アステシア王国
王都:エレクシア
首相:ヘルタ・ヤスミーン・シェーンベルク
主要産業:海運、造船業、金融業
皇帝家であるアステシア家の直轄地。16世紀にハプスブルク家から分派したアステシア家が代々統治してきた地域であり、8代目伯爵のホルスト以降同地はスペインの一部と見なされてきた。1991年までアンダルシアと呼ばれてきたが、アステシア家の末裔を擁する皇帝権がスペインを掌握した後にアステシアと名称が変更され現在にいたる。帝国の首都であり、王国の王都でもあるエレクシア(旧ジブラルタル)は狭い土地ながら外務省と国務省を除く中央省庁、いくつもの高層ビルが設置され世界有数の大都市を形成している。ジブラルタル海峡に近い利点から海運業が盛んであり、ジブラルタルとラリネラを跨ぐエレクシア港では毎日多くのコンテナ船が行き来している。また、他領邦とは例外にアフリカ(アステシア領北アフリカ)とその沿岸(アステシア領プラサス・デ・ソベラニア)に飛び地を有する。
ポルトフィーノ王国
王都:リスボン
首相:ノーマン・エドマンド・グリフィス
主要産業:農業、水産業、食品・繊維工業、観光
1992年にリスボン合意により帝国の同君連合となった王国。領邦の中では一番領土が広い。ポルトガル人が大多数を占めるが移民に対して比較的寛容で、多くの旧連邦移民や在雲外国人を受け入れている。主要産業の他、多くはないもののタングステンを産出し帝国の重工業を支えている。
カタルーニャ王国
王都:バルセロナ
首相:アルトゥロ・バニュエロス
主要産業:工業、観光業、農業、漁業
帝国最大の軍港であるバルセロナ港を有する王国。バルセロナ・ザリツィア造船公社に代表される造船企業により、造船業が盛んであり軍民問わずあらゆる船舶を建造している。領邦の中で唯一外国との貿易権を有しており小規模ではあるものの独自に貿易を行っている。バルセロナは旧市街と港湾地区、新市街から構成されており内陸の丘側に行くにつれ新市街が広がる。
ガリシア王国
王都:ア・コルーニャ
首相:スレマ・メディナ・ベルリオス
主要産業:科学工業、観光
古来より、ヴァルナ家が統治を続けていた王国。ガリシア継承戦争で帝国に反旗を翻し国土が荒廃し、敗戦後に王位は皇帝へと渡りヴァルナ家は王族狩りに遭い滅亡した。深刻な経済危機に陥ったものの、積極的な企業誘致政策により安い労働力と土地代を求めた多くの企業が進出。進出した企業の一つであるANHが海洋研究所を設置すると科学者や研究者の需要が高まり、科学者の育成を目的に王国がガリシア科学技術大学を設置した。帝国の成長に伴い科学力強化が国策となり、ガリシア王国は発展することとなる。
マドリード王国
王都:マドリード
首相:ハーヴィー・フランシス・ハトルストーン
主要産業:金融業、観光
エレクシア、バルセロナに続く大都市であるマドリード(マドリード副首都圏)を有する王国。マドリードには外務省が設置され、他国の領事館がおかれる外交の中心地。また、証券取引所や帝国中央銀行が設置されており帝国の金融の中心地ともなっている。