妙法蓮華経の五字は、
五仏性、および五智の如来の種子だと。
如来とは無為であり、「如来の種子」とは
無為の法である事を意味します。
阿弥陀佛はお釈迦さまが顕された有為の仏です。
有為を対境としてもそこで観じ取れるのは有為の法でしかありません。
有為の法とは、此縁性縁起であり相依性縁起であり不二の法門です。
過去に仏との因縁が阿頼耶識にある仏道者は、対境の阿弥陀佛を因として自身の阿頼耶識に眠っている仏との因果を取り出す事が出来ます。
その取り出した仏との因果を因として縁起が起こり、覚りの縁起が起こります。
この仏との因果は、因位と果位とが同時に同体で備わる無漏の種子です。
これを因果俱時と言います。
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