雑火屋
Colt_M1877
2016/03/16 (水) 23:45:50
男は彼を吹っ飛ばした筋肉──ドリランドと対峙する。
「よし、これでやれる。ありがとうな、ターシレオ。
──さて、俺の命の恩人とも言える男をこうも再起不可能にしてくれたこと、どう償ってくれようか。」
「............ッ!!!」
ドリランドはその拳を放つ。
対して雷霆を鍛えし者はその場を離れず、放たれた拳を短剣で受け止める。
「はあ、その程度。所詮筋肉。神が鍛えた剣を破壊できるわけがあるまい」
ドリランドはまた、拳を放つ。
やはり短剣に受け止められ、雷霆を鍛えし者は傷一つ負わない。
「だから意味がないって............じゃ、愚かしい貴様に、我が神の力をお見せしよう」
そう言って、彼は剣を構える。
「彼の雷霆は我にあり、
我が原点は彼にあり!
伝説に生まれし剣の造り手よ、
神域の技術を此処に体現せよ!
我が名は────────!」
「『雷霆を鍛えし者』!!!」
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