仏道の『阿頼耶識システム』

非空それは真如(無為)の世界 / 15

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法介 2024/04/05 (金) 20:12:26 修正

自分への執着が無くなると今まで見えていなかったものが見えてきます。

それは相手の心です。

「こんな事言ったら相手はどう思うだろうか」とか、

「あの人どんなに辛い思いをしているのだろう」といった

相手を想う心です。

それが自分と他者を分別しない無分別の心です。

「犬と自分が無分別」で無情を感じるのも良いかと思いますが、

(※ ↑禅宗の方が良く言われるんです)

まずは相手の気持ちに寄り添う心を持ちましょう。

相手をトンチで言い負かして悦に浸るのではなく、

(※ ↑禅宗の方が良くやられているんです)

「なるほどこの人はこんな風に考えるんだ」と

相手の考えを理解し尊重できる思考を身に着けましょう。

そんなこと言うけど日蓮さんだって他宗を片っ端から否定されてたじゃないですかって?

「教え」と「解釈」は違うんです。

教えというのは数学みたいに正しい答えがあるんです。(真理)

しかし「解釈」は、境涯によって異なって来ます。(四悉檀)

日蓮さんは仏の「教え」を法四依をもとにして正されていたに過ぎません。

それをしなければ仏教で説く真理が、人の数だけある事になってしまいます。

お釈迦さまが説かれた究極の真理は一念三千という無為の法、ただ一つなんです。

その一つの究極の法を説く為に三乗の教えをその下地として説かれております。

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