「ここだな」
地名もついていない北台湾の復興発展途上地帯「スラム区域」そこにはとっくに忘れ去られた防空壕が一つあった
「ガスター、カギは開くか?」
「鍵自体はしまってあるもののすでにサビちまってるから簡単にぶっ壊すことができる。下がってろ」
そういってガスターはナイフを取り出し、一回、二回、三回と切りつけ鍵をぶっ壊した
ギギギギギ…
重い防空壕の扉を開け彼ら二人は中に入ってった
「そうとう暗いな、ブレーカーはどこだ?」
そういいながらガスターはブレーカーを探し始めた
「お~い、こっちにあったよ」
ガシャン!パッ!
「よかった、幸い電気は通ってるようだ」
「おいハス、医療品は作れるか?」
「ここで?材料と器具があれば作れるが?」
「薬草ならあるが」
そういうとガスターはポケットから薬草を数束取り出した
「今俺らに必要なのは医薬品、銃火器、装備品、弾薬が必要だ」
そういうとガスターはあたりを見回した
「あのやろう、気を使ってここにも隠してあるのかよ…ありがてぇ」
「ねぇ、LMGある?」
「もちろん、弾はあるだけぶっ放していいぜ」
「ひゃっはー!弾幕ISパワーだぜ!」
「士官殿すみません、ターゲットを見失いました」
そういうとチェコ軍兵士は頭を下げた
「そうか、今すぐリバティニアに連絡をしろ。彼らを甘く見ないをほうがよいぞ、と」
「了解です!」
そういうと兵士はすぐさま走り出した
「あれがSAF部隊か…噂ではWOLFと名乗る軍事会社の特殊部隊だとか。ただ絶対触ったことのないチェコ製の武器でもなんの問題もなく完璧に使いやがったとは…完全に予想外だな」
「あいつどっからこんなガチ装備探してきたんだ?」
ハスはそういいながらえぐいほど遅いおやつを口の中にほおばっている
「どうやら戦闘後にすぐさま死体に漁ってるってよ、リバティニアの装備なんかあるし」
「ところでさ」
ハスはガスターを見た
「なんで当時は、まだ試験武器だったF46がここにあるの?」
「聞いた話によると性能チェックで持ち込んだらしい、正式採用のと対して性能の差はないから全然使えるやつだぞ」
「へぇ~」
「じゃ、先に大まかな侵入計画を立てるか」
「【甘く見ないほうがいいって】ねぇ、そんなのするのは死にたい奴だけでしょ」
そういいながらエミリーはついさっき入ってきた情報に目を通した
「追跡対象を見失ったのか…面倒なことになってきたね」
こっからまだ考えない人さんが繋げてくれればありがたいです