これに対し仏の見解は、表層の第六意識での認識ではなく、深層の第七末那識による認識となります。
人間の認識は八つの識層によって成り立っていると説くのが『唯識』です。
この唯識では人間の意識は我々が通常認識している表層意識と、認識する事無く深層で無意識滝に意識とは関係なく働いている深層意識とがあると説きます。
前者の意識を第六意識といい、後者を第七末那識と言います。
第六意識は感覚器官である前五識を対象として起こる意識で、第七末那識は、その更に深層にある第八阿頼耶識を対象として起こる意識です。
『唯識』については、こちらで詳しく解説しております。
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