日本の各地に出現する異常な存在、または現象。1900年代前半に怪異に関する調査が軍によって行われ、伝承や妖怪として伝わる怪異が実在することが判明した。大戦時には怪異の軍事利用が研究されていたが、終戦時に通常の研究資料とともに隠滅されたものが多く、1990年頃から積極的な再調査が行われてきた。
NRO-042"海坊主"
鯨のような体と人のような上半身を持つ巨大な水棲の異常存在。大きさは2~6mほどで、魚を主食とし鮫やシャチなどを群れで狩るなど高い知能を持つ。魚を求めて漁船を襲うことがあり、速やかに魚を渡すことで逃れることができる。危害を加えたものを追い続けるため、決して攻撃してはならない。基本的に温厚だが、夜に現れ人をさらう個体も確認されており、要注意種とされている。
NRO-025"大蛇"
日本やフィリピンで目撃される凄まじく巨大な蛇。現在確認されている最大の個体は奄美保護区で収容されている銀鱗蛇(直径1.8m長さ55m)である。平均的な大きさは直径1m長さ34mほどで、寿命は数百年規模と推定されている。会話が可能なほどの高い知能と非常に硬く、柔軟な鱗を持つ。猛毒や帯電、雨を降らせるなど、個体によっては特殊な能力を持つ者もいるが、大戦時に軍事利用を目的とした狩りが行われ、国内では数十体ほどが生息するだけとなった。
NRO-084"牛鬼"
牛の頭にクモのような胴体を持つ異形。大きさは2~4mほどで森の中を車並みの速さで走り、鋭い牙を持つ。人を好んで食べるため非常に危険度が高く、異常存在。何十年にもわたって各地で駆除が行われ、個体数は大幅に減少したものの、現在でも山あいの集落では出没が確認される。濁った川や湖、沼に潜んでいることが多い。
NRO-035"河童"
川辺や湖の周辺に生息していた異常存在。お皿のような甲羅を頭にのせているごく一般的な河童。人間の居住区の拡大と水質汚染により住居を追われ絶滅したとされている。高度な医療技術を持ち魚を好んで食べたとされている。
NRO-004"鬼"
日本各地で集落を作り、隠れ潜む角の生えた人々。強靭な肉体と高度な金属加工技術、土木技術を持つ。その技術から軍属として働く者たちもおり、一部の兵器は彼らの協力のもとで作られた。1800年ごろには9万人近くが日本で暮らしていたとされているが、1900年ごろに起きた弾圧などにより現在では3~4万人ほどにまで減っている。
わんちゃん仁のような妖怪が他の地域で見つかるのでは?