概要
EWL-MMBT type 02 Mk.1 mod.1を元に改修を施した多機能主力戦車。性能が向上した前車両から更に全体的に改良を施しており、前述したスペックと相まって”次世代型主力戦車”と評される一品に仕上がっている。パラベラム計画による車両数の軽減やアバルトとの共同運用による性能及び整備性の強化による開発が行われた。
Mk.1が砲塔の改修による戦闘力の強化だったのに対し、今回のMk.2は砲塔上部のRWSの整理と射撃管制装置の強化、砲身の延長化に加えて前部装甲に多用途前面装甲防御構想によるモジュール装甲と後部のパワーパック及びエンジンの改修が行われており、防御力と整備性の向上が挙げられる。
しかしこの改良によりファントムの戦車技術は限界点に達したとされており(メタ的に言えばこのサイズでの開発が限界)、今後はモジュール装甲やエンジン等の小さな改良や変更等になり、開発は停滞気味になるとされている。
攻撃力
砲塔は前車両の物を使用しているが、センサーや電子系統が強化されており、新たに砲塔右側のスペースに、複数の装置をまとめた射撃管制装置を搭載し、射撃精度を向上させている。そして、初となるコマブロ式通信装置を搭載しており、これにより自軍だけではなく北極諸島同盟全体での通信共有が可能になっている。
砲身は改良による交換が容易になっている他、120mm主砲には新たに試験評価していた55口径砲身も使用可能となっており射程および貫通力強化が見込める。
全モデルのmod.1と同じく遠隔操作式の武装(RWS)を装備しているが、独立していた2つを1つにまとめ砲塔上部のスペース確保を行い。状況によっては重機関銃、ミサイルランチャーのみの搭載も可能である為、搭載車両によって使い分けることが出来る。
防御力
砲塔装甲は前と変わらずであるが、前面装甲が大幅に更新され、本車両が”次世代型戦車”と呼ばれる要因となった装甲システムが搭載されている。
これは元々使用していた前部装甲をユニットとし、ここに規格化された様々な装甲モジュールを搭載することで様々な防御要素を付与する事が可能になる。ユニットには前回と同じ積層複合深層岩セラミックを用いており、モジュールを搭載し固定する役割を持つ。
基本的に各形態毎の前面装甲で複合装甲と爆発反応装甲が使用可能になり、カスタマイズ次第による装甲量の増加や削減といった自由度の向上に繋がるようになった。
装甲材質も変更され、ユニット内部に格納されるモジュール部はコマブロを用いたオブザーバーカメラを標準搭載し、重金属金床プレートと古代都市の技術を使用して擬似的に再現した強化深層岩セラミックの複合装甲及び、それらの装甲量を減らしリアクティブアーマーを搭載した爆発反応装甲の2種となっている。
機動力
艦船にも使用される様々な燃料で動かす事が可能な改良型かまどガスタービンエンジンが使われており、中戦車形態以上は約1500hp、軽戦車形態でも約1000hpの出力となっている。パワーパックがモジュール化されたことによって交換が容易になり、整備性が向上している。
運用
現在ファントムが運用している戦車1800両のうちの1620両全両を随時Mk.2に更新する予定である(残り180両はType 03のMMBT)。内訳も900両が軽戦車形態で残りが中戦車形態以上になり、平時の稼働率は50〜60%を維持していく形となる。
元々2700両近い戦車を保有していたものの1/3が削減されており、元々保管していた物と合わせて720両のMk.1が予備保管される。
ICF輸出可(!?)です