大統領は演説の為、壇上へ上がる
「我々は純血だ、侵略者である共産主義、平和ボケしている民主主義、そして、我々に侵食し、我々になろうとするユダヤ人、奴等は敵だ!同じリバティニア国民だろうが関係ない!忘れるな!我々は純血を守り切らなければならない!忘れるな!我々はユダヤ人を排除しなければならない義務がある!忘れるな!我々は誇り高き純血の戦士なのだ!」
国会は怒りで満ちていた。ナチズムとボリシェヴィキ、互いの正義を貫き通す為、相手を威嚇していた。演説は続いている。しかし、ある男は群衆の中きら立ち上がり、大統領に向け、マカロフを撃った。大統領は側頭部から血の塊を吹き出し、場は狂気で満ちた。あるものは殴り合い、あるものは銃を撃ち、あるものは狂気を止めようとしていた。ボリシェヴィキとナチズム、モナルケスとデモクラト、第一次リバティニア内戦は開戦した。
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