新秩序
三日間に及んで開催されたエレクシア会談は、両国の代表が双方の署名を記者団の前に掲げたことにより遂に終わりを迎えた。
一部のジャーナリストが不可能であると推測してきた約8ヶ月もの間続いた冷戦の終結を意味する包括的な条約である「利雲条約」が締結されたのだ。これに対し連合王国とその他ヘルムの王であるエリザベス女王は歓喜の声を上げており、トレント外相はECSC諸国との更なる関係改善と全面的な禁輸処置を撤廃する意向を示している。
また連合王国海軍により配備地点が明かされていなかったモヴェーレ・クルース級戦略原子力潜水艦3隻がカリブ海にて連合王国国旗を掲げ浮上する姿が確認されており、連合王国のテイラー首相は会談後、今後訪れる新たなポスト冷戦の時代として今日の冷戦終結を「新秩序」と呼んでいる。
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