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第7機械化装甲師団はサウジ侵攻に向け、10両のobject2803を投入している。
アルゴン軍の指揮下に入るまで、派遣旅団にはサウジ国境付近の警戒にあたるよう命令が出ている。
車長「おおい、ここの塗装違うぞ、しっかりやれー」
砲手「冗談きついですよ。この猛暑でろくに作業もできません。」
車長「まぁ気持ちはわかるが、、、流石に本土迷彩で砂漠はまずいだろ。まったく、国防省の奴ら、何考えてんだよ。下手するとうちらのせいでアルゴン軍の居場所がバレることになるぞ」
砲手「ほんとですよね〜うちの軍、ただでさえ迷彩のマニュアル難しいのに、、、なんで現地でやらせてるんでしょうね?」
車長「まぁ急な派遣だったからな、アルゴン軍に遅れるわけにもいかないしな」
運転手「砂がサスペンションに派手に絡まってて整備もくそめんどくさいです、早く涼しいワルシャワに戻りたいですよ」
車長「まぁ、特別手当も結構出るし、、、我慢してください()」
---]
砲手「そういえばアルゴン軍のAFVって全体的に黒じゃなですか」
車長「それがどうした?」
砲手「いや、車内が爆熱になってるんじゃないかなって、、、」
車長「まぁ、超軍事大国だ、AFVにはエアコンがついてるのが当たり前なのだろう。」
砲手「羨ましいですね〜うちのMBT-70にはアルゴンAFVの影響が多く含まれてたのでついてたのですが、、、、一台あたりの価格が高すぎて、本国の一部部隊にしか配備されてませんからね〜」
車長「ちょっとうちの部隊が貧しく思えてきたぞ、本部に扇風機よこすように言っておkuy」
運転手「おい、ちょっと待て、なんかあっちから飛行機来てないか?
車長「おいおいおいおいお。来てるって、撃つ?撃っちょゃう?
砲手「どうやって戦闘機相手にAPFDS当てるんですか、たぶんICFだと思いますよ」
車長「ほんとか、、、?これでサウジのCAS機だったら地獄で呪うからな」
運転手「こっちまっすぐ来てますよ。。。うぉ!!」
車長「あれはF-13CXだな、ICFだ、よっかたな、サウジだったら今頃マーベリックとキスしてたかもしれねぇぞ」
砲手「にしちゃあ、すごい速度出してますね、報告されましたかね、、、、?」
車長「多分なぁ」
ヌッ!!早速書いてますね()
編入先についてはもう少々お待ちを...。
追記:アルゴン車の色はニッケルと亜鉛を含んだ防錆剤の色だったりします。耐蝕、耐久性に優れる反面コストが高く、これ以上何かを塗布すると金も労力もかかる上に、今まで特に問題とならなかったためそのままにされているというなんとも貧乏くさい理由があったりします...()本当に丈夫なコーティングなのでこれだけで十分という理由もありますが
いいとこづくしの黒塗装、我が国も採用するか、、、、あれ、予算はどこかな()
Uzi1-1:こちらUzi1-1、複数の装甲車両を視認。
ステーション管制:ステーション管制からUzi1-1。目標の所属を識別し次第RTBせよ。
Uzi1-1:Uzi了解。目標はナムルノ陸軍所属の可能性大。指示を。
ステーション管制:ステーション了解。あー、連合のタワーが無線に入る。
タワー:こちら北米連合空軍中東防空司令部イラクステーション、Uzi1-1は感度報告せよ。
Uzi1-1:1-1、感度良好。こちらは一機のF-13CX、武装はAMRAAMが4発、サイドワインダーが2発、マーベリックが2発。
タワー:オーケーUzi1-1、方位1-6-0、エンジェル20にボギーが確認された。ボギーシングル、機種は不明。無線とIFFに返答はなし。確認せよ、オーバー。
ステーション管制:こちらステーション管制、現在Uzi1-1の所属は便宜上ICF国際平和監視軍第768制空維持飛行隊だ。連合は指揮系統に介入するな。
タワー:急を要する事態だタイラー少佐。現時点よりUzi1-1を連合防空司令部の指揮下に置く。これは私の指示ではなく、司令部の指示だ。
ステーション管制:(4秒の沈黙)ステーション了解。
タワー:Uzi1-1、ヘディング1-6-0。ボギーマニューバ1-3-5。2分後にバグダッド上空にエントリー。防空部隊は撃墜権限を保有している。防空網にボギーが掛かる前にtallyせよ。
Uzi1-1:Uzi了解。本機に撃墜権限はあるのか?
タワー:(3秒の沈黙)少し待て。(他の人員と会話を交わす様子)…Uzi1-1、撃墜権限を付与する。
Uzi1-1:1-1了解。したくないがな。
Uzi1-1:こちらUzi1-1、タリーボギー。高度がだいぶ低くなってるぞ。大丈夫かこれ?
タワー:あー、Uzi1-1、Faded。ロストコンタクト。どうなっている?
Uzi1-1:そんなはずはない。目の前で飛んでいるぞ。タワー、Uzi1-1。ボギーは空中給油機…いや違う。旅客機だ、ありゃ旅客機だぞ。
タワー:こちらタワー。えぇとだな、撃墜は許可できない。ウェポンズホールド。
Uzi1-1:タワー、防空部隊へ伝達は?
タワー:既にしてある。あぁクソ、既知の脅威ではないな。対象をUAT*と認定。状況を注視せよ。
Uzi1–1:こちらUzi1-1、ラジオコンタクトを試みる。
Uzi1-1:こちらIC(咳払い)北米空軍所属F-13CX、コールサインUzi1-1。貴機は現在封鎖空域に侵入しようとしている。直ちに針路を変え、この場を離れろ。
(不明機からの応答は一切ない)
Uzi1-1:不明機が旋回を始めた。(不明瞭な叫び声)ファック、背面飛行を始めやがった。あんな機体じゃどうなるか…
(大きな爆発音)
タワー:こちらタワー。Uzi1-1、状況を報告せよ。
Uzi1-1:クソクソ!ボギークラッシュド。繰り返す、ボギークラッシュド!空中分解した、破片と人体が飛び散ってる。生存者は絶望的だろう。
タワー:(2秒の沈黙)あー、Uzi1-1、離脱を許可、帰投後に司令部へ出頭せよ。只今より管制をICFに戻す。アウト。
Uzi1-1:なんだありゃ…財団の時もあんなの見たことねぇぞ。ビンゴフューエル。Uzi1-1、チェックアウトしてRTB。
[記録終了]
*UAT…Unknown Air Targetの略。
未知航空目標(未知空中脅威)を示す。
…ガコンッ…ウィーーーーー…ガタンッ
砲手:っと。よし、全弾装填完了だ。
車長:装填機構の動作確認…大丈夫そうだな。
砲手:120mm砲になってからいい事づくしですね…もう砲弾と装薬を分けて装填とかできないですね
砲手:しっかし何なんですかこの暑さは。寒冷地育ちの我々にはとても耐えられそうにない…
車長:すでに熱中症で倒れてる奴らも何人かいるって噂だ。車内は涼しいとはいえ水分補給は怠るなよ。
操縦手:まあ暑いおかげかエンジンはだいぶかかりがいいけどな。
砲手:足回りも面倒ですけど固まった泥よりかは遥かに楽ですしねぇ…
車長:そうだ砲手、のぼりを忘れずにつけておいてくれ。
砲手:はーい…ガコッ これでよし。そしたらハッチ閉めて操砲装置は…OK.Готово.
操縦手:Готово.
車長:よし。エンジン始動。巡回に行くぞ。
ガガッ…ブウウウウンガロロロロ…
ジナビア国旗と複数言語で「人道支援部隊」と書いてあるヤツ。
運転手:しっかし暑いもんだ。ダブエムにエアコンがなかったら今頃蒸し人間だよ
兵士A:一応服装は自由だからな。他のICFの兵士よりは楽に過ごせているはずさ
兵士B:ところで今はどこに向かっているんだ?
運転手:どこにも
兵士B:それはさすがに冗談だろ?
運転手:実際のことを言うと、ただの巡回だ
兵士C:それだったらより安全なVの方がよくないか?
運転手:前回の演習でな、ダブエムの有能性が証明されてよぉ、戦車よりコスパがいいからこれになった
兵士D:ゆうて、うちの戦車って安い方だお思うが?
運転手:120mmぶっぱなすよりもV-マルスを連射した方が強い気がするけどな
ジ・・・ジジ・・・
兵士A:おいお前ら。無線が入ったぞ
パイロットA:あーあー。こちらβ‐4のウルフ1よりγ‐13のレイブン1へ。感度はいかが?
兵士A:こちらレイブン1のγ‐13‐4。感度は良好。フライトはどうだ?
パイロットA:見渡す限り砂漠。たまに北米連合のF-13CXと会うぐらい。背面飛行であいさつしてきたぜ
兵士B:訓練と比べたら?
パイロットA:海上で飛ぶよりかは楽だ。地面が見えるからな
運転手:雑談はそれぐらいにしとけ。それでウルフ1。何の用だ?
パイロットA:先ほど旅客機が空中分解して墜落したと無線が入った
運転手:それで?
パイロットA:墜落現場に行って、ないとは思うけど生存者を確認してこい。ついでにどこの国のか確認できればうれしい ぞ
運転手:了解。オーバー
パイロットA:オーバー
運転手:こちらレイブン1のγ‐13‐4からステーションへ。これより航空機墜落現場へ向かう
[記録終了]
運転手「いや~それにしても熱いな、ストーブの中にいるみたいだぜ。」
兵士1「まぁここ中東だからな、熱いのは当たり前だろ。」
兵士2「そういや今どこに向かってるんだ?」
運転手「( ᐛ)シラネ」
兵士1「えぇ(困惑)」
兵士2「流石に冗談だよな?」
運転手「まあな、ただの巡回任務だ。」
兵士3「ん?巡回だったらなんでUAZじゃなくて高機なんだ、装甲の厚いUAZの方がいいんじゃないか?。」
兵士4「銃撃戦の中を突っ走るんじゃないから高機で良いんだとよ。」
兵士3「なるほどねぇ。」
ジー・・ジーージジ
運転手「おいお前ら、無線だぞ。」
パイロット「あーあー聞こえてるか?こちらι‐4のホーク5よりσ‐5のスカウト2へ感度はいかが?」
兵士1「こちらσ‐5のスカウト‐2。感度良好。フライトはどうだ?」
パイロット「見渡す限り砂ばっかだ。たまに他のICF部隊に会うくらいだな。」
兵士2「訓練と比べたら?」
パイロット「そこまで変わらんよ。」
兵士1「お喋りはそのくらいにしとけ。それでホーク5。何のようだ?」
パイロット「さっき作戦指令本部から旅客機が空中分解して墜落したって無線が入った。」
運転手「それで?」
運転手「そこに行って…多分ないと思うが生存者の捜索をしてこい。あっそうだついでにどこの所属かも見てくれればありがたい。」
兵士1「OKだ。オーバー」
パイロット「ありがとょ。オーバー」
兵士1「こちらσ‐5のスカウト‐5から作戦指令本部へこれより旅客機の墜落現場に向かう。」
WOLFさんの茶番をリスペクトさせていただきました。
「閣下、いらっしゃいますか?リュドミラです」
国立病院の病室の一角、書類と見舞品、…頼まれた昼食を手に扉を数回ノックする。
『どうぞ』
若そうな女の人の声…、私から聞いたら聞き覚えしかない声が部屋の中から聞こえてきたのを確認して扉を開けた。
「体調はいかがですか?」
『昔よりかは身体の治りが早いね。骨は繋がったし腕は動く』
「お元気そうでなによりです」
体の至る所を包帯で巻かれた彼女、ただの患者のように見えるが足元には頑丈そうな枷、首には神経毒のチョーカーをつけてさながら"囚人"のようである。
彼女が今の帝国を作り上げた、かの英雄にまで称えられる皇帝権の一員で「強い帝国」の第一線を率いる外務宰相であっても、帝国は彼女をこうして飼い殺しにしている。そんなこと気づいていない、いや、慣れてしまったのかただニコニコと微笑んでいる。
『腹が減っていてね。こうも体がボロボロでも食欲は衰えないものだね』
「一応ご希望に沿うように買いましたが…、今回は色々と報告すべきことがありましたので伺った次第です」
そう言って彼女は、私の買ってきたファストフードの袋を開けて次々と食べていった。買った量は一日で一般人が食べる量を軽く超えていたが、彼女は平気で食べてしまうだろう。
「…、まず海洋研究所ですがACMFがそのまま駐留して防衛。特殊作戦群と合同で臨時防衛にあたるようです」
『まぁそうだろうね。襲撃で企業共の私兵は蹴散らされたわけだしいくらエレナ・ニーナと言っても補充は容易じゃないだろうし…、あむっ』
「襲撃者は全滅。…ですが研究所からいくつかのデータのコピーの形跡が確認されていたようです。漏洩した可能性は高い…と」
彼女はそんな報告を耳にしつつも食事の手を止めない。
『襲撃者はどこの差し金だって?』
「現状では不明…とのことです。ただあんな高度なものを反政府勢力が調達できるとは思えません」
『ん…、旧OCSTか第三国か、…それとも企業か…、はたまた味方か…、まぁそれを探すのは私の仕事じゃなくて企業や政府、軍の仕事だ』
ACMF
エーギル停戦監視軍こと、帝国陸軍第22独立自動車化狙撃兵旅団のこと。
リュドミラ
リュドミラ・ヴィツカヤ・シチェコチヒナ。元帝国陸軍第6自動車化狙撃兵師団所属で、現在は訳あって帝国外務省特別保安任務部隊(通称、ヴァルハラ小隊)の隊長。最終軍歴は上等兵。
『昔よりかは身体の治りが早いね』
能力の使いすぎによって、抑制剤で抑制できる同化の範囲を超えて同化が進行した結果。よりエーギルに近くなった、人間から遠ざかった。その他
シナミー茶番の後日談みたいなもの。
ペロッ...、これは後日談...ッ!!(迫真)
これは、こちらも書かねば無作法というもの...。
今週中には仕上げるのでしばしお待ちを。
シナノさんのファストフードシーンで、某ドナルドな店のハンバーガーが脳裏にチラつきました()
[記録開始]
ヒガシ担当官:こんにちは、エマーソン管理官。お忙しい中すみません、急なインシデントでして。
エマーソン管理官:忙しいとわかっているなら連絡をよこすな。しかもわざわざ秘匿回線とは。
ヒガシ担当官:そうも言っていられません。1時間前、バグダッド西7マイルで旅客機が墜落しました。
エマーソン管理官:それだけか?
ヒガシ担当官:いえ、『コードオレンジ』の発令です。
エマーソン管理官:こんな時に逸脱性とはな。何があった?こんなクソ忙しい時に。
ヒガシ担当官:今初期対応通信記録を送ります。対象の旅客機なのですが、いかなる国のいかなる機種とも合致しませんでした。報告では墜落直前に背面飛行を行ったと。墜落直前にとる軌道としては、いささか非常識的であり、対応中のレーダーから消失したという報告もあるため、逸脱性存在と認定されました。
エマーソン管理官:ヒガシ、現在対処に当たっているCREMATESはなんだ?
ヒガシ担当官:第82騎兵師団第912歩兵大隊S中隊が現場に、L中隊、F小隊が付近の道路を封鎖しています。上空には空域封鎖警告をかけていますが…どこかのバカが入るかもしれません。
エマーソン管理官:不十分だな。第253は?
ヒガシ担当官:バグダッド第3航空基地で待機中です。ETO可能、ETA3分です。
エマーソン管理官:少し待て。
ヒガシ担当官:はい。
(2分間無線は沈黙を保つ)
エマーソン管理官:墜落地点に別勢力は近づいているか?
ヒガシ担当官:えぇと…巡回中の大和共和国軍とWOLF社の車両隊が接近中とのことです。こちらは第10山岳師団に対応させます。
エマーソン管理官:厄介だな。あの二つは逸脱性への造詣が深い。絶対近づけるな。殺す気で対応させろ。印象が悪くなっても構わん。
ヒガシ担当官:はい、指令を出しておきます。それと、一つ質問が。
エマーソン管理官:なんだ?
ヒガシ担当官:そこまで言うのはCREMATESの名誉のためですか?
エマーソン管理官:(4秒間の沈黙) 連合のため
だ。
[記録終了]
運転手:お前ら撤収するぞ
兵士A:なんで?墜落現場に向かうのではないのか?
運転手:スカイネットからの連絡だ。北米連合が付近を封鎖してるから任せろ…だってさ
兵士B:同じICFでも?
運転手:レーダーから答えがわかる。墜落現場方面から北米連合の車両が向かってきている。おそらく忠告だろう。
兵士C:どうするのさ?そのまま走って「すみません」とでもいうのか?
運転手:同じICFとして同盟内での問題は起こしたくない。
キィー
運転手:いまから撤収する。これでついてこなければいいのでが、それでもついてきたら…
兵士A:攻撃?
運転手:お前の顔面を助走付きでなぐってやろうか?
兵士A:冗談さ
運転手:じゃなくて、マルスを展開しておく。しれっとミサイル対策で迎撃ミサイルを数発詰めてきたからな。
車が反対方向に動き出す
運転手:結構気になるが、北米連合に任せるとしよう。変なことしなければいいのだがな
[記録終了]
どうやら近づいたらまずそうなので帰らせておきます()
そうしてください(暗黒微笑)
後のことはおまかせを()
運転手「お前ら帰るぞ」
兵士3「は?なんでだよ墜落現場に行くんじゃないのか。」
運転手「作戦指令本部からの連絡だ。「北米連合の部隊が付近を封鎖してるからそのまま任せろ」だってよ。」
兵士1「同じICFだろ?別に行ってもいいだろ。」
運転手「レーダー見てみろ。墜落現場の方から北米連合の車両がこっち来てるだろ。ありゃ多分忠告だろ。」
兵士2「じゃあどうする?そのまま走って「ごめんなさい」とでも言うか?」
運転手「…流石に同じICFとして同盟内での面倒ごとを起こしたくない。」
キィ
運転手「今から撤収する。ついて来る事はないと思うが、ついて来きたら……」
兵士3「銃をぶっ放す?」
運転手「てめぇの顔面吹っ飛ばしてやろうか?」
兵士3「流石に冗談だよ。(震え)」
運転手「じゃなくて煙幕を張るんだよ。煙幕なら大量に積んでるからな。」
車を反対方向に向けて走り始める
運転手「まぁ気にならないわけじゃないが……「触らぬ神に祟りなし」だ。逃げるぞ。」
[記録終了]
なんかまずそうな雰囲気なので、逃げるが勝ち理論で帰らせてます()
近づかないで下さいねー()
やけどしまっせ…
出遅れた(笑)
「えーと…こんにちは。ミレナ・レヴァーです。」
目の前に立っている黒髪ロングの少女は、
深くお辞儀をしながらそう言った。
年齢は18歳ぐらいだろうか。
…少なくとも、戦場に行く人の見た目ではない。
「紹介しよう、ミレナだ。
このチーム唯一の人ではない兵士で、担当は狙撃手。
君たちと同じチームに入る。」
「能力は?」
「足がすごく速いです!
あ、試しに実演しますか?」
「おい、たったそれだー」
「はい、それだけです」
…次の瞬間、
彼女は後ろにいた。
さらに、誰も彼女を見る事すらができなかった。
無論、全員が特殊部隊から選抜された精鋭中の精鋭である。
その彼らの動体視力を持ってしても、
ほんの僅かな残像が見えただけだった。
「マジかよ… 目で追うぐらいしかできなかったぞ、どうなってんだ」
「本当ですよ!種も仕掛けもありません!」
彼女がふくれっ面で反論した。
そしてその後ろでは、その様子を並んで見ながら、
ライラとハンネス大佐は話し合っている。。
「どうだライラ?今回の作戦で使えそうか?」
「室内での近距離戦や中距離戦ならどうにか…
遠距離戦は無理っぽいですね。」
「やはりそうか…」
「やはり?」
「彼女の投入は、上の一存で決められたことなんだよ。
私も最初は反対しようと思っていたんだが…
流石に分が悪すぎたんだ」
「上と言うと… 大将とか、元帥クラスですか?」
「もっと上だよ」
「…参謀総長? それとも…国防長官?」
「もっと上だ…
ラドヴァン・ドゥプチェク。どうやら、チェコ首相直々に口を挟んできたらしい。」
「首相がわざわざ口を出してくるんですか?
そりゃあ、人じゃないらしいしそれぐらい重要だと思いますけど…」
「まあ…そんなこと、私たちには分かりっこないさ。
とにかく、作戦を遂行することだけを考えておいてくれ。」
「はあ…」
「ひま~」
ハンドルにもたれかかって愚痴をこぼす。はたから見たらただの変な人だが、ここではそんなことはなかった。
「おぉ、狼くん。また警ら任務か?」
「そうですよぉ。他の職員はトラスト市に行ったり、学園都市で教育をしたりと色々やってるのに…」
「まぁまぁ。君がいるおかげで、最近は道路も安全になってきたし」
「確かに安全になってますけど…」
運転手は耳と尻尾を垂らして、ほほを膨らます。気づけば通行人はどこかに歩き去っていった。
ふぁ~
大きな欠伸をして、またハンドルにもたれかかった瞬間。
『ピピッ 入電です』
一つの機械音が車内に鳴り響いた。
「はいはい、なになに?」
『役所前メインストリートで強盗が発生。犯人は車で東側に逃走中。管轄不問で対応を求める』
さっきまでやる気がなかった態度から一変。シートベルトを付け直し、入電対応をした。
「こちらWM‐5。追跡の対応に当たります」
言葉を放ちながら、アクセルを踏む。一台の黒塗りのランドクルーザーは、巨体にそぐわない速度で走り出した。
夜の明かり一つない高地地帯の暗闇の中を、
1機の中型輸送機が高速で突っ走っている。
「ここがデートスポットか? とても彼女と出会えそうにないがな」
「軽口を叩くなよ、本当に惚れちまうぞ」
「おい、油断するなよ。
MANPADSでも飛んできた暁にはみんなお陀仏だぜ」
機体の中では、8人の乗員が雑談をしながらそれぞれの銃を点検していた。
最新のマークスマンライフルから旧式のボルトアクションライフルまで、
実に多種多様な武器が揃っている。
「そういえばお嬢ちゃん、今何歳だい?
兵士ににしてはちょっと若いように見えるが…」
チェコ軍教官のテオドル・リネクが、ミレナに向かって
孫に話しかけるように優しく聞いた。
「今年で20歳です。
まだまだ新兵ですがまあ頑張りますよ。」
「そうか… まあ、そんなに急ぐこともない。
ベテランは1年や2年でなれるもんじゃないしな…。」
「おい、目的地まであとどれぐらいだ?」
コックピットでは、ハンネス大佐がパイロットの1人に話しかけていた。
「あと5分ぐらいで、現地の簡易滑走路に着陸できます。
それと、現地基地のソフトスキンやIFVは自由に使用していいと
総司令部から先ほど連絡が入りました。」
「そうか。 ありがとう。」
森の中に作られた簡易的な航空基地に、
チェコ空軍のクノヴィツェ L-430双発輸送機が着陸した。
タラップから滑走路に降りると、現地指揮官とそれを護衛する歩兵小隊が出迎えてくる。
「どうも、イェレミアーシュ中佐です。
各種車両は奥のバンカーに止めてあるので、
ご自由にお持ちください。」
言った通り、滑走路の奥に航空機用のバンカーがあった。
そこを目指して、部隊が現地指揮官の説明を聞きながら移動していく。
「敵部隊の大部分は制圧しましたが、
刘梓萱…「南昌の暗殺者」を含めた残存兵は
先週からゲリラ戦を展開してます」
「そうか。残存している兵はどれぐらいだ?」
ハンネス大佐が質問し、中佐が素早く答える。
「大隊規模です。
あの「暗殺者」さえ排除すれば、
残敵の掃討は容易と思われます」
「そいつが原因の損害はどれぐらい出てる?」
「輸送ヘリ2機と攻撃ヘリ1機が撃破、
無人攻撃機1機が撃墜。
装輪装甲車4台撃破。
…あくまで、奴の攻撃と断定できたものだけですが」
「ヘリが3機撃破か。 …残存機は?」
「輸送4,攻撃5」
「攻撃2と輸送1をこっちの支援用に回してくれ。優先目標だ」
「了解しました。 空軍の者に言っておきます。」
そんなことを言っている間に、バンカーに到着した。
「思ったより、結構色々あるな」
エルヴィーン・ロハーチェクが呟く。
目の前には、ジープから歩兵戦闘車まで
雑多な車両が定員分用意されていた。
「おい、ライラ。
どの車両に乗るのがいいと思うか?」
「あ、それはー」
数分後、彼らは狭いOT-94装輪装甲車の中に押し込まれていた。
もちろん景色は見えないし、クーラーも無いのでそこそこ熱い。
ただし、その代わり防弾性能は保障されている。
「…そういえば、まだ皆さんの使ってる銃を聞いてませんでしたね。」
ライラが全員に質問する。
エルヴィーンが答える。
「vz.54自動小銃。ストッピングパワーなら一番だ。」
デニスが答える。
「Vz.68散弾銃だ。近接ならこれが最高だぜ」
ラドヴァンが答える。
「vz.64短機関銃とRPG-85対戦車兵器。
遠距離戦闘には向きませんが、支援要員としては十分でしょう」
グエンが答える。
「Cz.807のマークスマンです。
ビエンさんも同じものを使ってます」
最後にテオドルが答えた。
「Cz.1905。最良の友だよ」
「一次大戦期のボルトアクションライフル?そんな旧式兵器が使えるのか?」
デニスが古い銃を馬鹿にする。
「なに、故障もしないし威力も申し分ない。
私から見たら最高の武器だよ。」
「それで… ニーニコスキとレヴァーは何を使うんだい?」
続いて、ラドヴァンが2人に質問した。
「cz.07です。
重量的に1人で持ち運ぶのは無理なので、現地の皆さんに運ばせる予定です。
…あ、それとレヴァーちゃんは?」
「ZK-383短機関銃です。1938年採用ですが、
これは今年生産された物なので故障の心配はない…と思います…。」
自信が無さそうにミレナが言う。
「ま、大丈夫だろうさ。
私の小銃は1932年製だが、今まで故障したことはない…」
そんな話をしながら、装輪装甲車は山道を走り抜けていった。
ア・セブン・ネーション・アーミー・クッドントゥ・ホールド・ミー・バック
2024年2月25日 AM5:50
ライラ・ニーニコスキ
トラスト市江西省
Vz.54…M14 Vz.68…レミントンM870
Vz.64…スコーピオン RPG-22…M72 RAW
Cz.807…MASADA Cz.1905…モシン・ナガン
cz.07…ダネル NTW-14.5
朝日が昇りつつある高地地帯を、
1台の装輪装甲車が護衛のヘリと軽装甲車両を
伴いながら疾走している。
「こちらブラボー・ノーベンバーより
本部、目標まであと五分。」
「了解。
目標地点で現地部隊の歩兵一個分隊を待機させている。
…ところで少佐、どうしてこんなコードネームを?」
「ああ、それはな…」
音質の悪い無線通信をしながら、
無線越しに指揮の為に前線航空基地に留まっているハンネス大佐と
現地で直接指揮を執っているテオドル少佐が話し合っている。
「1982年のフォークランド紛争…知ってるだろ?」
「ええ、もちろん…それが何か?」
「「ブラボー・ノーベンバー」ってのは、
紛争時に唯一運用されていた利軍のCH-47のコードネームなんだ…
そのあと、紛争終結まで孤軍奮闘してる。
なに、単なる個人の道楽だよ」
「なるほど。いい名前だな…」
そんなことを話しているうちに
車列はスピードを徐々に落としていき、
最終的に部隊は前線に作られた
通信だけを目的とした簡易的な前線基地に停車した。
…ただし、規模に似つかない2個分隊の歩兵が待機しているが。
「総員降車!」
そう言うや否や、装輪装甲車から
精鋭兵たちがぞろぞろと出てくる。
「畜生、ようやく到着かよ…」
「到着じゃないぞ。 これから二時間歩く」
「あ、山道歩くのは得意ですよ!
昔ホーチミン・ルートを良く歩いてたし…」
「…あ、ようやく到着ですか?」
全員が口々に愚痴をこぼす中、
最後に目をこすりながらライラ・ニーニコスキが出てきた。
「いや、これからもう少し歩くぞ。
装輪装甲車でも、さすがに山頂までは行けないからな…」
ライラの質問に、Cz.807を構えながらテオドル少佐が回答する。
「こんにちは、ヴァスィル・ムルクヴィチュカです」
基地に付くや否や、あらかじめ待機していた
歩兵分隊の指揮官が近づいてきた。
「ああ…君が案内役かい?」
「ええ。こちらこそ、精鋭部隊の案内ができて光栄です」
「そうか。よろしく頼むよ。
…さて、ようやく歩けるぞみんな。
ヴァスィル二等軍曹。
これから移動する、案内を頼むよ。」
テオドル少佐とヴァスィル二等軍曹が
短い会話を終えると、
全員が一列縦隊で移動を開始した。
目がくらむような眩しい日光の下、
リバティニア空軍の爆撃で穴だらけになった
山道をチェコ陸軍の部隊が一列縦隊で進んでいく。
「そういえば、ここでの状況はどうなっているんだね?
現地の指揮官は、「南昌の暗殺者」さえ倒せば
すぐに掃討できると言っていたが…」
「はい、一応逃げられないように包囲する事には成功しています。
しかも昨日ー」
…直後、彼が全員の視界から消えた。
「…何?」
乾いた空気に、一発の銃撃音が響き渡った。
目の前にいた兵士の上半身が吹き飛び、
そのまま衝撃で残った下半身と頭が地面に叩きつけられる。
「エンゲージ!」
全員が、一斉に近くの窪地へと転がり込む。
また一人の兵士が撃たれ、
今度は右足の付け根から下が丘を転がり落ちていった。
「衛生兵!」
「馬鹿野郎、撃たれるぞ!」
一人の兵士が救援に飛び出そうとしたが、
首を掴まれて制止された。
それとほぼ同時に、銃弾が地面に突き刺さる。
そして、それに応じるように阻止砲火が火を噴いた。
「おい!なんで反撃しないんだ!?」
もう一つの分隊の下士官がライフルを握りしめながら、半狂乱になって叫ぶ。
ライラが、先ほど地面に刺さった一発の弾丸を下士官に向かって投げ渡した。
「…14.5mm弾、最大有効射程は1500m以上。
反撃は一応できますが、
プロの狙撃手相手に居場所を探すのは無理に等しいですよ」
「畜生! 煙幕と弾幕貼れ、俺がヴァスィルを引っ張ってくる!」
スモークグレネードが宙を舞い、
それと同時にマークスマンライフルから分隊支援火器まで
あらゆる火器をフルオートで乱射する。
続いて、分隊長が片手に銃を持ちながら飛び出していった。
「おい、しっかりしろ!
すぐに助けが来るぞ!」
撃たれた一人の兵士を安全地帯まで引っ張っていく。
幸いにも、撃たれることはなくどうにか帰ってこれた。
「救急ヘリを要請しろ!
そいつを何としてでも生きて帰らせるんだ!」
狙撃銃をリロードしながら、デニスがライラに話しかけた。
「どうだ、ライラ?こっから生きて帰れると思うか?」
「そういう事は帰ってから考える方がいいですよ…」
赤十字が架かれた1機の汎用ヘリと、
それを護衛する2機の戦闘ヘリコプターが近づいてくる。
この任務が一週間も続くことを、
まだ彼女…ライラ・ニーニコスキは
知る由もなかった。
ちなみに18世紀より国号をリバティニアにしている設定なのでフォークランド紛争当時はとっくに利軍となっています。
私が大好きなサッチャーさんは、テイラー現首相がいるので存在自体が抹消されています。
お、了解です。
セリフ変更しときます。
ニューヨークのビル群の中を縫うハイウェイを、黒塗りのランヴィーが駆け抜ける。
「いやはや、旧財団の評議会員と言うのは揃いも揃って変な奴しかいないのかね。お陰で予定より長くなってしまったよホント…」
車内にはスーツとサングラス、黒いフェドーラ帽子を着用した女が一人、そして真っ黒な装備にバラクラバを付けた戦闘員が運転手と助手席、女の両隣合わせて四人乗っている。
「ICFは足並み揃わず、サウジの火は消えるどこか燃え広がっちゃってますし」
「まぁ、財団自体あまり人の良い組織じゃなかったしねー。給料だけは良かったんだけど」
両隣の兵士が喋る。その出立ちとは裏腹に、若い女の声だった。バラクラバから出ている目は愉しげに笑っていた。
「№3との交渉は終了、あとは№2に話を通せば今回の仕事は終わりだ。最も、邪魔が入るとも限らな__」
急に車が止まり、思わず前屈みになる。上半身が前部座席の方へ出るすんでの所で強制的に停止する。両隣の二人が手で体を抑えてくれたらしい。手の動かし方がアレでちょっとくすぐったいと言うかアレだが。
「その手の動かし方をっ、やめたまえ。ちょっと…はぁ、状況は?」
運転席に座る女兵士が喋りだす。バックミラー越しに見える鋭い視線はこちらを捉えていた。
「無線です。2ブロック先でUBCIのDIRUが道路を封鎖、1ブロック先を右に曲がって迂回せよと」
「理由はなんて?」
次は助手席に座る兵士が口を開く。全員女らしい。初めて全員女部隊を書いたかも…
「何も言われてませんが、DIRUなので逸脱性関連かと」
そこまで聞いた女は溜まった疲労を吐き出すように息を吐く。先程の衝撃で外れかかったサングラスを元に戻しながら重たい唇を開く。
「捜査するのは良いんだが、良い加減こっち にも情報渡して欲しいね全く…わかった。迂回してくれ…帰ったらシャワー浴びて早めに床につくとしよう…」
「「「さんせーい」」」
暗い車内に四人の元気な女性の声が響く。彼女の茶髪とサングラスの間からは、薄らと光を放つ翡翠色の虹彩が覗いていた。
~良い評価~
・伏せ状態でのジャム解消がスムーズ
・5.56以上の殺傷能力と貫通力、有効射程が感じられた
・F46より長い銃身のため、集弾性能がF46以上
・高い発射レート
・任務に合わせた弾薬の変更が良き
・SMGレベルの反動
・安い
・アッパーレシーバーだけ買えば、AR-15系統すべてをF46A1にできる
~悪い評価~
・20連だと発射レートと相まって、継続射撃に不向き
・標準モデルだと屋内の取り回しに難あり
~今後追加予定オプション~
・統合戦闘システムの搭載(M157光学照準スコープ的なもの)それとシステムパッドの採用
~朝7時ごろ~
スマホのアラームを止め、朝食の支度をする。その間に雪が起きて、料理中の仁にまとわりついてくる。
~8時ごろ~
仁が愛車で出勤。途中まで雪を乗せていってテレビ局まで送る。自分はそのまま財団本部に出勤。
~8:30→12:30~
午前中は広報部としての仕事。その月の広報誌を会長さんに渡すのも仁の役目
~お昼~
食事です
~13:15→20:00~
警ら任務や機動部隊での訓練。陸戦隊や他部隊との模擬戦をやっている。その後、定時に帰宅。夜勤をすることもある。
~夜~
副業の動画配信をやったり、夕食を食べたり。その後は雪と一緒に就寝
「予定時刻まであと2分」
「そろそろ奴が出てくる時間だな」
長きにわたり続いたグラトス内戦は、戦いこそ終わったものの、グラペジア要人たちは隠れ、準備し、もしかしたら行動を起こすかもしれない。あの戦いのせいで国の大半が荒れ果てた。もうあんな目に会うのは御免だ。
「奴は装甲車に乗って移動する。外したら確実に逃走されるだろう。必ず当てろ。」
「да.」
「予定時刻まであと1分」
「奴が見えた」
「確実に仕留めるが故、撃つのは乗ってからだ。集中しろ。」
「…照準完了、いつでも撃てる」
ついにこの戦いに終止符を打つことになる。
「……」
「……」
「……」
「…奴が乗ったぞ!」
「Стрелять!」
砲手がレバーを引いた瞬間、弾頭は加速して砲身を離れた。安定翼が開く。そのまま約1kmを旅し、車両にぶつかった瞬間、信管が作動し炸薬に火をつけた。
「やった!」
「大爆発してるぞ!」
「やったぞ!ついに終わったんだ!」
その後1分程度、車内は歓喜の叫びで満たされていた。
一連の騒動はついに「終わった」。
月明かりによって薄く照らされている空の下で、
大量の兵士が森の中を息を殺しながらゆっくりと進んでいる。
全員が迷彩服やヘルメットにカモフラージュ用の樹木を付けており、
遠くからでは周りと見分けがつかないほどの偽装がされていた。
前方には、木製の簡易的なトーチカと塹壕で構成された防御陣地があった。
人はほとんどいないように見え、明かりはどこにも点いていない。
中隊長が、ハンドサインで攻撃指令を伝える。
全員が銃を構え、突撃に移ろうとしたその時ー
「来たぞ、撃て!」
その瞬間、空に数発の照明弾が発射される。
あまりの明るさに偽装は効力をなくし、
その場所めがけて大量の銃弾が飛んでいった。
木製の簡易的なトーチカからは断続的に機銃弾が放たれ、
さらに一定の間隔を置いて迫撃砲弾が飛んできている。
「こちら第2中隊より本部!
現在敵兵と交戦中、規模は大隊レベル!
遅滞戦闘を行いながら後退する! オーバー!」
無線を握りしめながら中隊長が叫ぶ中、
森の奥からはひっきりなしに敵兵が突っ込んでくる。
森の中から一発のロケット弾が放たれ、
トーチカを兵員ごと吹き飛ばした。
「もういい、囲まれる前にさっさと後退しろ! 急げ!」
阻止砲火を張りながら、兵員が全速力で後退していく。
「突击!突击!」
銃剣を取り付けた突撃銃を槍のように構えながら、
トラストゲリラたちが一直線に突き進む。
その奥では、先ほどと同じように
木製トーチカや塹壕、鉄条網で構成された
チェコ軍の防衛線が再び広がっていた。
「まだだ! まだ撃つなよ!」
全ての銃口が目の前に向けられ、
指は引き金にかけられている。
それでも、未だ発砲命令は出ない。
「まだ撃つな!」
敵影が段々はっきりとしてくる。
弾薬が欠乏しているのか、あるいは全力疾走しているのか
敵兵にも銃を撃つものは誰もおらず、
戦場には大勢の足音と迫撃砲の着弾音だけが響いていた。
「畜生、正気じゃない! まだ撃てねぇのかよ!?」
敵の先頭グループが鉄条網を飛び越ようとした、その時だった。
「今だ! 撃て、撃て、撃て!」
その瞬間、全ての火器が火を噴いた。
機関銃が敵兵を片っ端からなぎ倒し、
生き残った者も集中射撃を食らって蜂の巣にされる。
「敵が多すぎる!航空支援はいつ来るんだ!?」
そう言いながら、機関銃手は断続的に射撃を行っていた。
山の中に作られた大隊指揮所では、
大隊長とその副官が指揮を執りながら話し合っていた。
「第2中隊は?」
「遅滞戦闘を行いながら撤退中です。
包囲される恐れはないかと」
「そうか…空軍はどうした?」
「COIN機がこっちに向かってます。
あと2分ほどで到着すると思われますが、どうします?」
「空爆と同時に撤退させろ。
そのあと予備兵力で叩く」
「了解です。 前線部隊に伝達します」
チェコ空軍のマークを付けた4機のCOIN機が、
爆弾とロケット弾を抱えて戦場へと突っ込んでいく。
「超低空で行くぞ! 編隊を崩すな!」
搭載している兵装が森の中に向かって無造作に放たれ、
そこにいた敵兵を片っ端から吹き飛ばした。
「総員撤退! 急げ!」
数時間後、空には朝日が昇っていた。
日光が山々に反射し、あちこちで反射して綺麗に光っている。
そんな景色を見ながら、ライラ・ニーニコスキは兵舎に入っていった。
奥では、チェコ軍の砲兵隊が敵兵めがけて盛んに砲撃を行っている。
「撃て!」
その言葉とともに、砲列が一斉に火を噴いている。
8発の152mm榴弾砲が空を駆け抜けていき、遠くにうっすらと見える山中に着弾した。
「あ、おはようございます」
中に入ると、ミレナ・レヴァーが朝食を食べていた。
砲撃の騒音のせいで、テーブルの上に置いてあるスープが小刻みに揺れている。
「おはよ、ミレナちゃん」
「ライラさん、こんなに揺れてるけど本当に大丈夫なんだよね?
今にも崩れるような気がするけど…」
「大丈夫ですよ。これぐらいじゃ崩れません。」
椅子に座りながら、向かい合って彼女はそう言った。
「あ、そうだ。今日の戦況は?
昨日の夜に随分ドンパチやってたみたいだけど…
知ってる?」
「いや、さすがに知らないです」
「ま、そうですよね」
レーションの袋を開けながら、
ライラは窓から再び榴弾砲の射撃を眺めていた。
「こちらブラボー・ノーベンバーより本部。
今の戦況を確認したい、オーバー」
「こちら本部。昨日深夜に敵軍の攻勢があり、
チェコ軍の防衛戦が突破された。
敵軍は包囲から脱出しつつある。
予備兵力と撤退させた兵員で防衛戦を構築中。アウト。」
一方そのころ、テオドル・リネクは無線で現地司令部から戦況を聞き出していた。
状況はこちら側にやや有利と言ったところか。
(…これで、敵が進める進路は一つだけか)
それを聞いた後、彼は無人機オペレーターの所へ向かって歩いていく。
「やあ。 どうだ、敵の動きは?」
「偵察機をひっきりなしに飛ばして探してます。
まあ、すぐに見つかるでしょう」
「そうか。見つかったら教えてくれ」
「はい。 見つかったらすぐにでも… ん?」
「どうした。 何か見つけたのか?」
モニターを見ると、木が茂っている山道の中に
何かがうごめいているのが見える。
「敵か?」
「さあ… もうちょっと近づいてみます」
次の瞬間、カメラのフラッシュにも似た
一つの閃光が映った。続いて映像が急に回転し始める。
「畜生、撃たれた! 墜落するぞ!」
その映像を見て、テオドル・リネクは冷静に返答した。
「そんなに叫ばないでくださいよ、心臓に悪い…
とにかく、これで敵は見つかりましたね…
あとは殺すだけですよ」
「ということで……何か質問のあるやつは?」
薄暗い会議室の中に数名の職員が座っている。そして他が真剣に聞いてる中、一人だけ不満があるような顔をしていた。
「はい」
「仁。何の質問だ?俺は確か質問が出ないほど完璧に話したと思うけどな……」
仁の上司のケインが頭を搔きながら言う。
「任務ではなくてですね……なんで僕がこの会議に出席しているのが疑問なんですよ!」
バンッ!と机をたたいて怒る仁。彼の顔からは「なんでこんな僕がここに???」という疑問を抱いているのがわかる。そして彼が言っている「この会議」とは「対麻薬カルテル紛争作戦立案」を行う会議である。
「などと言っております同志バンパー」
「なるほど。シベリア送りだ」
「あのブラウ作戦のネタ画像をここで引っ張り出さないでくれますか!そしてシベリアはもう行ってきたことあるので結構です!」
彼はいつも以上に機嫌が悪かった。
「しかしなんでお前がここにいてはいけないんだ?適役だろ?」
「バンパーは分かりますよ。元対テロ部隊の隊員ですから、このような任務の作戦立案は得意と。
ガスターも分かりますよ。情報部の職員ですし、ガンマ-5の名目上の隊員でもあるし……」
一呼吸おいてまたしゃべりだす。
「でもなんで僕がいるんですか?部署は広報部、兵種はスナイパー。今回の会議に使える要素は一個もないですよ」
言いたいことを言いつくした仁は椅子に座りなおす。一方でケインは自信たっぷりの顔で彼の顔を見返した。
「でもお前は元帝国兵士、かつ元KRPの傭兵だ。そしてお前の記憶力なら何かしらのことは見たはずだ。
俺はそれを求めているんだ」
持っていたノートを仁の方に投げる。
「それに分かることを全部書け。装備、ビークル、兵力、内部関係諸々全てだ」
「でも……これを知ったところで何をするんですか?今回の任務は国際協力の対麻薬カルテル紛争じゃないですか?」
首をかしげて聞く。
「確かに対麻薬カルテルの紛争だ。でも同時に……」
「それらと関係のあるすべての組織を破壊する任務でもあるんだ。例えばKRPね」
南米カルテル紛争前日譚
セレン「前回の会議で決定致しました通り、北米独立国家連合の要請による南米カルテル鎮静にむけて会議を行います。」
首都ヌークにある議会の会議室。そこには上院メンバーである首相ハイドロジェン、秘書セレン、軍事担当大臣であるプロメチウム、外交担当大臣のテルルが集まっていた。
“南米カルテル”これは南米のパナマ周辺に蔓延る複数の麻薬カルテルを表している。
プロメチウム「北米独立国家連合の要請に従い、北米のICF関連国家及び企業が部隊を派遣する予定であり、それにプラスしてモルトラヴィス帝国とその友好国も同じような動きを見せている。」
テルル「ICFと複数の国家が南米に集います。あらかじめモルトラヴィス帝国と敵対カルテル鎮静化までの限定的な許可と、該当地域での部隊を事前に共有することを前提に軍事行動の許可を頂きました。」
…既に根回しは済んでいた。南米のモルトラヴィス帝国の領土と距離の近い北米独立国家連合が共に麻薬摘発に向けて動き出したことによって、北米関連のICFも限定的ではあるが軍事行動の許可が出た…
ハイドロジェン「…ということになる。話は事前に受け取っていた。サウジの事もあるけど、これから軍は南米に向けての部隊派遣と物資輸送に勤しんで欲しい。」
麻薬は中毒患者を増やし、最悪国を滅ぼす因子となりうる。今は南米ではあるが、これから北米や自国の領土まで侵食してくる可能性は高い。叩くなら…今しかない。
プロメチウム「かしこまりました。統合参謀本部にて話し合いを行います。」
ハイドロジェン「ありがとう。話がまとまり次第、私の方に提出してほしい。他の国との摺り合わせもあるからね…」
〜統合参謀本部〜
プロメチウム「…とのことだ。政府上層部は南米のカルテル沈静化にむけて部隊派遣を行う事を決定している。我々は具体的な派遣内容を後に首相に提出する予定だ。」
統合参謀本部には軍事担当大臣であるプロメチウムに合わせ、統合機動軍総司令官のネプツニウム、統合支援軍総司令官のプルトニウム等の各関係者が居合わせていた。
プロメチウム「今の所、第一目標はパナマ湾の制圧。その後各地に点在しているカルテルの沈静化を行う予定だ。統合機動軍の戦力はどうなっている?」
ネプツニウム「現在、第1機動陸軍及び第1機動海軍、及び1個大隊規模の飛行隊がサウジアラビアの避難民保護区の維持に努めています。一部の戦力を本国に残しつつ残りを派遣する予定になります。」
現在起きているサウジ戦争では、ICFは避難民保護区の設置と維持に努めている。統合機動軍はその1/3〜1/4を派遣している事と、有事の際に幾らかの戦力を残しておきたい事から、全戦力での対応は不可能であった。
プルトニウム「我々統合支援軍も輸送艦及び輸送機の手配は済んでおります。」
ネプツニウム「ありがとうございます。現在直ぐにでも派遣出来る戦力として、精鋭部隊である<Sledge-Hammer>をパナマ湾制圧に向かわせます。サウジ派遣でも保護区の初期対応をしてくれました。休暇は終わりますが今回も充分に働いてくれるでしょう。」
<Sledge-Hammer>は現実世界でいうところの両用即応群で、第3機動艦隊を中核とした上陸部隊や航空部隊といった陸海空の戦力を有する統合機動軍唯一の精鋭部隊である。
プルトニウム「彼らは長期的な活動を行うはずです。ICFと合同で動けるように大型輸送艦を配下に付かせますので、物資輸送等お好きに使ってください。」
この紛争が終わるまで彼らが本国に帰れるかは厳しい…なら物資等補給に困らない用に動くのが統合支援軍の役目だ。そうでなければ彼らを独立させた意味がない。
ネプツニウム「感謝致します。パナマ湾制圧後に統合機動軍の戦力を輸送し、他カルテル組織の沈静化に努めます。軍事担当大臣、その方針で宜しいでしょうか。」
プロメチウム「分かった。その方針で動くとしよう。」
<破滅の因子に鉄槌が下される>
白い壁に囲まれただだっ広い一室。窓がなく、天井の無数の照明がなければ部屋を確認することは難しいだろう。
ただ、青い液体がそこかしこ飛び散り、壁に残る弾痕、巨大なドラゴンの爪にえぐられたかのような傷が付いた部屋の中心に誰かが倒れている光景を照明は鮮明に照らしてしまう。
『ピーッ…"作戦終了"…ッー』
脳を通して身に着けた機械からの機械音声を発する。
倒れこんだ"誰か"は普通の人間とは外見が離れており、背から触手なようなものを何本か生やしていた。兵士のような人々と白衣に身を包んだ彼らが息絶えた死体を囲んで何かを会話しているが、私はそれを少し離れたところから見ているだけだった。
何かと聞けば、半エーギルの実験に失敗して同化が異常に進行し、同伴していた警備員と研究者もろともあの触手で切り裂いた…、のだとか。丁度研究施設にいた私は"誰か"の鎮圧作戦に駆り出されたのだが、…その"誰か"は子供であった。触手を無数に動かし盾を、人を、壁を切り裂き、死体を貪る怪物は多数の犠牲を経て無力化された。
エーギルの細胞を体に含んだ時点で"人"として生きれる時間は、普通の人よりも制限される。体を蝕み、やがて海の怪物になる。抑制剤は同化を遅くできるがあくまでも延命だ。企業達は危険性の中に化学の発展を夢見て危険な研究を強行して、多くの犠牲を生んできた。私は"誰か"と同じそういった研究で生まれた副産物に過ぎない。
用済みになれば、不都合があれば、何がどうあれ処分される。所詮、彼らはそういうやつだから。
(いずれ私も、ああなるのか)
まるで、脳に浮かべられたこの光景は未来を見ているようで気分が悪くなり、作戦が終了したことを確認すると部屋を後にした。
適当な単発茶番()
「はぁ」
「どうしたの?」
疲れた様子で帰ってきたスヴェトラーナにルイスが質問した。
「あれだ…南米の麻薬カルテルの対処の話。前に話したから知っているよな?」
「うん」
「それが、サウジアラビアに派兵したばかりなのにまた外国へ兵を派遣するのはどうなんだという話になってだな…私も人間を含む生物学の所長として士気に対する影響とかを説明する必要があったわけだ。」
「なるほどねぇ…。それで、南米カルテル紛争については何か決まったの?」
「大規模な戦闘活動は行わず、少数の特殊部隊のみを派遣することになった。まあうちの国はICFだから、正規軍としては現地への物資輸送に徹するらしい。軍上層部としても消耗する海外派兵は頻繁に行いたくないんだろうな…ところで、そういえばサレーナはどこだ?あいつはいつもなら居間で飯食べてるのに」
「サレーナならもう寝たよ」
「やけに早いな」
寝室で二人の会話を聞いていたサレーナは、密かに呟いた。
「…仕入れ元が減っちゃうなぁ」
仕入れ元を潰して商売終わらせてやる(ギラついた目)
ごめんなさい…お詫びに鉛玉はいかがでしょうか…?
「初めまして…かな。よろしく頼むよ。アリシア担当官」
アリシアはこの女に見覚えがあった。あの忌々しい財団に所属していたころに閲覧した、イラク内戦において中央情報部門に所属し、大きく活躍していた女性エージェントの人事ファイル。
「あなたがエージェント・ヘックス…イラクでは我々の耳になってくれたと聞いた。感謝しているよ」
ヘックスは謙遜して首を横に振る。無機質なLEDライトが彼女の帽子を、サングラスの向こうの翡翠を薄く照らしている。彼女が座るソファの後ろには2人の黒い装備を着た兵士が立ち、1人は彼女に半ば抱きついている。彼女はほぼ無視しているが。
「私は仕事をしていただけだよ。あなたとて同じだったはずだ。早速だが、我々が貴女を訪問した目的をお話ししよう。単刀直入にいうと現在帝国やファントム協力の下南米のドーザー連中とその元を根絶やしにしようという作戦が計画されている。2つだ」
ヘックスは内容を包み隠さず話した。アリシアは最初は半信半疑のようだったが、終わりには彼女を信じている様子だった。冷め始めたコーヒーが天井を映している。
「…と、軍は制圧に、我々 は根源を抑える作戦となっている。私たちはその作戦の担当になってね。いやはや、貴女にも協力して欲しいと思ったわけだ」
「協力…とは具体的に?言っておくが、財団が無くなってからは防衛技術開発局の副長をしているだけだ。別にそっち側を覗いているわけじゃ…」
「『シュガート』」
ヘックスが被せるようにその名前を発すると、アリシアは目を見開いて驚愕する。その目には小さな復讐心が見受けられる。
「どうやら貴女にこの名前はかなり効果的なようだ」
クックッと笑うヘックスとは対照的に、アリシアはヘックスを睨みつける。彼女の隣でだらけていた兵士が動こうとすると、ヘックスは左腕で制した。
「この件には彼が関係している可能性がある」
「…どういう意味だ」
態度を崩さないアリシアを意に介さず、ヘックスは話を続ける。
「彼ら、ボリバル連合軍の一部は旧財団の装備を少数だが保有しているようだ。SAMやAAAは無いようだが、軽装甲機動車などが偵察機で発見されている」
ヘックスは立ち上がり、アリシアの隣へと歩き始める。護衛の兵士たちは動かなかった。
「その兵器を流しているのが、彼のようでね。今は武器商人気取りかな」
アリシアは座ったまま、隣に立つヘックスを見上げる。帽子の下は影になり、サングラスの向こうは愚か、口元の笑み以外はわからない。
「どうだい、協力者にならないか?悪いようにはしないしないさ。それどころか君はずっと追っていた相手を捕まえられる」
ヘックスは右手をゆっくりとこちらに差し出す。その手は白く華奢なものだったが、人差し指の付け根に切り傷の跡があった。
「…いいだろう。使われてやる。だが絶対掴めるんだな?」
「もちろんさ。じゃなきゃ君に声を掛けていない」
魔女が微笑む。手をとった。
ヘックス…、
ヨルムンガンドにそんな人いましたね()???「アァァルゥゥゥ!!」(SCARを構える)
うーんこれは愛国者ですね()
フレデリック・リーは、座席に寄りかかって、まるで人生の頂点にいるような、それでいてもっと上を目指したいと思っているような雰囲気を顔し出していた。 楊に『どうぞ』と声をかけ、隣の席に座るように合図をした。リーの視線は、窓ガラスの向こうの街路樹の上に交差する鮮やかなネオンの看板に注がれた。
「福江は、私の長年の旅の中で、最も浮き浮きしているところです。私の経験では、人は旅をすればするほど故郷を知ることになるのですが、限界や伝統を越えて不可能を可能にしょうとする旺盛な意欲は、ここでしか見られません。皮肉なもので、福江は不可能を可能ににする都市であるにもかかわらず、人々は絶え問ない欲望に身を投じているのです」
『なるほど』
楊は息を呑んだ。リーの言業の速さに、よく分かっていながら、うなずきたくなる自分がいた。話の流れを変えようとすると、リーが割り込れできた。
「この気力の使い方を知っている者は私以外誰一人としておりません。私はこの土地と、その欲望と恐怖に他の誰にも真似できない形で同調することができるんです。この土地で成功しようとするならば、大なり小なり私の助けが必要でしょう」
リーは満面の笑みで脅威を覆い隠したが、それには楊が嫌々うなずいていた。
「そして、もしあなたが許してくれるなら我々はとても友好的になれると思うのですよ、行政長官」
楊は、ネクタイを緩めたい衝動と戦いながら、リーのあまりの手際の良さに苛立ちをだせなかった。 楊は今日一日、襟を立てて過ごすことになりそうだ。
親切な、しかし危険な男だ。
フレデリック・リー
福江国の財務長官にして三曾会のリーダー。カジノの運営などを行っている。