Mk.18こそ正義なISAF 元USMI社
2023/09/08 (金) 22:49:26
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ヘンダーソンは本部にいた。ここは財団本部サイト-01、モルトラヴィス帝国バルセロナ港に隣接する地上80階、地下20階の大規模施設である。彼は今、サイト-01の21階にある研究開発委員会、兵器開発部門のオフィスにいる。
「グラペジアにアレを採用されてもらったし、暫くは休めますかね…。まぁ、こういう時に仕事が来るんですがね。」
その言葉を体現するかのように、一人の女性が歩いてくる。
「おはようございます。あなたがヘンダーソン管理官ですね。私はアリソン外交調整官です。宜しくお願いします。」
「えぇ、よろしく。ところで、私に何か用でしょうか?」
「はい、あなたには私たち外事交渉委員会、対外交渉部門の技術顧問として働いていただきたいのです。」
「どのような業務内容なんです?」
「えーっとですね…諸外国との、特にモルトラヴィス帝国と兵器関連の交渉があった際に、ISAF製兵器のスペシャリストとして交渉のサポートをお願いします。」
ヘンダーソンは怪訝な表情を浮かべつつ返答をする。
「わかりました、受けましょう。」
「ありがとうございます。では、32階のオフィスに14:30にお越しください。それでは、失礼いたします。」
そういうと、踵を返し、彼女はオフィスを出て行った。ヘンダーソンは自分のデスクに行き、
「さて、最長連勤記録更新だ。」
デイビット・L・ヘンダーソン、53連勤目の朝である。
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