始聞仏乗義 (法華三昧、三因仏性)について
http://blog.livedoor.jp/inae_sokagakkai/archives/1997056.html
二種の開会とは、法華経巻第三薬草喩品第五の文に由来している。その文とは「唯だ如来のみ有って、此の衆生の種相体性、①何の事を念じ、②何の事を思い、③何の事を修し、④云何に念じ、⑤云何に思い、⑥云何に修し、⑦何の法を以て念じ、⑧何の法を以て思い、⑨何の法を以て修し、⑩何の法を以て何の法を得ということを知れり」である。
この就類種開会とは三因仏性を開発することに他ならない。ゆえに、日蓮大聖人は、天台大師の法華玄義巻九下、法華文句巻七上の取意としての「凡そ心有る者は是れ正因の種なり随つて一句を聞くは是れ了因の種なり低頭挙手は是れ縁因の種なり」の文を引用されているのである。
ここにいう正因の種とは、一切衆生が本然的に具えている仏性のことで、この正因の仏性を事実の上に顕して覚知する智慧を了因の種といい、経文の一句でも聞き、理解したり、了解したりすることのなかに現れてくるものである。また縁因の種とは、〝低頭挙手〟して仏や化導の師を敬うことや仏前に香華、灯明を供えること、合掌することなどにみられるように、了因仏性を開発する助縁となる善根功徳を指す。
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