財団になりたいUSMI社
2023/08/28 (月) 22:53:45
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エーリッヒは頑丈で大きな扉の前にいた。自分の手にあるアサルトライフルの7.62程度では傷もつかないであろう事が見ただけで分かる。
「第三帝国に行けるっては言われたんだが…こんな何入ってるかわからない部屋の扉を警備しろ、なんて…」
「それは俺も同じさ兄弟。大体警備なんか、セキュリティの奴らに任せればいいだろうに…」
そういう彼はミハイルである。この『USMI社アルゴン支社』に、エーリッヒと共に配属された、機動部隊員だ。
「今日からお前とはタッグを組むらしいな。宜しく、ミハイル。」
「あぁ、こちらこそよろしく兄弟。」
「エーリッヒと呼んでくれないか?その呼び名は慣れないんだ。」
「だが断る(キリッ)」
彼らはこんな不毛な会話を、かれこれ30分前から続けていた。椅子があるので足が疲れたりはしないが、退屈である。
「そういえばさっきの話、機動部隊にわざわざ警備させるんだから、余程大事な物なんじゃないのか?」
「それはそうかもな。てっきり新しいピカピカのオフィスで、コーヒーでも飲みながらPCを弄るものと思ったんだがな」
「おまけにこの支社。他の支社に行ったことがあるが、ここは少し違うな。」
「具体的には?」
「ほかの支社はまだオープンな雰囲気なんだよ。ここは…例えるなら研究サイトの重収容エリアみたいだ。」
「間違いなく、この扉の奥にあるものが理由なんだろうな…あぁくそ、面倒だぜ兄弟。こういうのは苦手だ。」
そんなことを彼らが話していると、暗い廊下の奥から足音が近づいてきた。
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流石お仕事がお早い(気がつけず申し訳ないです)
自分もUSMI社関連で一本書いてみましょうかね...。
ありがとうございます!(楽しみ楽しみ…)