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@楽な道を選んだ:10/26(土) 午後5時26分
私は原理的な部分に焦点を当てます。例えば「世界五分前仮説」のように、私たちが当然と思っていることも、深く掘り下げていくとその基盤は脆い。そうした文脈を踏まえれば、「誰もが等しく認識できる」ものが何か、「主観を独立した立場」とは何か、議論の余地は残ります。これを無視して「温度は誰でもわかるから客観的だ!」と簡単に片付けるのは学問への冒涜です。
また、「温度計」という形而下の物で「客観性」という形而上の概念を例えるのは誤りです。本質が互換できていません。極めてナンセンスです。
さらに、「論点先取」は「証明すべき命題を前提として用いる」というものです。たとえば、「日本人かどうか」が論点であれば、それが証明すべき命題であり、事実かどうかもわからないのに、それを前提に話を進めることは誤りです。統計が根拠として効力がある状態は、結論が不明瞭な状態でしょう。それを理解せずに、統計を基にした大衆の判断をレトリックで不当に貶めることは、客観性における他者の視点から目を逸らしていますね。
椎名林檎の「長く短い祭」が、心理的な時間と物理的な時間を恣意的に分けて解釈されていることも疑問です。勝手に解釈しないでください。心理的な時間と物理的な時間は密接な関係にあり、哲学者ベルクソンは「主観的に認識される時間が、時間の本質だ」と主張しています。心理的な時間の波を示しているなど、色んな解釈があるかと思われますよ。視野を広げましょ。
さらに、「多義的な意見」は音楽理論の比喩を通じて、主観と客観の両方を意味していることが理解できます。繰り返しますが、言葉を部分的に静的に捉えるのではなく、文脈を動的に読み解いてください。文章は生きてるんです。あなたの目や思考がその命を殺しているだけで、実際には文章はとても生き生きとしているのです。エクリチュールだからこそ呼吸を意識することが重要です。
満場一致のパラドックスに関しても、多数決が客観性の条件ではないと理解されているはずですが、なぜ100人全員の同意を求めるのでしょうか?あなたが言いたいのはその先にある「真理」では?ならば100人全員の同意を求めるのはよくない。なぜなら、異なるルールのもとで生活する人々にとって、その「真理」自体が無意味になることもあるからです。万人に共通の認識が定義だなんて現実的ではないですね?クワス算を参考にどうぞ。
@楽な道を選んだ:10/26(土) 午後5時26分
さて、あなたは繰り返すのが好きなようなので、私もあなたのスタイルに倣って繰り返しますが、「普遍の真理」として引用された語義はどこから来たものでしょうか?辞書によって定義が異なることは、学問を少しでも学んだ人なら理解できることです。特に「客観性」なんて言葉は時代や文脈によって多様に解釈されてきました。
コトバンクでは次のように定義されています。
「1 主観または主体を離れて独立に存在するさま。2 特定の立場にとらわれず、物事を見たり考えたりするさま。」
ここに「誰もが等しく認知可能であること」といった条件は含まれません。私の当初の意見に照らし合わせると、「周りからは特定の立場(主観)にとらわれているようにも、そうでないようにも見える」となりますね。矛盾なんて存在しなかったわけです。おっと、反論しないでくださいね。何しろ「語義とは不変の真理。動かしようのないもの」なのですから。
仮にあなたが引用している辞書が立派でも、他の辞書でそのような条件が見つからない限り、それを真理だと断言するのは、真理に失礼です。
それでもなお、あなたが「客観性」に「普遍的な認知」を求めるのなら、それは辞書ではなく、あなた自身の信念や哲学に根ざしているのでしょう。なんだ、あなたも持っているじゃないですか。皆が認めなくても真理だと信じる何かを。
余談なんですが、辞書を持ち出してくる人って嫌いなんですよね。辞書で何か解決したことあります?ペラい定義を引っ張り出して、そこから自分の価値観や深い洞察を展開してくれる人なんて、まあおでん以外見たことないですね。辞書を振りかざして「これで正しい」と主張するだけ。手元のピースだけでパズルを無理やり完成させようとする。それで出来上がるのが穴だらけでスカスカのパネル。もう少し考えるということをしていただければと思いますがね。辞書は議論の出発点であり、片付けるための必殺兵器ではありません。
さて、不死の体を持つ最強の英雄アキレスは、他の戦士たちよりも劣るパリスに弓で打ち負かされました。パリスは正面から挑むのではなく、アキレスの唯一の弱点、アキレス腱を狙ったのです。今回の議論の構図に似てますね。真正面からではなく唯一の弱点を探し、そこに狙いを定めて攻撃しようとしたあなた。しかし残念ながら、その逸話と異なる点がひとつだけあります。私には隙がなかった。それだけのことです。
ぱぴ子:10/26(土) 午後6時25分
- 100人が認めるもの云々
多数派と客観性は違うと先述したのに何を言ってるんですか?まだ多数派論証に陥ってるんですか?先に進みましょうよ。温度計のくだりの表現は「誰が見てもそうなる」という意味で使ったのはわかりそうなもんですが。
- 陰謀論者云々
客観的事実を前にして信じようとしない人はその人が目に見えるものを信じたくないだけでしょう。受けての問題と主張の問題を分けて考えて下さい。
- 宇宙飛行士云々
直視したものだけが客観的だなんて一言も言ってません。架空の主張に反論するのやめましょう。藁人形幾こさえてそれと喧嘩でもしてるんですか?
- 学問への冒涜
正しい前提を見誤れば未知の領域から真理など追求できませんよ。普遍的なことから新しい何かを生み出す。これを否定することこそ学問の本質を理解できてないと言えます。
- 形而下云々
事実やデータが客観的だってのは君も認めていたよね?それって形而下なのでは?
- 論点先取
先述した通り、その例示の論点は日本人かではありません。論点は「客観性」と「多義性」の差分です。こちらの主張を無視して結論を根拠にもちいる今のあなたの言説こそ論点先取です。
- 長く短い祭
この歌詞に対するあなたの解釈はどうか知りません。そこが本質ではありません。
どのような見地で見るかによって「長い」「短い」の意味が何を指しているのかが変わるという根拠を提示したまでです。まずはこれに反論しましょう。
-多義的な意見
文脈を通して見ろ?文脈や音楽の比喩が言葉の概念と整合しない。それだけのことです。理由は先述してる通り。
- 満場一致のパラドックス
100人の同意を求める?また藁人形持ち出してるね。そんなことどこでも言ってません
- 語義
あら。辞書お嫌いでは?辞書に囚われてはいけないと言っていたのはあなたですよ。それにそこに書いてある「特定の立場にとらわれず」は視点の偏りから離れるという意味では?あなたの意味不明な賛否両論説を否定しているように見えますよ。
お疲れ様でした。
タイムリミットに間に合わせようと思ったがむりでしたね。楽しかったです。ありがとうございました。
楽な道を選んだ:10/26(土) 午後6時27分
お疲れ様でした。試合とは関係なしに感謝を。これが勝ちでも負けでも、なかなか楽しい試合でした。最後までやり遂げたあなたに敬意を。