…静寂。
永遠にもそれが続くように思えたが、
それはほんの数分(数時間に感じたが)で終わった。
ライト付きの拳銃を持って、1人の男が入り…
すぐさま殴られてよろめき、そのまま口を押えてのど元にナイフを突きつけられた。
「この野郎!」
「何をするんだ!? やめろ!」
「うるさい! どうやって俺たちのことを特定した!? お前は誰だ!?」
「た… ただの一般人です… 許してください…」
「おい、まだそいつがリバティニア軍とは確定してないんだ。 離してやれ。」
「駄目だ。 たとえ話したとしても、こいつが軍に密告する。 そしたら、全員の身分がばれる危険性がある。」
「でも、さすがに殺すのはヤバくないか? そんなことしたら、余計に身分がばれるぞ。
…それに、仁さんもそんな事望んでないと思うぜ。」
「…仕方がない、こいつは少しの間眠らせるか…」
「え、ちょっと」
…鈍い音が響き渡る。
哀れな尾行者は銃のストックでぶん殴られ、そのまま気絶した。
「よし、これでいい… ん!?」
店の外に、1人の男が急いで走って逃げていった。
「もう1人いやがった! 追いかけろ!」
「その必要はなさそうだぞ…」
「何故だ?」
…突如、店内が車のライトで照らされた。
「奴ら、もうここにいやがる! もう到着してやがったんだ!」
「何ぃ!?」
たちまち銃撃をくらった。
ガラスが木っ端みじんに粉砕され、店内の物品は使い物にならなくなり、
看板は衝撃で外れて落下した。
「…畜生! 奴ら、この店ごと俺たちを殺す気だ!」
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