女の手は素早く胸元へ動く。だが、
引き金を引く指の方が速い。
乾いた音が響く。カラン、と薬莢が床に落ちる。彼女は倒れる。その一瞬は永遠だった。
久々に出社して驚いた。自分のロッカーの中にガンケースがぶち込まれてた
仁:「なに…これ?」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
バンパー:「ていうことだ。つい昨日、お前の兄貴が持ってきてな。『作れたから仁のとこにおいといて』って言ってここにケースごと置いて行ったんだ」
仁:「ついにできたんだ…アーリーグリックが」
バンパー:「異例のペースで仕上げたそうだがそこはKRGmのお墨付きだ。性能も申し分ない」
仁:「試し撃ちに行こうと思いますが…来ます?」
バンパー:「逆に俺がいないと心配だろ?仁」
仁:「痛いとこついてきますね。バンパー」
~射撃訓練場~
スパァァァァァン!
ガシャン!
仁:「この音…たまらん♪」
バンパー:「ラプアマグナムって結構うるさいのに?」
仁:「慣れよ。この仕事をしてると動作音だけでも気持ちよくなるんだよな~」
バンパー:「狼の耳って敏感やな」
仁:「ではもう一発」
スパァァァァァン!
ガシャン!
仁:「う~ん…たまらん♪」
バンパー:「どうもご満悦だな」
シナノ 「さて、始めましょうか」
ルイス (やるしかないのなら方法は…一つ)
ルイス (上官から命じられてる以上、戦いは避けなくてはならない。なら…)
シュッ
ルイス (目を潰して逃げる)
バチッ(電磁バリア)
ルイス 「!?」
シナノ 「次はこちらから仕掛けましょうか」
ルイス (…来る)
バッ
ーしばらくの格闘ー
シナノ (なんでしょう…?手に違和感が?)
(シナノが一旦引く)
シナノ 「手が…火傷している?」
ルイス 「少しは効くようね…」
ルイス (これで少しは動きが鈍くなるはず…。早く無力化して逃げないと…)
(ルイスが飛びかかる)
シナノ 「…甘いですね」
ルイス (…?)
ガッ
ルイス (受けられた!?)
プスッ(麻酔)
…ドサッ
ルイス (あぁ…意識が……このままでは…不味い)
ルイス 「…」
シナノ 「久々に楽しい戦いができましたね…この手の傷は後で回復するとしましょう。そうでした、サンプル採取の続きをしないと…」
モルさん、遅れてしまい申し訳ありません…。ここ最近忙しくて…(言い訳)
シナノの手の傷
格闘戦の時にルイスが手に酸を分泌して受けた
ありがとうございますー、
遅れても大丈夫ですぜ()
画面が徐々に明るくなり、中央に音声波形が現れる。波形が揺れ、ノイズ混じりの声が聞こえてきた。
『老人達は存外正直者が多いらしいな。全く、面倒を起こしてくれる。』
『それは私達も同じだろう?№1。』
『これで世界に、我々の存在が露呈したことになるな。だが、状況が変わることはないだろう。』
『いつも批判されるのは、攻撃したものではない。守れなかった者だと。』
『まぁ、そうだな。……2人だけの茶会も静かなものだ。』
『…彼が、ヘンダーソン君が直接手を下すとは思わなかったな。少し驚いたよ。…彼はアイリスと関係は良好だった。』
『だからと言って止まれる私たちでは無かろう?シュガート。』
『まぁ、そうだな。老人達も気づいてはいまい。まさか、ラインアークマーセナリーズの本社に、我々がいるとは。』
老人達:財団の上層部(評議会メンバー)を指す。
№2ちゃんは若い可愛い子です(半ギレ)状況:3人いたお茶会(話し合い)メンバーのうちの1人がお亡くなり(アイリス)。
『ーー、近郊にー…、の、…連邦軍ー…部隊が南へ向けて移動中ー……ー、合図をーー、』
「なぁアデレード、もうちょっと性能のいい無線機はないのか?聴き取りづらいな」
「文句はいうな、これでも用意できる最高の無線機だ」
「連邦軍の軍閥共でももう少しいいやつあると思うんだが?」
「バカ言え、俺等は正規軍の分派とは違うんだ。我慢しろ」
とある公道の側、森の生い茂る場所。潜む彼らは無線機片手に、通りかかった部隊を待ち伏せしている。
『装甲車2ーー、ーラック3、…ー、補給、ー隊かー…、』
何も知らない車列は目的地を目指し悠々と公道を進軍する。
『特戦…ー、備…よーし…ー、』
『』
「狙撃班準備よし……って聞こえてんのか?」
『聞こえー、てー、よ。"パーシン"ー、』
「おー、その声は新入りの東洋人だな?いきなり特戦たぁ…、ははっ、運がねぇな」
『まもー、く、ー…獲物ー…が、かー、る』
「無駄話は後だ。作戦に集中しろ」
「へいへいっと…、カウントダウン始まりか」
『……5ー、ー3、…2、1…』
『0!…ー、』
ドンーッ!!
先頭を進行していた装甲車がいきなり爆発し火を吹いた。装甲車を避けるように車列は左右に散開する。
「全部隊戦闘開始!パーシン、ツァレンコ、計画通りに」
「「了解!」」
『全ーー隊、…戦ー、開始ー…!、』
爆発と聞き取りにくい無線機から聞こえる合図と共に彼女は森から公道へと飛び出す。
「敵襲ー!部隊を展開しろ!」
「ゲリラの野郎共か!?くそっ!」
徐ろに機関銃を乱射する装甲車、対応の遅い兵隊たち…混乱の中でトラックから次々と兵隊が下車してくるが、…
グサッ!
「ぐぁ!?」
兵隊にナイフを突き立て、喉を掻っ切る。勢いよくナイフを振り回し乱戦に持ち込む。
一人ずつ、素早く的確に"処理"していく。
「っ、応戦しろ!」
バンッ!
お手製の手榴弾がトラックの前で密集する兵隊達の近くで爆発する。ろくに抵抗できない正規軍紛いは……、
「化け物が!」
「…」
兵隊…、いかにも若い新兵がこちらに銃口を向けている。…あの距離は詰められない。撃たれれば終わるー、
彼は既に引き金に手をかけていた。
ーパンッ!
ドサッ
新兵は雪崩れるように地面に倒れる。
味方の狙撃手か、無線機からノイズが混じった声が…
『無ー、にー突ー、…込み過ー…んなよー…!』
「…うっ…、了解…」
彼女に続いて他の特戦隊員も恐れず、近接戦で、どこからともなくやってくる狙撃でそれぞれ兵隊を次々と落としていく。
惨状を憂いたのか、装甲車は味方をおいて後退し始める。
「装甲車がー、」
シュー…ッ…
ドンッ!
飛んできた対戦車弾頭が砲塔横に直撃し爆散する。首無しの装甲車は見事に燃え盛って息絶えた。
『報ー、告せー、よ…』
『狙撃ー、…班…損ー、なしー…だが……、ツァ…ー…ンコがー…肩を…』
『特戦ー…2名…ー、重ー、症…ーー、ヴィクロフーー、もう…』
「…」
『…作戦ー、了を宣ー…ー、』
クロアチアのどこか。連邦内戦時の出来事。
アデレード
いずれ大宰相になった人。
パーシン
狙撃手のおっさん。口が悪い。
フヴァル。今日奇襲した公道を西へ行くと小さな港町がある。街を見下ろすように城塞があり、ここは軍の拠点だったのだが数年前に多数の武装勢力に不法占拠され今に至るのだという。
砲弾が炸裂した跡、政府軍が放棄した戦車の残骸、積み上げられた土嚢…など、内戦の影響が色濃く残っている。
「…ヴィクロフのことは残念だったが…、仕方あるまい」
「コンラート、俺等はいつイベリアへ行くんだ?」
「…数日後にフヴァルに移民船団が来るっていう噂だ」
「噂かよ…、どっからの情報だそれ?」
「連邦海軍から離脱した一派に俺と親しくしているやつがいる。そいつからだ」
「ふーん…、まぁイベリアにいければいいが」
ふと視線を移した先、物陰にいる女…。特戦隊の新入りだ。
「よぉ東洋人、今日はいい暴れっぷりだった……、って何食ってんだ…」
「ん…、肉。食べる?」
「いや…、なんか俺が口にしていいものではない気がするから…やめとくわ」
「そう……ハグッ」
そういって彼女は"肉"を貪っている。何とも肉付きの悪く、ラベルのように連邦軍人が付ける腕章がついたまま。ただ、何か引っかかったようで貪るのを止めて…
「あと、私東洋人じゃないから…」
「ん?以下にも東洋人っぽい顔じゃねぇか」
「…生まれはクロアチア地方だって…、パーシンと同じ」
「おぉ、部隊の先輩を呼び捨てたぁ…、いいご身分だな。如何にも俺はクロアチア地方出身だが」
「…」
「まぁ食あたりしないように気ーつけろよ、東洋人」
「だーかーら!私はシナノって名前があるんだよ!」
「はいはい…、そんな怒らんでも…」
フヴァル
アドリア海沿岸の都市。
コンラート
強襲①、②で無線機から敵部隊の同行を報告していた人。実質的な部隊の指揮官。
特戦
近接戦用部隊。連邦内戦初期ではいくつかの武装勢力が特戦隊を編成し運用した。
「なぁ、仁」
スパァァン!
「なに?」
けたたましいマグナムの発砲音の鳴る中、バンパーは射撃のリハビリ中の仁に問いかけた
「お前にとってのPMCの仕事ってなんだ?」
カチャ スト
仁は銃にセーフティをかけて銃を置いた
「なるほどね…僕にとってのPMCの仕事って何か…かぁ」
おもむろに目を閉じ、言い始めた
「僕にとってPMCの仕事とはこの世界で過ごしていく術的なものなんだよな」
衝撃だった。普通は生きていくためだったらもっと安全な仕事を選ぶはずだ。仁は家庭を持っている。なのになぜ?そんなことをバンパーは考えていた。
「それじゃあ、なぜ仁はもっと安全な仕事をしないんだ?」
「特に理由はないないね。気づいたらこんな仕事しているし、雪も反対しないし」
そんなことを言いながら仁は銃の片付けを始めた。
「それと君たちのような仲間と一緒に仕事をやれるのも好きだし。そんな仕事をやるのに理由なんているかな?」
そう言い仁はバックを背負って射撃訓練場から出ていった。その背中は楽しそうな雰囲気が漂った。
「ったく、本当にいつも死に瀕している狼かよ。楽しそうにしやがって…フフッ」
そう言いバンパーも訓練場から出ていった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「バンパーって変なこと聞くよね~。僕にとってのPMCの仕事って何かを聞くなんて…」
ガチャ バタン
「さてと、そろそろ帰宅するか」
仁は車を出し、家に向かって走らせた
「でも僕がこの仕事をしている本当の理由は何だろう…」
そんなことを考え仁は帰路に就いた
先程まで闇に覆われていた裏路地が夕焼けのように一気に赤く染まる。
影から奇妙にうねりながら火の粉を放つ尻尾が姿を現す。勢いよく燃える炎を出しながらゆっくりと立ち上がると、見ているだけで吸い込まれそうになるような火の中から鋭い爪を持つ白い鱗に覆われた腕が見えた。
「…こりゃ驚いたなぁ、大抵の奴とは戦ってきたと思ってたけどここまで格闘術が上手い奴は初めて見た」
『ガソリン……?、いやその腕といい、それが貴女の技能ですか』
再び右腕が燃え、勢いよくミーナに向かって襲いかかる。さってまで利軍の近接格闘術を使っていた様子とは打って変わって、それこそまるで化け物かの様な戦い方だった。
適応してきたミーナが段々と機械のように正確に対応し始める。取っ組み合いのような形になるものの、首元からミーナの頭に向けて火が湧き出た。体を背けたため炎からは逃れることができたがナイトビジョンにより視界が白一色となっていた間に、指から伸びる爪が機械で覆われた顔を襲う。傷跡から電気回路が露出し、少しばかり火花が飛び散る。
「ハッ、やっぱりお前も大概じゃないか!バケモノめ」
『少なくとも貴女ほどではありませんよ』
途端にガントレットから擲弾が放たれ、今までに何度も嗅いだことのある火薬の独特な匂いを放ちながら破片が真っ白の腕にかぶりつく。
鱗のお陰である程度は防げたが、それでも左腕の方は使い物にならなそうだ。
再び今度は右腕を用いての格闘戦闘に移り、数箇所爪で引っ掻く事ができたが、機械類と装甲板がそれを邪魔する。ハイキックがうねうねと動くコートに防がれると、代わりに影から尻尾が勢い良く胴に向けて飛びかかった。ルイスの時のようにはいかないがそれでも少しよろめき、再びガントレットの先端がこちらを向く。擲弾を撃った時とは違う気がする。
既視感だ、シナノのレールガンの時のような。
すぐさま猛獣のような火を放ち、不安の種を取り除こうとするが、すでに遅かった。
血のような赤色に光る熱光線が迷うことなく一直線に突き進み、火がミーナに到達する前に脇腹を貫いた。
「チィッ……」
そこからは早かった。
熱光線が傷跡を沸騰させ、血が左足をつたって滴り落ちる。尻尾がなんとか体を支えようとするが無駄だと言わんばかりにすぐ足の力が抜け、体力の消耗とさっきのやつのせいか段々と意識が遠のいていく。
なんか昔に比べて茶番考える想像力が落ちた気がします。
読みにくいかもですが温かい目で見てもらえると幸いです。
・さっきのやつ
わかりにくいですが>> 1570で突き刺さった麻酔のことです。
お疲れ様です。
戦闘描写って書くのに苦労しますよね( ˘•ω•˘ ;)ムズカシイ…
中と終わりの方はできていますが、初めの方の帳尻を合わせるので少しお待ちくだされ。
『...、これは驚きました。まさかここまでのものとは』
腕の中で毛布に包まれた一人の人外を後目に、ミーナは先程までの「体験」に思いを馳せる。
『生体としての捕獲は断念せざるを得えないと思いましたが...』
そう、ミーナは最後にファイバーレーザを使うことを選択した際「目の前の人外を生体として捕獲することを早々に諦めた」のだ。
しかし、その一撃はルェンの咄嗟の行動によりかろうじて躱されることとなった。
『やはり、人ならざる者は驚異的です』
無機質な機械音声に若干の喜色の色を混ぜながら目の前の「人ならざる者」を隅々まで観察していく。その様子はまるで買ってもらったプレゼントの開封を家に帰るまで待ちきれない子供のようでもあった。
『...、いけませんね。あまり長居はできません』
しかし、ここは市街地の路地裏。いくら人払いをしてあるとはいえ限度がある。
ブロロロロロロ キィーッ
先程までの静けさを破るかのように路地裏に黒のワンボックスカーが乗り入れてきた。
『彼らの送迎は終わりましたか?そうですか。もう一名追加でお願いします。負傷しております故、担架が必要かと』
開け放たれた黒のワンボックスカーから同じような意匠の『機械人形達』がぞろぞろと降りて行く。
『あぁ、少しお待ちを』
四体の機械人形達が毛布に包まれたルェンを運んでいく中、ミーナは手隙の機械人形の一体へと声をかけた。
『S-14からS-23へ。打ち合いを行った際の損耗を考慮し、念の為指揮権を移譲します』
『S-23カラS-14ヘ 了解 指揮権ヲ 受領スル』
ミーナがひび割れた面をS-23と呼ばれた機械人形へ手渡す。
『指揮権の移譲を完了。S-14、アナタは車内にて待機していてください』
■ ■ ■ ■ ■
━━━━━━━━━━━━━━━
※少し長めとなります
『おはようございます。合計して36時間ほど眠っておりましたが、ご気分はいかがですか?』
「...最悪だ」
『そうおっしゃらないでください。貴女の為に部屋を用意したのですよ?あちらの本棚には一通りの種類の本を取り揃えておりますし、こちらのテレビで映画を鑑賞することも可能です』
「私が逃げ出すとは考えないのか?」
『とんでもございません。貴女はその選択をなさらないでしょう』
「現状はそうだね...」
『それと...、何か御用がありましたらこちらのボタンで人をお呼び付けください。この地下施設の廊下は二酸化炭素ガスを充満させています。不用意に外に出られますと一息吸った時点で意識を失い、呼吸困難により死に至ります故...』
「...、悪趣味なことこの上ない」
『あくまでも警備の一環ですよ』
『あぁ、そうそう。これまでの話に関係の無い事なのですが...、ルェンさんとお呼びしても?』
━━━━━━━━━━━━━━━
■
『こんにちはルェンさん。ご気分はいかがですか?』
「...」
『体調面での問題はなさそうですね...。あぁ、その猿轡についてはお許しを。以前協力者の方が力んだ拍子に舌を噛み切ってしまわれて...。私の配慮が至らなかったばかりに、彼には本当に申し訳ないことをしました』
「...」
『それはそうと良い施術台でしょう?拘束具の形状を工夫したので長時間拘束し続けても鬱血することはございません。排泄物の処理を適切に行うことができるので衛生環境を適切に保つこともできます。それに拘束対象に合わせて台の長さを段階的に変えることもできます。そしてこの台自体が360度自由に稼働いたしますので、より効率的に実験を行うことができます。私の自慢の一品なのですよ』
『さぁ、始めましょうか』
━━━━━━━━━━━━━━━
■
『おはようございます。ルェンさん。さぁ、今日も頑張っていきましょう』
「...」
『これは...、素晴らしい治癒力ですね。マドリードの一件で既に把握してはおりましたが、自己治癒力促進剤を充填したポットの助けがあったとはいえ貴女の再生能力には目を見張るものがあります。研究が進みやすくなるので大変助かります』
「...」
『そうですね...。昨日は甲殻付きの右腕をいただいたので、今日は眼球の方をいただきましょうか』
━━━━━━━━━━━━━━━
■
『おはようございます。ルェンさん。貴女の眼球について色々と分かりましたよ』
「...」
『検査結果としては、多少視力は良いようですがそれ以外の機能としては人間のそれと大差はないようですね。ただ動体視力は比べ物にならない程高いようですが...』
「...」
『もう既に眼球は回復なされているようですし、ご覧になりますか?』
「...」
『ほら、お揃いですよ』
━━━━━━━━━━━━━━━
■
『こんにちは。ルェンさん』
「...」
『先日は表皮をご提供下さりありがとうございました。全身の皮膚を剥がされたというのに眉ひとつ動かさないその胆力は流石という他ございません』
「...」
『お陰で標本を一体完成させることが出来ました』
「...」
『ただ、私の研究員が少々手元を狂わせてしまったようでして...。右足の皮膚の補填が必要になりました故、今日は右足の皮膚をいただきますね』
━━━━━━━━━━━━━━━
■
『おはようございます。ルェンさん』
「...、何の真似?」
『今日の実験は食性に関する実験なので...。アイントプフと呼ばれる我が国伝統の家庭料理です。私が直々に調理したのですよ?もちろん、優先順位の低い実験項目ではあるので今日のところはパスしていただいても構いませんが...「貸して」』
「...」モグモグ
『これは...、毒を疑わないのですか?』
「君は騙して盛るより、直接飲ませるタイプだろう」
『そうですね。あぁ、ただ一つだけ...』
『胃腸の動きを見せてください』
━━━━━━━━━━━━━━━
■
『おはようございます。ルェンさん』
「...」
『視察口をつけたことはお許しください。こちらの方が体内の観察を効率的に行うことが可能なので』
「...」
『その視察口の取り付けには苦労しました。貴女の再生能力はあまりにも強力なので...。埋め込んだ視察口をことごとく体外へ排出してしまうのですよ。返しを設けることでようやく定着してくれました』
「...」
『さぁ、お話はこの辺りで...。早速始めましょうか』
━━━━━━━━━━━━━━━
■
『こんにちは。ルェンさん』
「また私の腹を裂く気?」
『今日は違いますよ。貴女にお礼を言いたいという方がおりまして...。直接話すことはできませんがビデオを持ってきました』
『「もうちょっとそっち行ってよ」「ちょ、おすなよ」』
「これは?」
『私の勤務地にある孤児院の子供たちです。可愛らしいでしょう?』
『「──────ルェンさん、モヒガンさんありがとうございます!!」』
『この映像に映っている3人の中で、真ん中に立っている少女。彼女は一時期、外傷で一種の脳死状態となっていたのですよ』
「......」ジトッ
『そのような目で見ないでください。私とて愛らしい子供たちを無意味に傷つけたりなどしません』
「...、それでこのビデオに映る少女は健康そのものに見えるけど?」
『えぇ、モヒガンさんの脳を活用しました』
「...は?」
『ここ最近は貴女に付きっきりだったもので...。彼を治療に使うだけの余裕が生まれたのです。貴女のおかげですよ?多少、術後の後遺症は残りましたが施設の子供たちは『彼女』を暖かく迎え入れてくれました。感動的な友愛です』
「......。」
━━━━━━━━━━━━━━━
■
『こんばんは。ルェンさん』
「ついに夜中にまで来るようになったか...」
『いえ、是非貴女に見てもらいたいものがございまして』
「そのブリキの筒のこと?」
『えぇ、ここについているツマミを捻ると...』
ゴォッ
『炎が吹き上がります』
「待て、もしかしてそれは...」
『中に貴女の脊椎から腕にかけての部分をまるまる詰め込んであります。燃料の代わりに栄養剤を補給して電気信号を送ればこの通り、軍用火炎放射器にも劣らない火力を発揮することが出来ます。ただ生体部品ゆえ、消費期限の短さは避けられませんが...』
━━━━━━━━━━━━━━━
■
『おはようございます。ルェンさん』
「...」
『今日は研究というよりは、私個人の趣味に付き合っていただきたくて...。あぁ、すみません。まだ説明の段階なので猿轡は外しておきますね』
「ぷはっ、はぁ...。それで、その趣味とやらは猿轡が必要なものなのか?」
『えぇ。今日は私の自信作を本土から空輸してきました。こちらをご覧下さい』バッ
「...」
『可愛らしいでしょう?私の愛するツィリーナを再現してみました』
「まさか...、人間を?」
『これは...。やはり貴女は素晴らしい観察眼をお持ちのようですね。ツィリーナに『相応しい』部分を寄せ集めて造りました』
「...、容姿が全て異なるが何人も居るのか?」
『ツィリーナは一人ですよ?』
「......。」
『本当なら別のタイプの物も持ってきたかったのですが...。アレは何分未完成でして』
━━━━━━━━━━━━━━━
■
『おはようございます。ルェンさん』
「...」
『データを見て驚きました。ここ3日間、成人女性が一日に必要とするカロリーの約12倍の栄養剤を貴女に投与しておりましたが...。体脂肪率はおろか臓器にも影響はありません。もしかしたら貴女は種族特性として何らかの不変性を持っているのでしょうか?』
「...」
『...、本題に入りますか。麻酔作用の効果については初日の時点で検証しましたが、その他毒薬についての検証はまだ行っておりませんでしたね』
『摂取量を調整しながら少しづつ試してみましょう』
━━━━━━━━━━━━━━━
■
『こんにちは。ルェンさん』
「...、今度は何。また君の趣味?それとも腹の中を見たい?」
『いえ、今日は貴女にこちらの作業を手伝っていただきたくて』パラッ
「これは...、紙とカーボンシート。それにトレーシングペーパー?」
『ええ、こちらに一組30枚のイラストがございます。貴女にはこれを転写する作業を手伝って頂きたいのです』
▼ ▼ ▼ ▼ ▼
「それにしてもこのイラストは?紙芝居のように見えるけど...」
『えぇ、その通り。これは紙芝居の原画です。私達が転写した後、子供達が色付けをしてようやく完成するのですよ』
「子供達...、君の勤め先にある孤児院とやらの子供達?」
『そうですよ、皆いい子達ばかりです。同じ施設内に老人介護施設もあるので、週に1度交流会を設けているのですよ。この紙芝居はその交流会で披露するためのものです。あの施設にいらっしゃるご老人の皆様は身寄りのない方々がほとんどなのです。なので、子供たちを本当の孫のように可愛がってくださるのですよ』
● ● ● ● ●
「ふう、全てなぞり終わった。......、寝ているのか?」
『...、ゃん』
「ん?」
『...ぇちゃん......』
『お姉ちゃん......、あのね...今日すっごく楽しかったんだ...。ルェンさんって...、人とお友達になって......、それで、それで...、楽しくお絵描きしたの......』
『あのね...、他にも工作したり......、好きな物の...、見せ合いっこしたり...。勿論私は...、大好きなお姉ちゃんを、見せたよ...。あ、でも......、ルェンさんの好きな物は、まだ見せてもらってないな...』
『それでね...、それでね.........』
「......、何だったんだ今のは」
『』
『これは、おはようございます。ルェンさん。どうされましたか?何やら眉をひそめられていますが...』
「いや、なんでも無い...」
『そうですか。わざわざ手伝っていただいたというのに申し訳ありません。ちょうどデータ更新の時間でしたもので。義体の方である程度、記憶を集積したらそれを整頓し処理するという動作が一月毎に行われるのですが...。処理中は眠ってしまうのですよ。一般的な言い方をすると夢を見ている状態に近いのでしょうか?』
「......」
『おっと、もうこのような時間ですか。今日のところはそろそろお終いにしましょう』
「...、待て」
『どうされました?』
「今日は何故、私を作業に誘った?」
『特に深い理由はありません。強いて理由付けするのであれば、貴女の精密動作性を見たかったからでしょうか』
「そうか...」
『えぇ。ではルェンさん。また明日』
━━━━━━━━━━━━━━━
■
『おはようございます。ルェンさん』
「...、手術台に磔にされているということは今日は実験?」
『えぇ、その通りです。ですが今回の検証は普段行っているものより長くなりそうです』
「具体的には?」
『そうですね...。大凡3日を予定しております』
「3日...、3日ッ?!!!」
『えぇ、貴女の再生能力に関するテストです。今日から貴女には3日間。貴女自身の手足を食料としていただきます。そこから再生に要する大凡のカロリーを逆算します』
━━━━━━━━━━━━━━━
■
『こんばんは、ルェンさん』
「実験は今朝済ませただろう...」
『えぇ、それとはまた別件の用事です』
「今度は私に何をさせようというんだ?」
『編み棒と毛糸を持ってきました。今日は一緒に編み物をしましょう』
▶ ▶ ▶ ▶ ▶
『そこ、少し絡まっていますよ』
「...、どうすれば良い?」
『コツがあります。ほんの少しの間お貸し頂いても?』
◀ ◀ ◀ ◀ ◀
『出来ました』
「早いな、私はまだ半分もできていない」
『私の場合、腕前の経緯については少々特殊な面があるので。単純には比較できませんよ』
「そういうものか」
『えぇ。初めてでここまで出来ているのですから...、大したものです。そうそう...、』
『『コレ』は貴女に差し上げます』
□
『こんにちは。ルェンさん』
「拘束具、猿轡は無し...。今日は何の用?」
『えぇ、折り入って貴女にご相談がございまして』
「相談?」
『そうです、相談です』
「内容によるかな...」
『貴女が気に入るかどうかは分かりませんが...、どうでしょう。貴女の記憶と人格の再現に必要な電気信号の逆算解析に多少時間は必要ですが、新しいボディを繕って差し上げますので...』
『貴女の身体を譲って頂けませんか?』
・毛布→ルェンさんとの予想外の交戦でモヒカン捕獲キットを全て持ち去る余裕がなかったのでその場に捨て置かれていました()外道 行為。モヒガンの大脳に少女としての記憶と人格を書き込んで移植した)
・黒のワンボックスカー→ルェンさんとの交戦中にどさくさに紛れて残りのモヒカンをハイエースにて回収。その後、別働隊を手配し無力化したルェンさんを回収...。と言った感じの流れとなっております。
・証拠隠滅→黒のワンボックスカーとハイエースは証拠隠滅の為に海に叩き落とした感じです(レンタカー会社がキチンと保険に入っていたことを祈ります)
・実験台にされるルェンさん→全裸+猿轡+磔という字面だけ見れば英智なシチュエーションですが、やっていることがえげつなさすぎるので全く興奮できません()
・促進剤を充填したポット→要するに全身どっぷり浸かるぐらいデカいキズパワーパッド()
・貴女の眼球→ルェンさんの目を抉り出した後に、生身の肉体にそれを移植して色々検証するミーナさん。移植した目を友達とのペアルック感覚で見せてきた()
・食性に関する実験→人外の食性が気になったミーナさん。食い物を食わすついでに胃腸の動きを観察するために腹を掻っ捌いてみた()
・視察口→牛の体内を見るためのアレです(元いた場所に帰す時にキチンと取り外すのでご安心を)
・治療用ドナーのモヒガン君→孤児院の女の子治療したいけど大脳損傷してるから根本的に治せないンゴ。せや、この男を治療に使うんや(というノリでいとも容易く行われた
・ブリキの筒→作ってf〇ck fu〇kなミーナさんが仕上げた作品()この要領で作成した道具により誰でも、ノーリスクで人外の力を行使できるようにならないか模索している。
・ツィリーナ→ルェンさんと仲良くなる為に自分の宝物を披露するミーナさん()なお、2代目以降のミーナさんはツィリーナ人形の何が良いのかよく分かっていなかったりする。
・紙芝居の転写→孤児院の方でルェンさん(ついでにモヒガン)が英雄的存在になってきたので、『ルェンさんも用意に一役かった』とすれば子供たちのやる気も出ると考え手伝ってもらった。
・長い実験→何度切り落としてもニョキニョキと生えてくる手足に興味を持ったミーナさん。再生に要するカロリーを調べる為に切った手足をルェンさんにフォアグラを作る要領で食わせた()
・編み物→軽く?実験を終わらせた後に『ルェン、編み物しようぜ』のノリで誘ってきた。意図は不明(ミーナさんお手製マフラーがプレゼントされたが身に付けたら呪われそうな気がしなくも無い)
・貴女の身体を私に譲って頂けませんか?→『意味怖どこでもドア』の原理をよく知った上で、嬉々として使うようなやつの精神を信用してはなりません()
おお……これはこれは……()
ちょっと読んできます()
文豪過ぎます…
???「これが本物だと…じゃあ俺は一体…」
冗談抜きに読んでいて恐怖を感じました()
これで「少し」長めなのか…
あまりにもサイコすぎる()
うーん…これはサイコですね()
価値観エイリアンな人外を作りたいだけの人生だった()まぁ、史実ドイツにもメンゲレとかいうイカレサイコがいるのですが
追記:一時期、ハーメルンという小説投稿サイトで執筆を行っていた時期がありまして()文字数の感覚はその名残ですね...。
次はシナノさんとルイスさんです(迫真)
ハーメルンですか…私の高校で唯一の友人です。
自分はカクヨムで執筆中ですね~
!?
キレてんな()
これは新感覚ラブコメですね()
ご結婚おめでとうございます()
誘拐された人間が何らかの理由により、誘拐犯へ対し好意を抱く現象を『ストックホルム症候群』というそうです()
怒怒怒
怒恋怒
怒怒怒
今度は百合かぁ()
軍事部世界にもキマシタワーが…?
シベリア研究所爆発事故からしばらくたった。一度家の帰ったのだがまた招集が入ったためシベリアに舞い戻ってきた。
あたりはいまだに雪景色。本音言って獣の姿でいたいわけだが装備品を着ているわけだ、乗車中はともかく徒歩移動になってくると流石に装備品を背中にのっけて獣の姿で移動はできない。そりがあれば話は別なんだが…
「よぉ、仁。久々だな」
訓練場のそばからバンパーが声をかけてきた。ロシア人だからなのかは知らないが半袖にもかかわらず全く寒いそぶりを見せない。
「久しぶり。今回は何の件での招集だ?しかもシベリアまでこいって言われたし、しょうもないものだったら司令官ぶっ飛ばすよ」
「脅迫気味な発言はやめとけ。お前の見た目に合わないぞ。ともかく今回の招集はまじめな部類だ」
「逆にまじめじゃないこともあるのかよ」
「とりあえず向こう側のテントに入れ。後で支部局司令官から召集の説明が入る。それまでは銃の手入れでもしておけ」
「了解~」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
テントの中は石油ストーブがついており暖かかった。適当に一か所座りライフルバックから愛銃を取り出してメンテナンスを行う
「よぉ極東から来た人外。銃の手入れか?熱心なもんだ」
不快な雑音が耳に入り、音の発生元を見た。
「えぇっと…どちらさまでしょうか?」
「俺のこと知らないのか?バンパーから聞いているはずだろ。お前の上司のガイスだ」
「ど、ども」
軽く会釈しメンテナンスの続きを始める
「なぁお前…」
またかと思いつつも上司らしいガイスの方を向いた
「何でしょうか?」
「なんでWOLF社に入った?」
「?????」
予想もしなかったことを聞かれた。もっと世間話かと思ったらゴリゴリまじめな話だった
「いや…そのなんというのか…モゴモゴ」
「多分軍事関連の仕事から離れなくなったからだろ?俺は知っている。お前が元クリーパー第七帝国の特殊部隊員でなんやかんやし、その後TGODという傭兵をやっていたことを。早めに言っておく、こんな仕事はやめとけ。俺が言うのもあれだけどな」
「はぁ…いまさら何を言うのですか。一度関わったら抜け出すなんて僕には無理ですよ。こうなっちゃ人生の終わりまで傭兵ライフですよ」
「すでに決心してるのなら…頑張れよ人外君」
「それとちゃんとした名前あるのでそっちで呼んでください」
「はいはい、仁君」
最近カクヨムで書いている内容の後日談的なのを書いてみたくてやりました(作品名:ケモミミ傭兵お仕事日記)
ガイス:現在の5Kに準ずる人の一人、仁の
クソ上司なんやかんやし:鯖の方では国の運営がめんどくなったから消えた帝国ですが、小説版の方では戦争に滅亡したことになっている。現況はここで言う台湾事変
平凡な1日だった。
家の外で愛国歌を流しトラスト侵攻の成功を喜ぶ市民を横目に、エマは夫の帰りをひたすら待っていた。今まで何度もこのような事はあったため、待っていることには慣れていると思っていたが、それにしても今回は長い。
息子はもうアンカレジに出て行ってしまっているため、とりあえず軽く昼食を済ませ、休日までとっておいた映画をコーヒーを飲みながら楽しんでいると、突然玄関のチャイムがなった。おそらく配達か何かだろう。ゆっくりとソファーから立ち上がり、最近あまり動いていなかったツケが周ってきたのを感じる。
ドアノブを掴んで、いつものように軽く捻り扉を開けるとそこにいたのは、予想とは違い迷彩服を着て三色旗を持っている知らない男だった。よく見てみると白い布地の上に日光が反射し銀色に光るドッグタグが見える。「まさか?」そう思ったのが始まりとなり段々心の芯から不安が込み上げてきた。
「お悔やみ申し上げます」
男の一言でエマは父に何があったのかを全て理解した。だが、彼女の脳がそれを拒んでいた。
「私は貴女の旦那様の最も親しい戦友でございました。ご遺体の方につきましては現在飛行機で運ばれております」
声を出そうにしても全くもって声を出すことができない。というよりも体がまるで金縛りにでもあったかのように何一つ動かすことすら出来ないのだ。ただ1秒1秒進むごとに速くなっていく心臓の鼓動と様々な感情と記憶が心の底から湧いてくるのを感じる。
涙で視界が段々ぼやけてくる中、目の前の男が三色旗を彼女に手渡した後、エマはやっと1人になり、悲しみに打ちひしがれて嗚咽を漏らしながら泣き崩れるようになった。
ううう...愛する人との死別は悲しい...(泣)
「期待はするな、彼は必ず帰ってくることはない」
みんなそういう、みんなそうやって今度こそは帰ってくることはないという。でも違う、彼は絶対帰ってくる。雪はそう思っていた。16年間一緒に住んできて仁は一度も『帰ってこない』ことはなかった。どんな場所にいようとも、どんな危険なことをやっていようとも彼は帰ってきた。だから今度も
「仁は帰ってくる。必ずね」
日本からの中国沿岸部、そして東ヨーロッパと仁とともに雪は世界各地を転々としてきた。長年にわたり仁と住んでいたのか分からないがいつの間にか雪も獣人と化していた。
「ねぇ、今度はどこに行くの?」
「う~んとね…シベリアだね。冬に行くなんて凍死しろっていうのかよ」
「まぁまぁ、今度も帰って…来るよね?」
「昔言ったでしょ。何があっても帰ってくるって」
彼は死ぬまでこの仕事を続けるだろう。そして私も死ぬまで彼に寄り添う。なぜ引き止めない、なぜこの仕事をやめるように説得しない?理由は簡単
「そうだよね。仁は絶対帰ってくるから」
彼は絶対私を守り続けるって言ったから
私は頭を抱えている。天井のLEDライトに照らされた大理石の床を見ながら、目の前の女、私の秘書官になるとか言ったこの阿呆に。
「貴様…脳みそまでカビたか?」
「え、あ、すみません!」
「…まともな教育を受けてここにいるのか?」
こいつ、突然この部屋に入ってきたと思ったら一言目に『秘書にしてください!!』とか言ったぞ。
何を考えているかはわからんが、摘み出さなければ、そろそろ迎えが来てしまう。
「おい、お前の様な阿呆がなぜユニオンの本社にいるのか知らんが、ここがなんの部屋かわかっているのか?」
「え、はい。確かVIP控室だったかと。」
「わかってて言っているのか貴様。はやく出ていけ。」
「いえ、私を秘書官にして下さい。」
思ったより強情なやつだ。その度胸は認めてやる。だが今はそれどころじゃない。
「この私はISAFの特殊連絡将校だぞ?この服とバッジを見てわからんのか?」
今の私はタンカラーの軍服に、特殊連絡将校のバッジ、そして中佐の階級章を付けている。ガキでもそれなりの立場の人間だとわかるはずだ。
なのにこのバカ。
「はいはい、存じ上げています、ジョージ・L・シリング中佐。その上で私を秘書に置いて欲しいのです。」
秘書…とこいつは連発しているが、ISAFの連絡将校は補佐を付けられる。とはいえだ。
「早く戻れ、そろそろ迎えが来る。私はユニオンの会議に軍事顧問として陸軍からよこされたんだぞ。貴様に構っている暇は」
突如、自分の背後にある無駄に豪華な黒樫の扉が開く。入ってきたのは黒いスーツを着た男。白髪混じりの頭に髭が少し。しかしどこと無く冷徹さと情熱が入り混じった様な目をしている…が、にっこりしている。
「わざわざご足労いただきありがとうございます。
シリング中佐。おや、補佐の方もいらしたのですね。ユニオンの皆様がお揃いです。お迎えにあがりました。」
「いえ、この者は補佐で」
「それではこちらへ。」
老人は背を向け扉へ歩き出す。名前も聞いていない阿呆と目を合わせる。とんでもない厄介ごとだが、この私にかかればどうという事は無いだろう。多分。
「貴様…あとで覚えておけよ。仕方あるまえ、来い。」
「は、はい!」
なんで俺がこんなことをしている?
ISAF:財団では無く独立国家連合軍。シリングはユニオンと正規軍の仲介をする連絡将校である。
会議:ユニオン各企業の重鎮が集まり、これからの技術開発、研究方針などを話し合う定例会議。今回は正規軍からMBT開発の要項を聞くため、シリングが呼ばれている。
コッコッコッ…
運転手「ご機嫌よう」
客「すまないが…このバス、席は空いてるかな?」
運転手「あー…すまない。もう満席だ………、いや、………おいそこのジャップのジジィ。荷物をまとめて降りろ」
老人「エ?、すみません運転手さん。わしはここで降りるわけじゃないんじゃが……」
運転手「後が使えてるんだ。早くしろ」
老人「しかし……」
運転手「三度目はないぞ」
老人「…」
ギィ…、コツ…コツ…コツ…
運転手「おい、そこのジャップババァ、お前もだ。お客様は2人いる。早く降りろ」
夫人「……降りません」
運転手「ふざけた事を言うなよ、いいから降りろ」
トントン
後ろ席の男「おいバァさん。早く降りろよ……、俺も用事があるんだ」
運転手「降りないならサツに通報するぞ」
夫人「…お好きに」
運転手「チッ、………警察か?レイク・クラーク国立公園のバス乗り場で下車しない奴がいる。ジャップの女だ。営業妨害してきやがるから早く来てくれ」
そういや、リバティニア内でのベトナム人の扱いってどうなんだろうか
結構闇が深そうだけどあえて聞いてみます()
第二次台湾事変やトラスト侵攻などの件もありかなり良い印象を持たれてますねぇ、一方で日本人に関しては茶番でもあるように差別が当たり前みたいな風潮があります
泣きました。占領下のフィリピンへ八つ当たりします。
お許しくだされ……()
キング牧師の話にもバス差別の話があったようななかったような…
お、正解です。
ローザ・パークス夫人のモンゴメリー・バス・ボイコット事件を元にしてます
「ふぅ…ようやく第八章まで行けた。後一つで第一話が完結する」
夜11時頃、狼の状態で寝た雪を膝に抱きかかえながら僕はWEB小説を書いていた。一部オマージュされているが大体僕が今までに経験してきた内容だ。自分のミスによって帝国を滅亡に追いやってしまったり、シベリア研究所爆破事件の話を書いていた
「さてと今日はここまでかな。早めに寝ておこ」
《随分としょうもないことやってんな》
「お前には関係ないだろ?」
《バカいえ。前に思いっきり手伝いを願い込んできたんじゃないか》
「そうだった。まぁ、残りは寝ている間にな」
僕は今日も書き続ける。いつ死ぬのかわからないからね
ロクロクサン帝国
誕生−25.34時間
兵士の携帯していたカメラが偶然、作動した貴重な当時の資料
こういうのは画像コーナーの方がいいと思いますよ~
すいません、ありがとうございました。
ハノイ、首相官邸。
チェコクリパニア陸軍総司令官のルドヴィーク・イングルは、
その中の一室で大統領と向き合っていた。
軍の再編を許可させるために、どうしても説得する必要があるからである。
彼の部下はみな平和主義者で、軍事費を1コルナたりとも上げる気はない。
ある1人の議員は我々のことを大量殺人者だと言っているが、
彼が持っている高級車は戦争による好景気で手に入れた物で、
ブランド品のバッグは台湾侵攻でチェコの影響下に入ったメーカーが作った物だ。
それに、大量殺人者は奴らも同じだ。トラストのゲリラも、治安を維持するMPも、皆平等に。
「…それで、一体何の用ですか? 給料は上げられませんよ。」
「軍の再編許可を。 どうしても必要な事なんです。」
「そうか… 私を説得しに来たのか。 君は仕事熱心な男だな。」
仕事熱心? …皮肉としてはあまり面白くない。
冗談半分だが、もしかしたら本心かもしれない。
「陸軍の総司令官に就いている身です。 職務は必ず遂行しますよ。」
「私を平和主義者と知っていて来たのか?」
「首相が軍隊にどんなイメージを抱いているかは知りませんが、
どんな手を使ってでも再編を許可させる思いです」
「…面白い。 私がどんなイメージを持っているか、試しに予想してみなさい」
…試しに予想してみろだって? 膨大な悪口の中から?
悲惨なことに軍隊に使われる誉め言葉は片手で数えられるほどしかないが、逆はいくらでもある。
第二次インドシナ戦争中の1970年代、アメリカの反戦デモでそんな言葉はいくらでも見てきた。
一体、彼はどのような言葉を選ぶのだろうか?
だがそのことを彼は全く考えていなかった。 むしろ逆のことを。
「君達には感謝している」
「…?」
思考が追い付かなかった。
彼は平和主義者じゃないのか?
そんな考えを読むように、首相がもう一度口を開く。
「私は平和主義者ではない。むしろ融和主義者だよ。」
「しかし…メディアや世論はあなたのことを平和主義者だと」
「平和主義者か。 …トラストのことも台湾の事も、
全くと言っていいほど眼中にないようだな。」
「きっと、トラストに進出した企業の半分以上は
軍需品メーカーだということも知らないだろう。」
一般的なイメージと違うことを、首相は話し続けている。
思考がようやく状況に追いつき、質問を投げかけた。
「どういうことですか? 平和主義者では無かったんですか?」
「さっきも言っただろう、私は融和主義者だよ。」
「戦争を望むわけではないが…
かといって、あっさり兵力を放棄するほど愚かではない。
ただ、譲歩と会議によって戦争を回避しようとしているだけだ。
平和主義者なら、今頃トラストにチェコ人はいないだろう。」
「…ネヴィル・チェンバレンを知っているか?」
「融和政策で有名なイギリスの首領ですか?」
「そうだ。彼についてこんな意見がある。
…「彼は宥和政策で稼いだ時間を、軍備増強のために最大限有効活用した。
この事がなければ、イギリスは史実よりさらに不十分な軍備のまま開戦し、
史実よりもさらに苦境に追い込まれていただろう」」
「つまり?」
「戦争はできる限り避けるが、いざ始まったら徹底抗戦する。
徹底的に戦い、そして勝利する。 簡単に白旗を上げる気は微塵もない。
…実を言うと、トラストの占領政策は思うよりうまくいっていない。
現地人との溝はまだ解消できてなく… きっと、そのうちまた熱くなる。
備えなさい。始まってからでは遅過ぎる。」
「もう一度言うがね…私は融和主義者だ。
戦争を望むわけではないが、
かといって兵力を放棄するほど愚かではない。」
そう言うと、首相は軍の再編を許可する書類にサインをした。
それを見届けると、深々と礼をして自分の職場へと戻るためドアを開ける。
外へ出ると、気温は少し暑かった。
冷戦は終わったが、戦争が終わったわけではない。また夏が来る。
備えよ。 再び過熱し始めるその前に。
トラストのどっかで起こそうと思っている紛争まがいの暴動と、
夏あたりに行おうと思っている軍拡計画をするための口実。
宥和政策って結局何なんでしょうか。
これ、タルコフみたいな代理戦争起きるじゃね?
ウィリアム・ブランチャード「それなら俺が再びトラストを石器時代に戻してやる」
カップを2つ用意し、コーヒーを注ぐ。執務室に持っていき、一つは私の執務卓に、もう一つは部屋の隅にある作業机に置く。在りし日の彼女のように。
椅子に座り、窓から空を見る。雲ひとつない青空に、銀の輝きが2つ。蒼い生地に白い線を引いている。
あの時の銃声が、匂いが、光景が、まだ頭に残っている。思い出すんです。時々。
トラスト下見紀行(仮)
「畜生、何だって俺がこんなこと…」
…話は2か月前に戻る。
「トラスト地方の治安とか、色々不安なことが多いんですよ。」
「…それで?」
「だから…あの…
いろいろと不安なことが多いので、あらかじめ下見ってできます…かね…?」
一般市民の視点で見るトラスト。
ライジング
南ベトナム軍 のヘリボーン基地を3個中隊で包囲してます。」
中国、アメリカ、ベトナムが混ざり合う
極東の経済都市へようこそ。
レッド・スコール
「戦況は?」
「
「そうか。 予定通りUH-1を奪取できそうだな…」
1971年、ラオス。
チェコスロバキア人民軍、ソ連軍スペツナズ、北ベトナム軍は
米軍・南ベトナム軍のヘリコプター鹵獲を試みる。
ベトナム戦争における決死の作戦を描いた架空戦記。
赤い太陽、赤い星
1991年、北海道東岸。
曇り空の下、1機のTu-142が悠々と飛んでおり、
さらにそれを護衛するように2機のF-1が随伴している。
「あちらさんも随分暇みたいだな。 また東京急行だ」中国海軍 の035型潜水艦です」自衛隊所属を示す日の丸 が書き込まれている。
「こっちの予定も少しは考えてくれたっていいのにな
今日は娘の誕生日なんだよ…」
「データ分析終わりました
「そうか SSBじゃないだけまだマシだな」
そう言うと、機長は何かを考えるように窓の外を向いた。
Tu-142の主翼には、
スペツナズが9㎜機関けん銃をぶっ放し、陸自所属のT-80Uが九州を突っ走る!
日ソ関係が史実よりも良好な世界で送るもう1つの90年代。
中国と北朝鮮の脅威が増大していく中、アメリカ・ソ連・韓国・台湾…そして日本はどう動くのか?
■
「悪いが、無理に決まってるだろ」
『…、理由をお聞きしても?」
「私は君と違って生きているんだ、この身体で私の意志を持っていて初めてな。それなのに私がこの身体を捨ててどうするんだ?、もし君がいくら頑張って私の記憶と人格を持った身体を作ったとしてもそれは私じゃない。ただの模造品だ」
「それと、君の事だし一応言っておくが、私から身体を無理矢理奪おうとしても無駄だからな。その時はこの施設をぶっ壊してやるつもりで暴れてやるから覚悟しとけよ?」
『それは…、残念ですね』
「…お前、一体何をしようとしているんだ?」
━━━━━━━━━━━━━━━
■
『おはようございます。ルェンさん』
「今日も猿轡無しか…、方針を変えたのか?」
『はい、身体面での検証は凡そ済みましたので』
「一応質問しておくが、この前仁と会ったとかなんとか言ってたよな。その時はどんな感じだったんだ?私と同じような事をやったのかとかじゃないよな…」
『まさか。以前マドリードで“お友達”とお話ししている最中にお会いしましてね。良い機会でしたしそのまま少しお茶しました。出来ればメスを入れて調べてみたいところが山程あったのですが、流石に初対面のヒト相手にそのような事は失礼が過ぎると思いまして触診のみにしました』
『安心してください。勿論ジン・ツキヨ氏本人からの許可を取ってからですよ』
「彼女が居るのによく了承してくれたもんだな、アイツにしちゃ珍しい。それと君に少し頼み事があるんだ。一つ欲しいもんがあるんだが」
『内容にもよりますが、どのようなものですか?』
「出来れば少し大きめのやつがいいな…、一度君が着たやつでもいいから出来れば白衣が欲しいんだ。いけるか?」
用が済んだらまたマドリードに放り投げちゃって大丈夫です()
(*゚Д゚)オォォ...
お疲れ様です。茶番を作成するにあたっての質問内容をまとめてきますのでしばしお待ちを...。
5月31日 北米独立国家連合 ニューヨーク マンハッタン某所 1:20.A.M
少し冷えた風が頬を撫でつけて通り過ぎていく。バイザー越しに見たマンハッタンのビル群は、深夜だというのに明るく、車は途絶えることなく連なっている。
『時間だ。06、作戦を開始。ブリーフィングの通り、奴らを根絶やしにしてやれ。
これはお前を試す試金石でもある任務だ。ユニオンの爺さん達の度肝を抜くぞ。』
左耳のあたりにあるヘッドセットのボタンを押す。バイザーが頭頂部を通り、後頭部へ動く。 次の瞬間には視覚を通り、脳に膨大な量の情報が流れ込む。熱、湿度、生体反応、光、気圧、匂い、音。未だ慣れたとは言えないこの感覚に少し嫌悪感を覚えながら、目標が入る建物を裸眼で「ズーム」する。距離約2マイル、建物の内部に見えるだけで14人分の熱源と生体反応がある。あまり気分の良いものではないので、またボタンを押し、バイザーを起動。先程と逆の過程でバイザーが閉じ、多列複眼のセンサーが紅く輝く。
「06、作戦を開始します。」
スマホの方は画面を横にすることをお勧めします()
2024年6月4日、夏。
かつてこの地で戦い、数多くの戦闘に従軍した男は
様変わりした東洋の大都市のど真ん中にいた。
南昌の上空をアエロAe-914が優雅に飛行しており…
彼はその中に押し込められていた。
「畜生、何だって俺がこんなこと…」
眼下に広がる雑多な大都市を見て呟く。
あらゆるところにビルやらマンションやらが立ち上り、
日の光を反射させて真っ白く光っている。
…どこかの都市を「東洋の真珠」と比喩した首相が昔いたらしいが、
たぶん彼か彼女はこういう光景に対する皮肉やら何やらを込めてそう言ったのだろう。
そんなことを無意識に考えていた。
「間もなく、当機は南昌昌北国際空港に到着いたします。
天気は晴れ、気温は約…」
そんな放送が英語、チェコ語、ベトナム語、中国語で流れた。
スピーカーの性能が悪いせいで何を言っていたのかはよく分からなかったし、正直分かりたくもなかった。
…現地の気温なんて、はるか下に広がる真珠もどきを見れば一目瞭然だ。
またそんなことを考えていた。
彼の名はエドゥアルト・ブラーズディル。
チェコクリパニア陸軍の第7騎兵空挺旅団に所属する、
トラスト戦争を戦い抜いた熟練兵だ。
何故、この男はわざわざ戻りたくもない場所に戻ってきたのか?
…話は2か月前に戻る。
2か月前。
ハノイのアパートの1室で、彼はかつての相棒と不毛な議論を交わしていた。
「…向こうを見てこいだって?」
「トラスト地方の治安とか、色々不安なことが多いんですよ。
再び危険な目にあうのは嫌ですし…」
さて、ここでもう2人分の説明をしなければならない。
1人はイェロニーム・ミハルチーク。
トラスト侵攻時代の同僚であり、数多くの視線を潜り抜けてきた相棒だ。
終戦後はとびっきりの美人と結婚し、幸せな結婚生活を送っていた…らしい。
らしいとわざわざ言うのは、終戦後彼と会う機会があまりなかったからだ。
一応名誉のために言っておくと、理由は仲が悪くなったなどではなく、単に結婚準備のせいである。
もう1人はヤロミーラ・ルニェニチュコヴァー。
彼の結婚相手で、長い黒髪、子供っぽい笑顔、綺麗な肌とかなりの美人。
あまり会った事はないが、見た目通りのとびっきり明るい女性らしい。
話を会話に戻す。
「つまり、俺をポイントマン 代わりに使うってことか?」
「…まあ、そうと言えばそうですけど…
あらかじめ下見ってできます…かね…?」
目の前にいるこの同僚兼相棒に背中を見せて帰りたくなったが…
良心がそれを許さなかった。
考え始める前に、なぜか無意識のうちに了承していた。
たぶん戦時中の癖か何かだったんだろうが、もはや知るすべはない。
本人すら知らないのだから…。
再び、話を南昌昌北国際空港に戻す。
彼は日光照り付けるアスファルトの上で、
遠くに運ばれている旅客機を見つめていた。
特に理由はなかったが、視線が自然にその方向へと向いていった。
アエロ Ae-914が2重反転プロペラのけたたましい騒音を響かせながら、
1台の半装機式オートバイにゆっくりと牽引されて行っている。
何故、わざわざジェット全盛期のこの時代に
こんなターボプロップエンジンの大型旅客機を運用しているんだろう?
多分予算とか航続距離の問題だろうが、墜落しない限り何ら問題はない。
幸い、コイツは何の問題もなくここまで来れた。
文句を言う気は全くない。
次の瞬間には背を向けて、空港の出口に向かって歩き出していた。
ひとまず外でタクシーでも捕まえて、どっか適当なホテルでも見つけてくるか…。
何せ、下見と言う名の何の目的もない旅なのだ。 気楽に行こう。
…数分後。
彼は全く気楽ではなくなっていた。
「…なあ、俺はタクシーを頼んだんだが。
本当にコイツはタクシーなんだろうな?」
「お客さん、これは3輪タクシーですよ。知らないんですか?」
「ああ、知ってるが… 何というか、そもそもこれタクシーなのか?」
彼の目の前には、幌をかぶせられた1台の半装機式オートバイと
操縦席にまたがった人のよさそうな中年の中国人がいた。
クーラーはないが、幸いなことに扇風機はある。
乗ってみたいような気もするが…
まあ、時間はある。 ゆっくり考えようじゃないか。
エドゥアルト・ブラーズディル
チェコクリパニア陸軍第7騎兵空挺旅団「ルドヴィーク・スヴォボダ」所属。
イェロニームに頼まれて、トラストへと旅行の下見をされられる羽目になる。
イェロニーム・ミハルチーク
チェコクリパニア陸軍第7騎兵空挺旅団「ルドヴィーク・スヴォボダ」所属。
最近結婚した。
ヤロミーラ・ルニェニチュコヴァー
イェロニームの結婚相手。美人。
シナノ「…やっと起きましたか」
ルイス「!?」
ガバッ
ルイス「私…生きてる…?」
シナノ「そうですね」
ルイス「よかったぁ…、」
シナノ「血液と皮膚…、その他諸々採取したみたいですが…そんな大げさな」
ルイス「いやいやいや…」
シナノ「エーギルジョークですよ、伝わりませんでした?」
ルイス「伝わるわけないでしょ…、って何飲んでるの…?」
シナノ「何って…、スタウトビールですけど。飲みたかったらそこの冷蔵庫に入ってるのでご自由に」
ガチャッ
ルイス「…色々あるのね…」
シナノ「軽く飲む用なので市販品ばっかですが、何でもいいですよ」
ルイス「じゃぁ…これで」
シナノ「ほぉ…、それを取りますか。意外でしたね」
ルイス「そう?」
カシュッ
シナノ「それでは…改めて乾杯しますか」
ルイス「…えぇ」
外務省の執務室で晩酌してます()
いろいろ採取後マドリードへ帰ってきました()ルイスが何を選んだかはご想像にお任せします(ry
エーギルジョーク
やりそうだけどやらないことをやりそうに言うたちの悪いもの()
ありがとうございます!
ではこれでモルトラヴィス編は終…ということでいいのですかね?
おけですー、長らくおまたせしました()