雑火屋
Colt_M1877
2016/03/16 (水) 22:42:19
「---止めないで。私は逃げなきゃいけないの」
「はぁ。逃げるって、誰から?」
誰から?そんな言葉が、私を貫いた。
私は誰から逃げているのだろう。
彼らの死体?違う。彼らにはもう意思なんてない。何か語りかけてるとしたらそれは私の妄想だ。死人に口無し。
あの町?違う。地面や木、空が喋るわけない。それは私の妄想だ。
そう、すべて私の妄想だ。ただ罪悪感に浸っているだけ。誰も悪くない。
何故なら、このゲームのルールは、殺し合い。ただそれだけだから。
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